2022年10月31日月曜日

両関酒造のエメラルド級は『特別純米酒 翠玉』

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 私は会社勤めを卒業してからは、朝食にはパンとスープを頂いております。スープカップは八戸市の陶芸家後村弘樹氏の大きめのコーヒーカップを使わせて頂いておりましたが、同氏が講師の陶芸教室に参加し、指導を受けながら自前のスープカップを作成しました。自身が造ったカップで頂くスープの味は、市販品のスープでも味わいが少し違います。次回は角皿を造りたいと思っております。







スープカップ

さて、今回のお酒は最近続いておりますが、八食センターから購入させて頂いお酒で、秋田県湯沢市の両関酒造が醸す『特別純米 翠玉』です。創業は明治七年で、酒蔵の名は刀剣に由来し、東の大関は「正宗」、西の大関は「宗近」にあやかり、東西に跨がる酒蔵界の大関(当時は最高位)となるようにと『両関』にしたようです。現在の主力酒はこの翠玉と『花邑』で、特に『花邑』は『十四代』の高木酒造より技術指導を受け造られており、入手困難酒となっています。

翠玉』の酒名は、エメラルドのように非常に繊細なお酒と云う意味で名付けられており、こちらも簡単には入手できないはずのお酒だと思います。

特別純米翠玉  翠玉って



裏書をどうぞ  酒色はほぼ透明に

酒米は麹米、酒米ともに秋田県産米を使用し、酵母は自社培養酵母ですが、ひょっとすると山形酵母かも。栗駒山系から流れ込む皆瀬川の伏流水で、名水百選にも選ばれた「力水」により、ゆっくりと静かに発酵させる低温長期醸造法で、日本酒度-4、酸度1.5の甘口に仕上げています。蛇の目に注ぐと色合いは無色透明で、香りは仄かに仄かに爽やか系。口に含むとピリ感は無く、優しい透明感のある甘さを感じます。しかし、日本酒度-4の甘さには感じませんでした。辛さと酸味は穏やかで、呑み込むと口腔に酸味と苦みが残り、そのままスッとキレてゆきました。総じて軽やかで淡麗辛口のお酒でした。

ぐい呑みも3個造ったので、使って呑む楽しみがあります。しかし、陶芸教室に毎年参加するとぐい呑みがどんどん増えて、倉庫に追いやられるのではないかと心配しています。♪

(。・_・。)ノ

2022年10月24日月曜日

長野の『御園竹生酛純米濃醇旨口原酒蔵内生熟成』

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先日八食センターに行ってきました。お酒もそうですが、ここにはおいしいマグロがあるので、「酒」+「刺身」=八食センターと云う、数式が成り立っています。早速、北口の「和宏」さんで、マグロの切り落としを購入し、厨スタジアムの「勢登鮨」さんで肴を購入。そして南口の「八食酒屋地酒本舗」で俄然本気モードにスイッチを入れ、おさけの冷蔵庫を2往復して選んだお酒が、今回ご紹介する御園竹生酛純米濃醇旨口原酒蔵内生熟成です。

このお酒は長野県佐久市で創業が明治元年の武重本家酒造が醸しており、代表銘柄は『御園竹』と牧水です。『御園竹』は、皇室を指す「御園」と酒蔵当家の家紋である「竹」を合わせた名前で、開業以来のお酒です。もう一つの『牧水』は歌人の若山牧水が、この地で武重本家酒造のお酒を呑み詠んだ「しろたまの歯にしみとほる秋の世の酒はしずかに吞むべかりけり」が由来となっています。

またこの酒蔵の特徴は「生酛造り」で、昔ながらの製法を使い、通常であれば4週間ほどで仕上がる酒を、倍の8週間もの時間を掛けて、ゆっくりと仕込んでおり、偏に伝統技術を保存したいとの想いから手間暇を惜しまずに仕込んでいます。

御園竹生酛  竹が描かれ



ALC18%  酒色は割と琥珀色

御園竹生酛純米濃醇旨口原酒蔵内生熟成』の酒米は酒造好適米の「美山錦」で、「山田錦」「五百万石」に次いで生産量の多い酒米です。「たかね錦」に放射線処理をした際に、突然変異によって作られました。寒さに強くまた米粒が大きく心白の発現率が高い、東北地方に適した酒米です。仕込み水は蓼科山の伏流水を使い醸しています。残念ながら日本酒度等のスペックは非公開となっています。

利き猪口に注ぐとトロミがあるように感じます。酒色は割と琥珀色で、生酛の表示と相まって強い酸の予感が。香りはフルーティさを感じながら酸の香りも。口に含むと重厚な甘さが先ずガツンときます。すぐに咽喉の上方に酸が突き刺さり、口腔内にジワジワと辛さがきて、後味に苦味も。そのローテーションが繰り返されて二合を吞み切りましたが、アルコール度数18%の生酛は結構キツイと感じました。

因みに、長野県佐久市には『佐久の花』という美味しいお酒もあり、盛岡駅前の坂本酒店で2回購入させて頂きました。また行きたいなぁ、坂本酒店。そして愛知の『義侠』を買ってきたいなぁ!!。♪

(。・_・。)ノ

2022年10月17日月曜日

再開!「海ぼうず」さんで『咲耶美純米吟醸無濾過原酒』

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私がお気に入りで通わせて頂く「酒と肴と男と女 海ぼうず」さんが9月末に営業を再開しました。ご主人の体調不良により一月ほど休業していて、大変心配しましたが、だいぶ良くなられたとの事で、奥様もホッと一安心といったところでしょうか。私も安心した次第です。

3階には十四代も  1、2階も素晴らしい

そこで、先日、仕事でお世話になっているF君と、再開したばかりの「海ぼうず」さんに行ってきました。10月なので「純米酒」や「ひやおろし」が目立ちましたが、ものともせずにたくさんの種類を頂きました。乾杯は最強の普通酒で有名な、福島県西白河郡の大木代吉本店が醸す楽器正宗混醸愛山純米吟醸です。このお酒は福島県西白河郡矢吹町で、江戸末期の1865年に創業の大木代吉本店が醸しており、主要銘柄は『楽器正宗』と『自然郷』となっています。酒名は大正時代、当酒蔵へ立ち寄った朝香宮様がお酒を大変気に入り、随行した雅楽師の「酒造りも楽器を奏でるのも元は神様への捧げもの」と言った言葉が由来のようです。(スイマセン、前回の使い回しです~)

楽器正宗混醸愛山   裏書をどうぞ

楽器正宗混醸愛山純米吟醸』は混醸シリーズの第四弾ですが、混醸とは掛米と麹米に別々の米を使う方法で、今回は掛米に希少な播州愛山を83%、麹米に絶対王者山田錦を13%としており、この優れた酒米を使用して美味しくないはずがありません。仕込み水は那須連山からの伏流水で醸した、日本酒度-3の火入れのお酒です。

グラスに注ぐと少しトロミがありそうで、酒色は仄かに濁っているように思えます。香りは仄かにフルーティ。口に含むと仄かな甘くフルーティで、すぐに爽やかな酸、そして仄かな辛さを感じます。呑み込むと、口腔には酸味が残り、微かな苦みとともにキレてゆきました。F君と顔を見合わせ、「旨い!」と唱和しました。

土佐しらぎく   高千代AI-IPPON

亀泉無濾過生   宮寒梅純米吟醸

鳳凰美田純吟   天美特別純米

咲耶美無濾過   裏書をどうぞ

今回も次々と冷蔵庫よりお酒を取り出しましたが、何と読むのか気になったお酒が、群馬県吾妻郡で創業が明治5年の貴娘酒造が醸す『咲耶美(さくやび)純米吟醸無濾過原酒』です。生酒ではないのが残念ですが。主力酒は『貴娘』でしたが、現在の蔵元が平成19年に蔵を継ぎ、新ブランドとして手掛けたのが『咲耶美』です。日本の女神にして酒造りの神様「木花咲耶姫(このはさくやひめ)」から酒名を頂戴しています。

酒米は酒造好適米の美山錦を使い、酵母は低温で醗酵しやすく、かつ、華やかな香りの吟醸香のお酒となる9号酵母で、それをわさび田にも使っている「ぼくぼく弁天」の湧水で醸し、日本酒度+1、酸度1.7に仕上げた火入れのお酒です。

グラスに注ぐと香りは酸がキツそうでしたが、口に含むと「あれっ、甘さが割と強い」と思いました。一回火入れなのにガス感もありましたが、口明けであればもっと強いガス感だったのでは。きれいな酸と微かな辛さが甘さと相まって旨味になっていました。秋あがりのお酒なのでどうかと思ったら、美味しいお酒でした。

続いてのお酒は口明けの『KAWATSURU Olive純米吟醸生原酒(G)讃岐オリーブ酵母仕込みです。このお酒を醸す酒蔵は、明治二十四年(1891)の創業で、香川県の西端にある観音寺市の川鶴酒造です。酒名は、蔵の裏に流れる清流「財田川」に、鶴が舞い降りる夢を見たことから『川鶴』と命名。創業当時は約一万石のお酒を造っていましたが、2004年には約半分の五千石まで落ち込みましたが、現在の社長が就任後は品質と味わいを重視した結果、第2回KURA MASTERでは大吟醸の部で金賞を受賞するなど、知名度も上がり売り上げも上がっています。








KAWATSURU

KAWATSURU Olive純米吟醸生原酒(G)讃岐オリーブ酵母仕込み』の酒米は香川県産「さぬきよいまい」。酵母は香川を代表する島、小豆島のオリーブから採取した「さぬきオリーブ酵母」で、果実のような香りとみずみずしい呑み口を醸します。仕込み水は蛍の飛ぶ清流財田川の伏流水を井戸から汲み上げて醸し、日本酒度-7、酸度は2.2のお酒にしました。

酒色は透明で、香りはフルーティ且つ爽やかな吟醸香。口に含むとフルーティで甘さが心地良く、酸味は甘さとのバランスを保つように少し強めで、米の旨味を引き出した味わいは今日一のお酒でした。因みに、緑一色のラベルには、オリーブの枝と実が描かれています。分かりますかぁ。

栄光富士  大那13度原酒

その後は山形の『栄光富士GGAVITY純米吟醸無濾過生原酒』を呑んで、ラストオーダーは『大那特別純米13度原酒』というお酒で締めています。

海ぼうずさんが一ヶ月振りに復活し一安心ですが、今度は入っているビルが廃業のため、退店を余儀なくされており、お店の移転先が今後の焦点になってきます。陰ながら応援したいと思っておりますが、どういう風に具体的にと云われると、まぁ、早い話「呑みに行く」となります。♪

(。・_・。)ノ

2022年10月10日月曜日

八食センターで香川のお酒『金陵純米吟醸秋酒無濾過生原酒』

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暑い暑いと言っていた日々が懐かしく思えるほどに、涼しい、いや肌寒い日々が続いています。先日、八戸市美術展に行ってきました。八戸高校、八戸東高校の書道パフォーマンスの巨大な作品や、たくさんの作品を感激しながら拝見してきました。

書道パフォーマンス  作品は力作揃い

さて今回のお酒は、八食センターで購入させて頂いた『金陵純米吟醸秋酒無濾過生原酒』です。この時期は無濾過生原酒が渇水期で、売り切れ状態なので自ずと販売店は狭まります。しかし、こちらのお店はこれでもかと無濾過生原酒が立ち並び、選ぶのにも時間が掛かるほどなのです。

このお酒は、香川県仲多度郡琴平町で創業が寛政元年(1789)の西野金陵が醸しており、創業から金刀比羅宮の神酒となっています。また、酒名の『金陵』は、儒学者の頼山陽が琴平を訪れた際に、同地が中国の古都金陵を思わせるとの事に因んでいます。

金陵純米吟醸秋酒無濾過生原酒』の酒米は食用米の「あきげしき」で、粘り気が少なくさっぱりとした食感と歯ごたえが特徴のお米ですが、なんとこれを58%まで磨いて使用しています。酵母は全国の蔵元が大吟醸に使用し、鑑評会で金賞を受賞する「協会1801酵母。そして金刀比羅の象頭山から湧き出る軟水の「昭和井戸」の仕込み水で醸しています。それを春先に搾り、-5℃で一定期間貯蔵し、日本酒度+2、酸度1.4に仕上げました。



金陵秋酒 ラベルは今年新たに




裏書をどうぞ 酒色は仄かに琥珀

開栓と同時にフワッと華やかな香り。酒色は仄かに琥珀色で、口に含むと重厚な甘さがガツンときます。呑み込むと程好い酸と辛さを感じ、最後には苦みが舌の付け根に。甘・酸・辛のバランスの良さが旨味となっているお酒でした。因みに3日後に再度呑んだ際には、甘さが姿を消し酸が主張しバランスが崩れていました。やっぱり開栓したら最後まで吞み切る事が肝要だと感じた次第です。

いくら寒くても年末には東京に観光に行きたいと思っており、頑張ってお金を貯めているところです。そして4回目の皇居ランニングを楽しみにしています。♪

(。・_・。)ノ

2022年10月3日月曜日

黒石こみせ通りの鳴海酒造店で購入『菊乃井純米吟醸原酒』

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9月初旬に依頼されていた現場が終わり、そのあと予定が無かったので、念願の津軽紀行一人旅を楽しんで参りました。目的地は「黒石つゆ焼きそば」「鶴の舞橋」「吉幾三ミュージアム」「木造駅」等で、鶴田町には私が尊敬してやまないN氏が、そして五所川原市には同じく旧交を温めるM氏がお住まいなので、ご挨拶に伺いたいとの強い思いが私の背を押しました。

酸ヶ湯で入浴  つゆ焼きそば

鳴海酒造店前で 念願の鶴の舞橋

金木町の斜陽館 立佞武多の館



吉幾三ミュージアム  木造駅







田んぼアート

最初に立ち寄った酸ヶ湯温泉ではお風呂に人影が無く、千人風呂も一人貸し切り状態で入浴です。城ヶ倉大橋を渡って黒石市に入り、昼食に黒石駅前の「すごう食堂」でつゆ焼きそばを堪能し、黒石こみせ通りの鳴海酒造店で、店頭限定販売の『菊乃井純米吟醸原酒』を購入。その後、鶴田町のN氏の元を訪れご挨拶。何も無い所と謙遜されていましたが、絵画のように雄大な岩木山を間近に望む素晴らしい場所にご自宅があり、五所川原やつがる市、板柳町、また弘前や黒石にも近く、閑静で利便性の高い一等地にお住まいでした。うらやましい。またの再会をお願いし「鶴の舞橋」へ。径間100mの木造アーチ橋で趣のある橋を歩いて往復。そこから金木町まで足を延ばし「斜陽館」を見て一日目は終了です。(五所川原に宿泊)

翌日の840分、五所川原のM氏に朝駆けでご挨拶に伺いました。インターホン越しに、「えっ、なにっ!?柳町~!」の声が聞こえ、驚かせて本当にすみませんでしたが、楽しい時間を過ごさせて頂きました。その後「立佞武多の館」を堪能し、近くの「吉幾三ミュージアム」を観て、遮光器土偶の駅で有名な木造駅へ。そこから浪岡・五所川原道路を通って東北自動車道の黒石で降り、田舎舘村の田んぼアートを堪能し八戸に戻りました。疲れた~。

菊乃井純米吟醸原酒  酒蔵限定品


裏書をどうぞ  酒色はやや琥珀色で

さて、今回吞ませて頂いたお酒は前述した、鳴海酒造店の菊乃井純米吟醸原酒で、酒蔵に行かないと購入できないレアなお酒です。この酒蔵で、私が一番好きなお酒はフルーティ&ジューシーな『菊乃井純米吟醸かすみにごり酒』でしたが、先入観をできるだけ持たずに頂きます。

黒石市の鳴海醸造店は創業が文化三年(1806)で、主力酒はこの菊乃井と『稲村屋』です。『菊乃井』は、二代目当主が菊の花を愛したため、菊のような品位のある香りと、清らかな味わいの日本酒でありたいと云う願いを込めて名付けられました。

酒は「華吹雪」を大吟醸レベルの50%まで磨いて使い、酵母は県産酵母、そして南八甲田の雪解け水の伏流水を仕込み水にして、日本酒度+2.5、酸度1.5に醸しています。蛇の目に注ぐと酒色はほぼ透明で、香りは爽やかにそして仄かにフルーティ。口に含むと先ず甘酸っぱさがきて、咽喉の上方が熱くなります。優しい甘味、優しい酸味、仄かな辛さでバランスが良く、「華吹雪」の米の旨味を最大限に引き出す味わいでした。

楽しい津軽紀行でしたが、帰り道を東北道で帰るか、来た道を戻るかを思案し、やっぱり帰りも酸ヶ湯温泉に入浴しようと決め102号線を戻りました。酸ヶ湯温泉では、男性は30人ほど入浴していましたが、女性は誰もいませんでした。いや、別にそれを楽しみに入ったわけではありません。本当です。いや、本当だってば!。♪

(。・_・。)ノ