2021年2月22日月曜日

海ぼうずさんの店主のお薦め『天美純米吟醸生原酒』

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年も明け八戸市のコロナ事情として1月は延べで20人足らずで、感染者の足取りなどが特定されており、今のところ街中は大丈夫と判断し、マスク・消毒手洗いに留意しながら居酒屋「海ぼうず」さんに伺いました。

当日は、同じ中学を卒業し二十代に八戸市民ナイターバスケットで一緒にプレーした仲間と集い、当時にタイムスリップしたかのように、昔話に花が咲きました。


 上段は量り売り  その下が飲み放題エリア

乾杯は皆さんがビールで、私は当然の如く日本酒を。乾杯のお酒として冷蔵庫内を見廻して、掴んだ一升瓶は『特別純米勝山本生酒 縁』です。宮城県仙台市で創業は元禄年間(1690)の伊達家御用達でも有名な勝山酒造のお酒です。勝山酒造は「勝ち星を山のように取る」という縁起からきており、『』は「皆様との素敵な御縁がありますように」と名付けられています。2015年には消費者が最も美味しいお酒として選ぶ「サポーターズセレクション」において金賞を受賞したお酒としても有名で、搾りたての鮮度を保つため、早瓶火入れをした後に酒質を安定させるよう-5℃の氷温で貯蔵しています。


勝山本生酒 縁  裏書をどうぞ

酒米は宮城が誇る仙台産「ひとめぼれ」で、泉ヶ岳から湧き出る天然シリカを多く含む軟水を深井戸から汲み上げ、日本酒度±0に醸しています。

香は優しく仄かに酸の香り。口に含むと生酒の旨味を感じますが強い酸味もあります。呑み込んだ後は口の中がサッパリ・スッキリ。仄かにフルーティさもありました。


天美生原酒   裏書をどうぞ

続いてのお酒を捜索途中でお店の御主人から「天美も美味しいですよ」と声を掛けられ、口元がだらしなくほころびます。酒名は「天の恵み(美禄)を醸す」から『天美』としており、山口県下関市の長州酒造が醸しています。もともと150年の伝統ある蔵が休業している場所に、新規の酒蔵を建築し最新鋭の機器を導入して、新人3人の蔵人と杜氏1人で酒造りを行っています。その杜氏とは、香川の川鶴酒造や三重の清水清三郎商店で約20年間杜氏をしていた藤岡氏で、2020年に長州酒造を再出発させ、そのお酒が『天美純米吟醸生原酒』です。

酒米は王者「山田錦」で酵母は香露酵母といわれる酸が少なく香気の高い901号酵母。仕込み水は蔵内の井戸から汲んで使い日本酒度は+2、酸度1.5のお酒に醸しています。

香りは穏やかで仄かにフルーティ。口に含むとジューシーさにビックリ!。強い甘さと爽やかな酸味、仄かな辛さがバランス良く、ご主人の「お薦め」の力量を再確認させられました。

その後も『浜千鳥純米吟醸吟ぎんが仕込み斗瓶囲い』、『望 純米吟醸夢ささら初しぼり生原酒』、『福田純米吟醸山田錦』、『山本ターコイズブルー純米吟醸』、『角右衛門純米しぼりたて直汲み生酒』と頂いて時間となりました。(本当はもっと呑みましたが)

岩手の浜千鳥   栃木の望

長崎の福田    秋田の山本




秋田の角右衛門  十四代もズラリと

何時間走っても疲れなかった20代でしたが、今は5分も走れないとみんなは口々に。平時ランニングしている私は大人の対応で「そうだよね」と。懐かしい思い出話に全員その当時に戻ります。あっという間に40年が経ち容姿や体形は変わりましたが、昔を語る瞳の輝きは20代のままでした。♪

(。・_・。)ノ

2021年2月15日月曜日

鶴田町よりお祝いに『一本義生酛造り純米酒』を

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コロナ禍ですが、なんと日本酒好きに朗報です。長崎大学が、ワインや日本酒に多く含まれている5-アミノレブリン酸(5-ALA)がコロナウイルスに強い感染抑制効果があることを発見し、それが今年2国際学術誌「Biochemical and Biophysical Research Communications」に正式に掲載されました。私としては、これからは週2回ではなく、毎日吞んだ方がいいのか迷うところです。

さて、1月は私の誕生日がありましたが、先日、鶴田町のN氏より「御社に伺いたいけど居りますか」とラインを頂きました。文面の後ろの「何故かは内緒()」でピンときた私は「お待ちしております」とすかさず返信。という事で、この時期に遠路、津軽よりホワイトアウトの雪道を車でお越し頂きました。有難いなどと云うものではなく、私ごときには真似のできない正に神の対応です。

応接室に入って頂くと、「柳町さん!誕生日おめでとう!」と有難いお言葉。それと同時に、お酒が入っているであろう包を頂きました。やっぱり神対応。常人と違う‼。


お祝いの文字  箱を明けると

N氏より頂戴したのは、福井県勝山市で明治35年創業の一本義久保本店が醸す『一本義生酛造り純米酒』でした。蔵名の「一本義」は、禅語の「第一義諦」に由来し、最高の真理、優れた悟りの知恵を極めた境地の事を意味するそうです。

この酒蔵では、江戸時代に確立されたという大変手間の掛かる生酛造りを行っています。麹造りを終えた後に酒母を造りますが、通常であれば蒸したお米に麹と水を加え混ぜ合わせてから酵母、乳酸を加え2週間程待つことになります。しかし、生酛造りは人工の乳酸ではなく自然界に存在する天然の乳酸菌を使うため、乳酸菌が発生しやすいように米や米麹を櫂でどろどろにすり潰して澱粉の糖化を促進させる必要があり、通常の方法の2倍に中る約1ヶ月の期間を掛けて酒母を造ります。でき上ったお酒は、コクが深く濃厚でスッキリした味わいになるそうです。




凛々しい一本義  ラベルをアップ




裏書をどうぞ   酒色は琥珀色に

一本義生酛造り純米酒』の麹米は、この福井県の風土に適した酒造好適米「五百万石」を使い、九頭竜川の伏流水を使って日本酒度+2.0、酸度2.5に南部杜氏の手で丁寧に造られています。

蛇の目に注ぐと琥珀色が少し強く感じます。香りは酸が強いかなと思ったらスッキリと爽やかな香り。口に含むと舌にピリ感も無く、辛さはそれ程ではありません。酸味があるのですが、ほんのりと甘さもあり濃厚で、呑み込んだ後に辛さがやってきました。気付くと歯にジワジワくるようでしたが、キレも良く呑み飽きしない、そしてお料理も美味しく頂けるお酒なので、肴はガンガン戴き全て食べきった程です。

いろんな方に誕生日を祝って頂いておりますが、N氏の神対応はその域を超えています。頂戴したお酒の中には、心のこもったお手紙も添えて下さっており、何度も読み返し元気を頂きました。晩酌はいつも2合だけの私でしたが、生酛の美味しさに3合程も頂いてしまい、奥さまには「あまりの美味しさにスイスイ呑んで、呑み過ぎたのに気付かなかった」と言い訳をする私でした。♪

(。・_・。)ノ

2021年2月8日月曜日

『千曲錦活性純米生原酒無濾過・無加水・無殺菌搾ったまんま』長~い酒名

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1月は私の誕生日があり、プレゼントに日本酒を頂戴するので大変ありがたく、美味しく呑ませて頂いております。今年も義兄より千曲錦活性純米生原酒無濾過・無加水・無殺菌搾ったまんまという長いネーミングのお酒を頂戴致しました。


千曲錦  長野県佐久市




特徴が  酒色はほぼ透明

このお酒を醸すのは、創業が江戸大火(八百屋お七の火事)の一年前、天和元年(1681)の千曲錦酒造です。蔵のある長野県佐久市は佐久平と呼ばれ標高が700mの高原で、仕込み水は蔵内の井戸を使いますが、深さ13mと60mの井戸を使い分けており、浅間山天然伏流水のためミネラルがたっぷりで名水と呼ばれ、かの種田山頭火が「風かをる しなのの国の 水のよろしさ」と句をしたためたそうです。

酒米は淡麗でスッキリとした味わいに仕上がる美山錦を使い、酵母は最近の主流とは真逆の、酸生成が多いK-901酵母で、日本酒度は-7、酸度1.6の甘口に醸した本数限定品のお酒です。

開栓すると仄かにセメダインのような香りが。利き猪口に注ぐとほぼ透明ですが微かに琥珀色にも見えます。口に含むと第一印象は「甘い!」、そして「ジューシー」。そう思っていると咽喉の奥、上方に辛さがドカンとやってきます。無濾過のお酒なのにサラッとしてスッキリ系なのは、酒米が美山錦だからでしょう。


誕生日のケーキ  御馳走もたくさん

実はこのお酒は義兄が1本購入して自分で呑み、あまりの美味しさに私の誕生日に合わせてもう1本購入し贈られたものです。ありがたや~。また、写真の美味しそうなケーキは、会社で誕生日の日に支給して頂けるので購入しなくても大丈夫。また、当日は奥様が肴を大量に準備して下さり、『千曲錦活性純米生原酒無濾過・無加水・無殺菌搾ったまんま』を呑みながら共に美味しく頂きましたが、食べ過ぎのため翌日は筋トレ+ラン5kmでカロリーを僅かですが消費しました。♪

(。・_・。)ノ       

2021年2月1日月曜日

『鳳凰美田WINE CELL SPARKLING純米吟醸生』3年熟成

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日本酒を好きな方とお酒の話をさせて頂いた際に、何と私のブログを見て下さっているとの事で、ブログに出てくる居酒屋「海ぼうず」さんが気になると仰ったため、「論より証拠」で一緒に伺う事と相成りました。


毎度3階は立派なお酒  1階2階も素晴らしい

先ず乾杯のお酒を選んでいたら、「3年寝かせた鳳凰美田があります」と神の声がして、振り返ると笑顔の店主がおりました。お言葉に甘え乾杯のお酒は、栃木県小山市で創業が明治五年の小林酒造が醸す『鳳凰美田 INE CELL SPARKLING純米吟醸生』の2016年ものです。一時は廃業も考えていたという酒蔵でしたが、蔵主は奥様と死んだ気で一念発起。麹造りに特段にこだわり、上槽方法も「舟搾り」「しずく搾り」に限定し、低温でじっくりと醸造することで美味しい日本酒を醸し、今では納品後すぐに売切れる超人気銘柄です。今回のお酒は、ワイン酵母で醸造していますが、2010年より醸造を開始しており、スパークリングは2016年からの仕込みとなっています。




鳳凰美田WINECELL   裏書をどうぞ

鳳凰美田 INE CELL SPARKLING純米吟醸生』の酒米は酒造好適米の絶対王者「山田錦」を100%使い、酵母はワイン酵母、仕込み水は日光連山の伏流水を使って醸しています。開栓するとスパークリングの泡が立ち上り、グラスに注ぐと真っ白でカルピスのよう。そして、そのグラスの内側に微発泡の細かな泡がビッチリ付いています(写真を拡大して見てくれー)。香りはもちろんフルーティ。口に含むと「何だコレ‼」と声が出ます。完熟メロンとマスカットを搾った果汁に白ワインのアウスレーゼを混ぜたような甘旨味が口中に広がります。酸はスッキリとした果汁のような酸味となっており辛さは無し!。連れの方もあまりの美味しさにビックリした様子で、2杯目のお酒を選ぶのが困難になりました。




尾瀬の雪どけ  驚愕の裏書

2杯目、『鳳凰美田』の味わいに負けないように選んだお酒は、『龍神』でお馴染みの群馬県館林市で創業が驚きの南北朝時代(1300年代)といわれる龍神酒造株式会社が醸す『尾瀬の雪どけ純米大吟醸うすにごり生酒』です。約三百年前の尾瀬の雪解け水が地中より湧き上がっており水質は超軟水。180mの井戸でそれを汲み上げて仕込み水としたお酒を『尾瀬の雪どけ』と命名しました。酒米はこちらも「山田錦」で、麹造りは機械を使わない「手磨き洗米」で行われ丁寧に造られています。驚愕なのは、裏書きに自信満々に「まるでメロン」(写真を見てね)とあります。まるでメロンって‥。

グラスに注ぐと少しシュワシュワ感があり仄かに濁っています。香りは甘そうにフルーティで、期待充分に口に含むとそれを凌ぐほどにビックリ。「ウゎ!メロン!」と声が出ました。裏書のとおりまるでメロン。シュワシュワのメロン味は、まるでメロンソーダのような日本酒でした。




吹出し注意の奈良萬  裏書をどうぞ

三本目がもっともっと選択が難しくなりましたが、私が「これだ!」と冷蔵庫より取り出したのは、福島県喜多方市で明治十年創業の夢心酒造が醸す『純米生酒奈良萬おりがらみ』で、この蔵の主力酒は『夢心』ですが『奈良萬』は創業当時からの屋号から命名しています。仕込み水は名水百選に選ばれた、飯豊連峰東端からの「栂峰渓流水」を使い、酒米は「会津産五百万石」で酵母は福島県産の「うつくしま夢酵母」により仕込み、日本酒度+3、酸度1.6の完全福島県産酒です。開栓時の吹きこぼれ防止のための、開栓注意票がついていました。

純米生酒奈良萬おりがらみ』をグラスに注ぐと白く濁っていて、ピチピチと微炭酸を感じます。香りは仄かに麹の香り。口に含むとこれも爽やかなメロン系の味わい。メロン3連発だー。メロン果汁のような甘さ、キレの良い酸、さっぱりとした辛さのハーモニーはバランスが良く、抜群の旨味に繋がっていました。


 二兎純米萬歳  総乃九十九里


 望しぼりたて ロ万うすにごり


鯉川うすにごり 星泉№6









楽器正宗生詰

その後は、愛知の『二兎純米萬歳七十火入れ』、千葉の『総乃九十九里純米吟醸しぼりたて』、栃木の『望純米吟醸しぼりたて原酒』、福島の『ロ万純米吟醸うすにごり原酒一回火入』、山形の『鯉川限定うすにごり純米酒』、愛知の『星泉№6無濾過生原酒うすにごり』を頂戴し、シメに福島の『楽器正宗別撰生詰』でお開きとなりました。

今回も「海ぼうず」さんには二千円呑み放題にも拘わらず、素晴らしいお酒を提供して頂き同行の方も度肝を抜かれた事でしょう。店主様に感謝の気持ちで帰路に着きました。♪

(。・_・。)ノ