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2026年8月30日日曜日

居酒屋「おうち」で『鍋島Summer Moon吟醸』

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一昨年、昨年と、夏は猛暑でかなり暑かった記憶がありますが、今年の夏はそれ程ではなかったと思っています。また、8月は鉄道の繁忙期があったため仕事もほぼ夏休みで、9月からは少し忙しくなりそうです。そう云えば、9月の末頃は「久慈あまちゃんマラソン大会」にもエントリーしているので、先ずは練習を頑張っているところです。

さて、小学校から高校時代までの同級生S君は、仙台で勤めておりました。彼は仙台に骨を埋めるものと勝手に考えていたのですが、昨年末に偶然に近所で出会いました。何と、八戸に帰郷したとの事で驚いた私です。私と彼の共通の友人M君とで、久しぶりにお酒を吞もうという事になり、近所にある「小料理屋おうち」に集合となりました。

小料理屋おうち   三人でカンパ~イ

乾杯は彼らが生ビールで、私はもちろん日本酒です。お品書きより選んだのは、佐賀県鹿島市の富久千代酒造場が醸す『鍋島Summer Moon吟醸』です。創業は大正末期ですが、平成10年にネーミングを一般公募により、佐賀県の江戸期の呼称、鍋島藩三十六萬石に因み、新ブランド『鍋島』を立ち上げました。平成23年のIWC大吟醸部門で(トロフィー)最優秀賞を取り、今では入手困難酒の域に到達しています。

富久千代酒造場では『Moon』シリーズとして、春は酒造好適米の但馬強力を使った『BlossmsMoon』。夏はこの『Summer Moon』で、秋が雄町と愛山を使う『HorvestMoon』、冬は新酒となり、雄山錦の『NewMoon』を醸しています。今回の『鍋島Summer Moon吟醸』は、夏季限定で「夏の吟醸酒」がコンセプト。ラベルの「Nabeshima」の「i」の点に三日月を充てるという、おしゃれな感じが何ともいえません。








SummerMoon

酒米は、兵庫県旧米田村産の特上「山田錦」を50%まで磨いた、本来大吟醸の造りで、多良岳山系からの良質な地下水を仕込み水に醸しています。スッキリ感を醸すためでしょうか、醸造アルコールを添加した、ALC15度の一応夏酒です。細かなスペックは、残念ながら非公表としています。

ワイングラスで登場したお酒は、日本酒を優雅に装います。お酒の色は透明で、シュワシュワとした微細な泡が、グラスの周りに円く張り付いています。香りは、ミックスした果汁から漂うような吟醸香。ひゃ~旨そ~。口に含むとラムネのようで、且つジューシーな甘さを感じますが、ALC15%とは思えないスッキリとした呑み口。そして角のない酸味を感じながら呑み込むと、ほんのりとした苦味でキレてゆきました。冷え冷えで頂いたので、お酒の旨さが際立ったものと感じております。さすが『鍋島』でした。

その後、『鍋島純米吟醸五百万石生酒』を感動しながら頂き、お酒のお品書きの中から選んだのが、『赤武F』でした。過去イチ酒名が短いっ‼。

鍋島五百万石  赤武F

このお酒は岩手県盛岡市の赤武酒造が醸していますが、前身は東日本大震災で被災した大槌町の『浜娘』を醸す酒蔵でした。蔵の息子さんが東京農大卒業後に杜氏として実家に戻りましたが、大きく被災した大槌町の酒蔵を諦めて、2014年に盛岡で20代の蔵人たちと赤武酒造を立ち上げます。彼らが目標に掲げたのは「日本を代表する銘酒を造る」でした。その目標は現在ほぼ達成され、今では『赤武』も爆発的な人気から、入手困難酒の一つになっています。

『赤武F』のFは「Foryou」の頭文字で、呑む人の心に寄り添うあなたのためにという想いを込めています。酒米は、岩手を代表する酒造好適米「吟ぎんが」を60%まで磨いた吟醸酒で、酵母は謎のF2酵母。仕込み水は北上川の伏流水を使って醸しており、スペックが日本酒度+2、酸度1.4、ALC15%となっている、こちらもアルコール添加で一回火入れのお酒です。

酒色はこちらも透明で、香りは爽やかな吟醸香。フルーティな味わいといい感じの酸味。総じてスッキリとした辛口の味わいになっていて、料理が美味しく頂けます。スイスイと頂いちゃいました~。最後には『豊盃純米大吟醸』を頂いてお開きとなりました。私が一番呑んだかもしれん。スイマセン、割り勘で。








豊盃純米大吟醸

18時から始まった語らいも、あっという間に21時となりましたが、全く話し足りない訳で、次回は柳町家での再開を誓って別れました。まぁ、別れたと云っても三人で仲良く歩いて帰りましたが。♪

\(。・_・。)ノ

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2026年3月1日日曜日

お歳暮のもう一本『鍋島 純米大吟醸 愛山45生酒』

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回を重ね第45回となる「八戸うみねこマラソン」に、RUNNETで先日申し込みました。スマホを操作し申し込むのですが自分の力では結構大変で、娘の助力がありエントリーを受け付けて頂きました。10㎞の部ですが1時間を切るのを目標としています。そして、毎年1歳ずつ年をとるのですが、目標を変えるつもりはありません。まぁ、頑張りたいという事です。

さて、日本酒通のF君より昨年末にお歳暮で頂いた日本酒の、二本の内の一本『田中六五山田錦純米酒生』を先月ご紹介致しましたが、残りのもう一本が通も唸る『鍋島 純米大吟醸 愛山』でした。前回呑ませて頂いたのは一昨年の五月で、こんなに美味しいお酒を何度も頂ける幸せに感謝しております。

このお酒は、佐賀県鹿島市の富久千代酒造場が醸しており、蔵の創業は大正末期の12年(1923)で、創業時の主力酒は『盛寿』、その後には蔵名を冠した『富久千代』を製造していました。昭和62年に蔵主兼杜氏となった三代目が、激減してゆく売上の現状を憂い、地元の若手小売店経営者たちと語り合いながら造ったお酒で勝負を掛けます。やっと形になったお酒は、ネーミングを一般公募により、佐賀県の江戸期の呼称、鍋島藩に因み、平成10年に『鍋島』として新ブランドを立ち上げました。ラベルの脇にある三十六萬石は当時の鍋島藩の石高です。また、その際には鍋島家の子孫の方より許可も得ています。

販売当初『鍋島』は、知名度も低く簡単には売れませんでしたが、転機は3年後の平成14年に挑戦した、国際酒祭りの純米酒部門で日本一に輝き、『鍋島』に一躍注目が集まりました。その後、平成23年のIWC大吟醸部門で(トロフィー)最優秀賞を取った事で、名実ともに『鍋島』は一気に全国区のお酒となりました。

三代目蔵主は、単に香り高く辛いだけのお酒では無く、優しく五感を刺激する「自然体のお酒」を目指していました。2023年には百周年を迎え、新たな目標の「日本を代表する日本酒を目指す」を掲げ邁進しています。




鍋島の愛山   肩ラベル

愛山はピンク  裏書をどうぞ






酒色は透明

『鍋島 純米大吟醸 愛山 』の酒米は、幻の酒造好適米で特等の「愛山」を45%まで削って使い、多良岳山系からの良質な地下水で醸したALC16%の生酒です。使用酵母、日本酒度、酸度は非公表ですが、日本酒度はマイナスなのは間違いありません。

開栓するとプシュッと生酒の醗酵音が。蛇の目に注ぐと、トロミがあるように感じます。酒色はほぼ透明で、香りは瑞々しくも華やかな吟醸香。口に含むと爽やかな呑み口なのに、ジューシーで重厚な甘さ。追いかけるように穏やかな酸がきて、辛さでキレてゆきました。酸味と辛さと渋味までがバランス良く調和しています。これは来年元旦のランキングに入るなぁ。

50代はハーフに出場していたのですが、13㎞付近から足首と膝の痛みに襲われ、ハーフを走れなくなりました。心肺機能の方は全く問題ないのですが足がねぇ。ハーフのうみねこラインを走ると、風光明媚で得も言われぬ感動に包まれます。ホントは走りたいなぁ。ハーフの部。♪

\(。・_・。)ノ

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2025年9月21日日曜日

佐賀の№1は今『光栄菊Hello!KOUEIGIKU愛山無濾過生原酒』かも

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今年もお盆を目前に、日本酒の在庫がほぼゼロになってしまい、仕事でお世話になっている日本酒通のF君に、何か分けてもらえるお酒を聞いたところ、何と何と『光栄菊Hello!KOUEIGIKU愛山無濾過生原酒』を分けて頂くことが叶いました。ありがと~F君!。

このお酒は佐賀県小城市の光栄菊酒造が醸しており、明治4年に創業ですが平成18年に一回廃業しています。しかしその廃業した酒蔵を現在の蔵主が買い取り、銘柄もそのまま引き継ぎました。購入した酒蔵は建物や醸造設備の傷みが激しく、屋根や内外装を張り替え、醸造設備も殆ど全部を新たに揃えました。そして、愛知県の藤市酒造で『菊鷹』を醸していた杜氏に参加してもらい、新たな『光栄菊』を立ち上げました。酒蔵のスラスラと簡単に書きましたが、筆舌に尽くしがたい、物凄く大変な努力と労力をかけて立ち上げています。どんなに大変だったかは酒蔵のHPを見て下さい。

そしてこの酒蔵は、何と3年目で『鍋島』や『七田』『東一』と第1位を競るようになって、現在では入手困難酒の仲間入り。通販では一人様1本限りの注意書きが付いたり、抽選会に取り上げられたりしています。すごいぞ!『光栄菊』。

光栄菊黒ラベル  開栓注意票

開栓したら泡が  愛山は黒ラベル

裏書をどうぞ  滓でトロトロに

『光栄菊Hello!KOUEIGIKU愛山無濾過生原酒』の酒米は、酒米のダイヤモンドと云われる「愛山」です。父に山雄67、母に愛船117を掛け合わせ誕生した「愛山」は、心白が大きく溶けやすい性質を持った、濃醇で優しい味わいの酒米です。この「愛山」を50%まで磨いて、仕込み水には清水川の伏流水を使って醸しています。おりがらみの生原酒なのにアルコール度数は14%と割と低アルコールに仕上げています。酵母とスペックは非公表としていますが、日本酒度は-7、酸度1.4くらいでしょうか、滓がらみの大吟醸生原酒です。

開栓すると「ボンッ」と大きな音がして、シュワシュワとバブルが湧き上がりました。蛇の目に注ぐととろみがかり、たくさんの滓が舞い濁っています。また細かなバブルが蛇の目の中で無数に湧き、壜の中でもバブルが湧き続けています。

香りは爽やかで、白ブドウかリンゴのような香り。口に含むと甘酸っぱさが濃くジューシーで、舌にバブルが心地よく刺さります。後味の苦みも仄かで、総じてバランスが良く、且つジューシーさが図抜けています。三日後、一週間後とこの旨さが続きました。これは今年の1位かなぁ。とにかくランキングの上位に入るなぁ。

F君にはいつも無理を言って、美味しいお酒を融通してもらっています。本当に感謝しかありません。よし、それでは仕事で恩返しするか!と思っても、仕事でも世話になりっぱなしなので、本当にどうにもなりません。人生の先輩としてなら太刀打ちできるので、何かの時に恩返しができるかもと思うしかありません。ありがとうF君。♪

\(。・_・。)ノ

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2025年7月20日日曜日

いつもの三人で乾杯は「産土2024香子(かばしこ)五農醸生酒」(前編)

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7月に入って暑い日が続いており、草花を愛でて且つ野菜を収穫している身には、なかなか大変な気候であり、また天気が良い事が全て幸せに繋がる事ではない事に、不信感を募らせている今日この頃です。

さて、ここ何年か以前勤めていた会社の社員の人たちと、一緒にお酒を呑む機会に恵まれ、彼らが持ち込む美味しい日本酒を、三人で頂いております。今回、私が彼らのために腕に撚りをかけて準備したお料理は、「サーモンのユッケ」「手羽中と大根のサッパリ煮」「カニカマと厚揚げのオイスターソース炒め」「かぼちゃのチーズホットサラダ」「白菜のサラダ」、そしてスーパーから購入したのは「お刺身」「ホッケの焼き魚」でした。以前、料理した中で美味しかったものを厳選して準備しましたが、どうだったんでしょうかねぇ。

今回、日本酒通のF君が、自宅の日本酒専用冷蔵庫から持ち込んでくれたお酒は、やっぱり入手困難酒ばかりで、日本酒が好きな方なら垂涎のお酒ばかりです。乾杯は熊本で人気ナンバーの花の香酒造が醸す『産土2024香子(かばしこ)五農醸生酒』(四合壜)です。凄い!初産土だぁ~!。



産土香子  裏書をどうぞ

象形文字か? バブルが張付き

花の香酒造の創業は明治35年で、地下水の豊富な熊本県の北に位置する、玉名郡和水町に蔵を構えています。現在の主力酒は『産土(うぶすな)』で、「土地の守り神」「自然からの恩恵を生み出す母体」などをいう言葉を酒名にしています。全国の酒販売店員が消費者に最も薦めたいお酒を選ぶ「酒屋大賞2023」で第二位のシルバーを、花の香酒造が『産土(うぶすな)』で受賞しています。やっぱりねぇ。

そして酒名の『産土2024香子(かばしこ)五農醸生酒』の「香子」は酒米の名前で、江戸時代には高級米として九州地方で作付けが行われていました。名前に「香」の字がある通り香りが高く、普段の食用米にほんの少し混ぜ込むと、香り豊かになる特別なお米でした。40粒ほど残っていた種籾から、3年の月日を掛けて復活させ、漸く日本酒を醸すことができました。

また「五農醸」は、一・菊池川流域の酒米、二・生酛造り、三・木桶仕込、四・無施肥、五・無農薬の事を表しています。

酒米は前述の「香子」で、酵母は酸が穏やかで華やかな香りの熊本酵母とも云われる協会9号酵母。仕込み水は地下から湧き上がる自然水を井戸から汲み上げて使って醸しています。ALCは13度と夏酒の領域です。

さて乾杯とキャップの保護シールをクルクル外したら、「ドンッ」という大音響とともに栓が天井にぶつかって床に落ちました。三人とも顔を見合わせビックリ。気を落ち着かせ蛇の目に注ぐと、内側に大きめのバブルがビッチリと張付いており、酒色はほぼ透明。香りは「香子」の割には大人し目のドライな香り。口に含むと口腔もシュワシュワとバブルが刺さりますが、ALC13度の軽快な口当たり。スッキリとした甘さと、果実のような優しい酸。後味に渋みがきて、キレてゆきました。白ブドウのスパークリングワインのようで、呑み飽きしない味わいに直ぐに無くなってしまいました。残念!。

感動の『産土』に続くお酒は、佐賀県が誇る小城市三日月町の光栄菊酒造が醸す『光栄菊甕月無濾過生原酒』で、創業は明治4年ですが平成18年に一度廃業しています。しかしその廃業した酒蔵を現在の蔵主が買い取り、銘柄もそのまま引き継ぎました。酒蔵は建物や醸造設備の傷みが激しく、屋根や内外装を張り替え、醸造設備も殆ど全部を揃えています。そして、愛知の藤市酒造で『菊鷹』を醸していた杜氏に酒造りに加わってもらい、一新した『光栄菊』を醸しました。

今回の『光栄菊甕月無濾過生原酒』の「甕月」は、平安時代に当地が甕月(みかづき)郷と呼ばれていたこと、そして2019年の水害でも挫折することなく、酒造りができた感謝の気持ちを胸に、三日月町から甕を壜に変えて多くの方々へ呑んで頂きたいと云う思いで名付けられています。



栄光菊甕月  裏書をどうぞ

酒色は透明で 三人で呑む

酒米は幻の酒米と云われる岩手県産「亀の尾」を40%まで磨いた大吟醸造りで、酵母は非公開ですが、菊鷹で使っていた泡有りの8号酵母かも。仕込み水には清水川の伏流水を使ったALC14度の無濾過生原酒です。スペックも非公表としていますが、日本酒度は±0、酸度1.6くらいでしょうか。

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは完熟メロンのようなセメダインっぽい香り。口に含むと優しくもキリッとした呑み口でジューシー。酸味は果物の酸のよう。「亀の尾」の旨味と、無濾過を感じさせない澄んだ味わいは、さすが『光栄菊』と思った次第です。

さて、三本目は真打登場です。F君渾身のお酒が登場する次回をお楽しみに。何が出るかなぁ。多分「よくこんなお酒を持ってきたな」と、皆さんビックリする事請け合いです。♪

\(。・_・。)ノ

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2025年5月18日日曜日

佐賀は旨い酒の国『東鶴冬支度おりがらみ純米生』

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今年もいろんな野菜の苗を植えました。昨年の失敗を忘れずに今年に活かし、美味しい野菜になるように、毎日手入れをします。植えたばかりなのに、もう収穫が楽しみな私です。

ズッキーニ  キュウリ

トマト  ナスの苗

さて、冷蔵庫の買い置きが底を尽き、堤町の「ひろがる酒店」さんに飛び込みました。事前にスマホで当を付けていたので、迷うことなく購入させて頂いたのが、今回ご紹介する『東鶴芽吹きうすにごり生』です。

佐賀県は『鍋島』や『七田』、『東一』、『光榮菊』など、旨い酒が数多くあり、且つ、九州一お酒を呑む県民性と相まって、次々と美味しいお酒が誕生しています。そんな佐賀県多久市の東鶴酒造が醸す『東鶴』は、幕末の1830年から続く老舗の小さな酒蔵で、お酒が売れずに廃業寸前となったのですが、長男が他の酒蔵で修行した後に自身の酒蔵を継ぎました。「呑んだ人がおいしいと言ってくれるお酒を目指す」を掲げて酒造りに奮闘します。また、より美味しくなるようにと仕込み水も、10mの井戸を更に100mまで掘り下げてまで、軟水の水に変える拘りで、150石と小さな蔵ですが家族総出で旨い酒造りを目指しています。

佐賀の銘酒東鶴  多久の山々が




裏書をどうぞ  上澄みにバブルが







撹拌すると濁って

『東鶴芽吹きうすにごり生』の酒米は生卯粒で多収な「レイホウ」を、60%まで削って使います。酵母は二種類で、バナナのような香りと穏やかな酸が特徴のK1401酵母と、円やかな味わいに華やかな香りのK1801酵母です。濾過せずに壜に詰め、火入れをしない薄にごりの生酒で出荷しています。日本酒度は-1、酸度は1.5で、アルコール度数は15%のお酒は、木々の芽吹く春の季節限定酒となっています。

振らずに開栓しグラスに注ぐと、酒色はほぼ透明でシュワシュワと微発泡が蛇の目に張り付いています。香りは甘酒のように優しく穏やか、また白桃を思わせる香りが。口に含むとバブルが舌にピリピリと、サイダーのように刺さります。甘さが強くジューシーで、呑み込むと咽喉の奥に苦味がきてキレてゆきました。

今度は壜を少し振り蛇の目に注ぐと酒色は少し濁っており、滓が蛇の目の中で待っていました。香りは最初と同じく、味わいはジューシーさが増したようでした。後口もスッキとして旨味たっぷりの、感動を覚えるお酒でした。蛇の目をグイッと干して、思わず「旨い‼」と唸ってしまった私です。う~ん、このお酒はお正月のランキングに入るなぁ。

畑の野菜も大切ですが、花壇の草花も可愛がっています。肥料と病気対策をしっかりと管理して、奇麗な花が咲くように頑張っています。♪

\(。・_・。)ノ

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2024年8月19日月曜日

続・友人たちと憩う『光栄菊月光純米大吟醸うすにごり生原酒』

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今回は先週の「海ぼうず」さんでの懇親会の続きとなります。100分呑み放題で12種類のお酒を頂戴しました。ラストオーダーは『花芽実特別純米滓がらみ生原酒』で中締めのはずが、酔いに任せて最上段のお酒に手が伸びてしまいました。ここで止めておけばよかったのになぁ。

先ず、N常務がこれっと指を刺したのが、三重県の至宝『而今雄町火入れ』でした。同じ「火入れ」でも旨さのケタが違います。勢いそのままに、みんなでグイッと吞んで「旨い!!」と連呼。「よーし!」と勢いに乗って次に頂いたのが『光栄菊月光純米大吟醸うすにごり生原酒』でした。

而今雄町火入  光栄菊月光

このお酒は今、入手困難酒に数えられるお酒で、佐賀県小城市の光栄菊酒造が醸しており、明治4年に創業ですが平成18年に一回廃業しています。しかしその廃業した酒蔵を現在の蔵主が買い取り、銘柄もそのまま引き継ぎました。購入した酒蔵は建物や醸造設備の傷みが激しく、屋根や内外装を張り替え、醸造設備も殆ど全部を新たに揃えました。また、愛知県の藤市酒造で『菊鷹』を醸していた杜氏に参加してもらい、新『光栄菊』を立ち上げました。

3年目で『鍋島』や『東鶴』『東一』と第1位を競るお酒となって、5年目の今では入手困難酒の仲間入りをして、通販では一人様1本限りの注意書きが付いたり、抽選会に取り上げられたりしています。

『光栄菊月光純米大吟醸うすにごり生原酒』の酒米は「山田錦」にも引けを取らないと云われる「八反錦」。心白が大きく溶けやすい性質を持った酒米です。多分それを50%まで磨いた大吟醸でしょう。酛造りに時間を掛けながら醸し、酵母は非公開ですが、菊鷹が使っていた8号酵母かも。仕込み水には清水川の伏流水を使った無濾過生原酒です。うすにごりの生原酒なのにアルコール度数は14%と割と低アルコールに仕上げています。スペックは非公表としていますが、日本酒度は-5、酸度2.0くらいでしょうか。

グラスに注ぐと、おりがらみらしく濁っています。香りは華やかにパインの香りが。口に含むと驚くほど華やかでジューシー。本日のイチバンです。甘さはそれなりですが、酸がジューシーです。甘さ・酸・辛さのバランスが良い、素晴らしいお酒でした。

ジューシーな余韻を楽しみながら、『光栄菊』より美味しいお酒をと次に選んだのが、こちらも入手困難酒の『信州亀齢ひとごこち無濾過生原酒』です。このお酒は長野県上田市の岡崎酒造が醸しており、創業は江戸初期の寛文5年(1665)の老舗です。酒名は「鶴は千年、亀は万年」と蔵と呑む人たちの長寿を願って命名されています。しかし、先代のお酒は売れず、蔵の存亡の危機が迫っていました。三人娘のうちの三女が蔵を継ぐために東京農大で醸造学を学び、またいろんな杜氏からも酒造りを学ぶ事で、自身が美味しいと思えるお酒を造り始めました。そのお酒が口コミで徐々に人気が出始め、今では入手困難酒となっています。

女将さんが注ぐ  信州亀齢です

『信州亀齢ひとごこち無濾過生原酒』の酒米は酒名の通り酒造好適米「ひとごこち」を55%に磨いて使っています。「美山錦」より大粒で心白の発現が良く、淡麗な味わいのお酒になるようです。酵母は蔵付きの酵母。菅平水系の水で仕込んだお酒で、無濾過の生原酒のまま壜に詰められており、スペックは非公表となっています。

蛇の目に注ぐと酒色はほぼ透明で、香りは華やでフルーティ。口に含むとフレッシュで、口の中にピリピリとしたガス感が。フルーティな甘さと果実のような酸味。呑み込むと辛さや苦味は無く、酸の心地よさを湛えながらキレてゆきました。

シメには『純米吟醸寫樂播州愛山』で打ち止めです。バナナかメロンかという香りに、愛山らしい甘酸っぱさがジューシーで、こちらも次元の違うお酒だと感心致しました。







寫樂純吟愛山

結局、しこたま日本酒を頂きました。ウチの奥様の「あまり酔っぱらわないようにね!」という言葉が、最初の内は頭の9割を占めていましたが、呑み進むうちに7割5割3割と少なくなって、結局、思いっきり酔って帰りました。和らぎ水も大ジョッキで2杯は飲んだのに。「失敗は成功の母」といいますが、本当でしょうか。「懲りないねぇ」という言葉が浮かぶ昨今です。♪

\(。・_・。)ノ

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2024年6月2日日曜日

愛山の旨さ爆裂『鍋島 純米大吟醸 愛山45生酒』

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先日長男夫婦に男の子が授かりました。これで柳町家の存続が明確になり、私的に肩の荷が下りた想いです。ウチの奥様が命名用紙に名前を書いて神棚に揚げ、新品のお酒の封を切って御神酒として神棚に備え、健康で元気に育つようにと八戸の家族みんなでお祈りしました。その際のお酒には、特段のご利益が増しますようにと、昨年末にF君からお歳暮として頂戴した、レアなお酒を使わせて頂きました。

そのお酒とは何と、佐賀県鹿島市の富久千代酒造場が醸す『鍋島 純米大吟醸 愛山』で、なかなか入手できない逸品です。蔵の創業は大正末期の12年(1923)で、創業時の主力酒は『盛寿』、その後には蔵名を冠した『富久千代』を製造していました。昭和62年に蔵主兼杜氏となった三代目が、激減してゆく売上の現状を憂い、地元の若手小売店経営者たちと語り合いながら造ったお酒で勝負を掛けます。やっと形になったお酒は、ネーミングを一般公募により、佐賀県の江戸期の呼称、鍋島藩に因み、平成10年に『鍋島』として新ブランドを立ち上げました。ラベルの脇にある三十六萬石は当時の鍋島藩の石高です。また、その際には鍋島家の子孫の方より許可も得ています。

知名度が低く簡単には売れませんでしたが、転機は3年の平成14年に挑戦した、国際酒祭りの純米酒部門で日本一に輝き、『鍋島』に一躍注目が集まりました。その後、平成23年のIWC大吟醸部門で(トロフィー)最優秀賞を取った事で、名実ともに『鍋島』は人気のお酒の仲間入りを果たしました。

三代目蔵主は、単に香り高く辛いだけのお酒では無く、優しく五感を刺激する「自然体のお酒」を目指しています。

鍋島の愛山   裏書をどうぞ







酒色は透明

『鍋島 純米大吟醸 愛山 』は幻の酒造好適米「愛山」を45%まで削り、多良岳山系からの良質な地下水で醸し、日本酒度-1、酸度1.4のお酒です。開栓し蛇の目に注ぐと、トロミがあるように感じます。酒色は微かに琥珀色で、香りは甘酒の様でもあり華やかにフルーティ、優しく穏やかな香りが漂います。口に含むと「愛山」の米が奏でる果実のようなジューシーさが濃厚で、仄かなガス感、穏やかな酸味と辛さと渋味までがバランス良く調和しています。まさに芳醇な旨味のお酒と云っても過言ではありません。これは旨すぎる!。これは来年元旦のランキングに入るなぁ。

孫の誕生を祝い、健やかに育ちますようにと神社に詣でるため、私は愛知県に行くことになりました。溜息の出るような列車の乗り換えも、二人の孫に会えることを考えると何のその。やっぱり「子供より孫は可愛い」・・・と云う一語に尽きます。ハイ。♪

\(。・_・。)ノ

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2023年7月23日日曜日

 乾杯は『鍋島 NEW MOON純米吟醸しぼりたて生』H君F君と家呑み

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7月に入り梅雨空と蒸し暑さに鬱陶しさを覚えます。しかし、畑の野菜や花壇の草花は、降る雨に感謝しながら大きくなっているようです。

さて、いつもウチでお酒を一緒に嗜むH君F君と、2月以来の機会に恵まれ日本酒を三人で頂戴しました。当日はいつもの通り私が料理担当で、F君は稀少日本酒持ち込み担当、H君は帰りの車の準備担当と役割分担は完璧です。

今回用意したお料理は、「鰹のたたきユッケ風」「ナス炒り」「焼き鳥」「新玉とサバ缶のマヨポン」「キノコの梅シソごま油和え」「ブタ肉とニラもやし炒め」「お刺身」「焼き魚」と、体重を気にするF君に忖度したローカロリーメニューとしています。

料理はこんな感じ  鍋島でカンパ~イ

F君渾身の乾杯酒は、最近では入手の難しい『鍋島 NEWMOON純米吟醸しぼりたて生』でした。このお酒は佐賀県鹿島市で約400石を造る富久千代酒造が醸しており、創業は大正末期です。平成に入った頃、酒類の小売り免許の規制緩和で、売り上げが低迷する事に危機感を抱いた蔵元は、九州を代表する酒を造りたいと一念発起して、新たな酒造りに挑戦しました。試行錯誤する事数年、平成10年にやっと納得のいく新たなお酒ができあがりました。新酒のネーミングは一般公募により、佐賀の江戸期の呼称であった鍋島藩に因み『鍋島』という名に決まり、新ブランドとして立ち上げました。その後、平成23年のIWC大吟醸部門でトロフィー(最優秀賞)を受賞し、現在では念願が叶って九州を代表するお酒となりました。

鍋島の『MOON』シリーズには『ニュームーン』『サマームーン』『ブロッサムムーン』の3種類ありますが、特にジューシーな『鍋島 NEWMOON純米吟醸しぼりたて生』が一番人気のようです。酒米は富山県産酒造好適米「雄山錦」で、多良岳山系からの良質な地下水で醸し、日本酒度+3、酸度1.3のお酒に仕上げています。

鍋島NEW MOON  開封危険



裏書をどうぞ  酒色は透明

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは仄かですが爽やかな果実香。口に含むと完熟の果実のような重厚な甘みのジューシーさで、後からくる微かな酸味と辛さが側面をサポートし、キレに苦味をほんのりと感じました。さすがに『鍋島』は違うなぁ。旨味たっぷりだなぁ。因みに、苦みの残る内に料理を頂くと料理の美味しさが倍増します。また、苦味が残る内にお酒を頂くと甘さが倍増します。上手く造っていますねぇ。今年のランキングに入るなぁ。

『鍋島』の余韻が舌に残る中、次に開栓したのは『大吟醸しずく取り寫樂』でした。福島県会津若松市の鶴ヶ城の門前にある宮泉銘醸株式会社が醸しており、四方を山脈に囲まれた地域で、盆地特有の寒暖の大きさ、雪解けの水による水源の豊富さが、美味しいお酒造りに適しています。創業は昭和30年と比較的新しい蔵ですが、主力酒はかなり有名な『會津宮泉』と『寫樂』です。因みに『寫樂』は、現社長が蔵に戻って平成19年に立ち上げたブランドで、且つ爆発的にヒットしたお酒です。

寫樂大吟醸  裏書をどうぞき







酒色は透明

『大吟醸しずく取り寫樂』の酒米は、酒造好適米の絶対王者「山田錦」を40%まで磨いた大吟醸で、仕込み水には磐梯山系伏流水を蔵の中にある井戸から汲み上げ仕込んでいます。出来上がった醪は袋に入れて吊るし、自重で滴り落ちる雫を集め壜に詰めた1回火入れの雫酒です。日本酒度は+2、酸度が1.4で、純米酒では無くアルコールが添加されています。

グラスに注ぐとこちらも無色透明で、香りは仄かに吟醸香が。口に含むと、先程の『鍋島』とは明らかに違って、スッキリとした甘さと、程好いジューシーさも感じます。上質できれいな酸味と仄かな辛さのバランスも良く、呑み込むと口腔には酸だけが残りました。三人で猛烈にお代わりをして、こちらもアッという間に空壜となってしまいました。

最後の1本は一升壜の『AKABU中獲六拾生』ですが、聞いた事ありますか?。このお酒は岩手県盛岡市の赤武酒造が醸していますが、前身は東日本大震災で被災した大槌町の酒蔵でした。蔵の息子さんが卒業後に杜氏として実家に戻り、被災した大槌町の酒蔵を諦めて、盛岡で2014年に赤武酒造を立ち上げました。今では『赤武』は全国規模の爆発的な人気で、入手困難酒にも近づいてきました。

今回の『AKABU中獲六拾生』は、ラベルも通常の『赤武』とは一線を画すシンプルラベルですが、実は品川の「かがた屋酒店」の別注品として仕込んだお酒で、このお店でしか購入できません。

酒米は岩手の誇る「吟ぎんが」で、柔らかで豊かな味わいになる酒米です。その「吟ぎんが」を60%まで磨いて使い、北上川伏流水で醸した純米吟醸酒で、斗壜の中間部分を壜詰めした生酒です。なおスペックは非公表となっていますが、呑んだ感じでは日本酒度±0、酸度1.4くらいでしょうか。



赤武中獲六十生  別注ラベル



裏書をどうぞき  酒色は透明

グラスに注ぐと少しとろみがあるように思えます。酒色は透明で、香りは爽やかでフルーティ。口に含むと瑞々しくジューシーで、甘さと仄かな酸、落ち着いた辛さがバランスよく味わえます。酒質は重くは無く、華やかで淡麗といったところでしょうか。「吟ぎんが」の米の旨味をしっかり出し切った味わいに感動しっぱなしでした。なかなか買えないお酒を呑ませて頂き、F君には感謝の気持ちでいっぱいです。

 毎回の決まり事で、夕方18時から開始し21時でお開きとなります。一人6合ほど呑んだはずですが、二人は素面の人のように普通に帰ってゆきました。この後、「家庭料理ぼたん」に直行し、またお酒を呑んだと後日聞いて驚いた私でした。考えられん!。♪

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