2025年9月21日日曜日

佐賀の№1は今『光栄菊Hello!KOUEIGIKU愛山無濾過生原酒』かも

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

今年もお盆を目前に、日本酒の在庫がほぼゼロになってしまい、仕事でお世話になっている日本酒通のF君に、何か分けてもらえるお酒を聞いたところ、何と何と『光栄菊Hello!KOUEIGIKU愛山無濾過生原酒』を分けて頂くことが叶いました。ありがと~F君!。

このお酒は佐賀県小城市の光栄菊酒造が醸しており、明治4年に創業ですが平成18年に一回廃業しています。しかしその廃業した酒蔵を現在の蔵主が買い取り、銘柄もそのまま引き継ぎました。購入した酒蔵は建物や醸造設備の傷みが激しく、屋根や内外装を張り替え、醸造設備も殆ど全部を新たに揃えました。そして、愛知県の藤市酒造で『菊鷹』を醸していた杜氏に参加してもらい、新たな『光栄菊』を立ち上げました。酒蔵のスラスラと簡単に書きましたが、筆舌に尽くしがたい、物凄く大変な努力と労力をかけて立ち上げています。どんなに大変だったかは酒蔵のHPを見て下さい。

そしてこの酒蔵は、何と3年目で『鍋島』や『七田』『東一』と第1位を競るようになって、現在では入手困難酒の仲間入り。通販では一人様1本限りの注意書きが付いたり、抽選会に取り上げられたりしています。すごいぞ!『光栄菊』。

光栄菊黒ラベル  開栓注意票

開栓したら泡が  愛山は黒ラベル

裏書をどうぞ  滓でトロトロに

光栄菊Hello!KOUEIGIKU愛山無濾過生原酒』の酒米は、酒米のダイヤモンドと云われる「愛山」です。父に山雄67、母に愛船117を掛け合わせ誕生した「愛山」は、心白が大きく溶けやすい性質を持った、濃醇で優しい味わいの酒米です。この「愛山」を50%まで磨いて、仕込み水には清水川の伏流水を使って醸しています。おりがらみの生原酒なのにアルコール度数は14%と割と低アルコールに仕上げています。酵母とスペックは非公表としていますが、日本酒度は-7、酸度1.4くらいでしょうか、滓がらみの大吟醸生原酒です。

開栓すると「ボンッ」と大きな音がして、シュワシュワとバブルが湧き上がりました。蛇の目に注ぐととろみがかり、たくさんの滓が舞い濁っています。また細かなバブルが蛇の目の中で無数に湧き、壜の中でもバブルが湧き続けています。

香りは爽やかで、白ブドウかリンゴのような香り。口に含むと甘酸っぱさが濃くジューシーで、舌にバブルが心地よく刺さります。後味の苦みも仄かで、総じてバランスが良く、且つジューシーさが図抜けています。三日後、一週間後とこの旨さが続きました。これは今年の1位かなぁ。とにかくランキングの上位に入るなぁ。

F君にはいつも無理を言って、美味しいお酒を融通してもらっています。本当に感謝しかありません。よし、それでは仕事で恩返しするか!と思っても、仕事でも世話になりっぱなしなので、本当にどうにもなりません。人生の先輩としてなら太刀打ちできるので、何かの時に恩返しができるかもと思うしかありません。ありがとうF君。♪

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