2016年3月28日月曜日

『鏡山雄町純米吟醸無濾過生原酒』は希少なお酒―日本酒クラブ・前編

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平成28318日に「12回小幡建設日本酒クラブ定例会」が根城一丁目の「熊八珍」で開催されました。中華料理が食べ放題でシメのラーメンまで頂けるとあって、この「熊八珍」が当会では大人気。今回の参加者も18名と多くの方々に御参加頂き、9升のお酒を準備して四千円会費で開催しました。このお酒のスキルで四千円ですよ、皆さん、信じられますか?。

獺祭三割九分が乾杯酒   乾杯で笑顔になりました

先ず乾杯のお酒は、驚きのプレミア価格『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』を準備しました。20138月の「全米日本酒歓評会」において金賞を獲得している旭酒造の主力酒で、日本酒通の方々にとってはある意味、憧れのお酒だと思いますが。

立ち香は華やかで上品、香量は仄かですが旨さを予感させる優しい香りです。口に含むと日本酒度が+6の割には辛さが口や舌に刺さらず、華やかでややフルーティさもあります。酸味も上手に抑えマイルドな味わいで、皆さん納得の旨さだったと思います。

雨後の月も旨い!    雨後の月で幸せな皆さん

乾杯の余韻でザワついている中、第二弾は広島県の呉市にある相原酒造株式会社が醸す『うごのつき雄町純米吟醸無濾過生原酒』です。このお酒も日本酒ファンなら一度は口にしたことのあるお酒だと思いますが、2013SAKE Conpetitionで『雨後の月山田錦特純』が第一位となっています。因みに第二位は『磯自慢特純雄町』、第三位は『十四代中取り』と錚々たる有名処の日本酒ばかり。相原酒造さんの蔵近辺の地盤は花崗岩地帯となっており、そこに浸透した良質の軟水を汲み上げて仕込み水として使用し、酒米は近年生産量の少ない雄町を使い、スゴ腕といわれる杜氏の手で造られます。

グラスからはフワッとするような良質な酸の香り。口に含むとぼんやりとジューシー&フルーティなのですが、酸味と辛さを強調させず、しっかり日本酒の旨味を前面に押し出しています。皆様方は『獺祭』との飲み比べとなっており、『獺祭』よりリーズナブルな『うごのつき雄町純米吟醸無濾過生原酒』のファンになった方も多かったのでは。

鏡山って知ってます?    鏡山で幸せな皆さん

三番手は私が本日イチバンの自信を持って提供する日本酒で、埼玉県川越市の小江戸鏡山酒造が醸す『鏡山雄町純米吟醸無濾過生原酒』です。明治8年に創業していますが、平成12年に諸事情により廃業。しかし、再興を望む市民の声に後押しされ、新たに小江戸鏡山酒造として再出発しています。少量生産で品質重視の酒蔵のお酒は、今や入手困難となっていますが、その中でも特に入手が難しいと言われるのがこのスーパーエース『鏡山雄町純米吟醸無濾過生原酒』です。

グラスからは華やかな吟醸香が香りスキルの高さを感じさせます。口に含むと『雨後の月』よりジューシー&フルーティさは際だっており、上品な甘さと濃厚な旨味で酸を感じる隙がありません。米で造っているというのに、何と言う圧倒的な旨味でしょう。あるんですねえ、世の中にはこんな美味しい日本酒が・・・。

前半戦の銘酒の揃踏み      大盛り上がりでした~

さて、小幡建設日本酒クラブの前半戦でしたが、後半も『栄光富士純米大吟醸無濾過生「ザ・プラチナ(雪女神33)』や『白瀑純米吟醸生「山本ピュアブラック」火入れ』『不動出羽燦々純米吟醸おりがらみ無濾過生原酒』など完成度の高いお酒を準備して臨んでおり、ため息に、驚き、そして絶叫と参加者の皆様方の喜びように私も満足しております。まだまだ次週の後半戦に続きます。来週も是非ご覧下さ~い。♪

(。・_・。)ノ

2016年3月21日月曜日

『鳳凰美田初しぼり無濾過本生純米吟醸』を東京で


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昨年末に東京へプライベートで行ってきました。奥様や長男長女と竹橋で合流した後、私を金蔓(かねづる)と思ってか、一緒に歩いた子供たちと表参道のレストランで食事をして、その後私は一人、原宿の太田記念美術館で葛飾北斎の浮世絵を見学してきました。原宿の表参道は平日にもかかわらず両側の歩道が物凄く混雑しており、何かイベントがあるのかと思ったくらいですが、いつもこんな状態だと聞き超ビックリ。

用事が全て済み、東海道新幹線で名古屋に帰る長男とは東京駅でお別れ。私と娘の二人は八戸に戻るので、晩御飯の駅弁を買うのですがその前に、弓から放たれた矢のようにグランスタの「はせがわ酒店」に行き、お酒を購入しました。ヤッホー!。

今回購入したお酒は、以前呑んだ『鳳凰美田 出羽高畠 亀の尾 生酒』が超おいしかったので、ダメモトで『鳳凰美田』を探していたら、ありました『鳳凰美田初しぼり無濾過本生純米吟醸』。うれしー!。栃木県小山市で創業が明治五年の小林酒造が醸すお酒で、十数年前は廃業も考えていたという酒蔵でしたが、夫婦でガンバッて今では入手困難の超人気銘柄となっています。仕込み水は日光連山の清らかな伏流水を使い、酒米は富山県南砺産五百万石で醸しており、日本酒度は±0で酸度は1.5のお酒です。冷蔵庫に寝かせておいたのですが、やっと口にする事ができました。開栓するとマスカットのような華やかな吟醸香に、顔がにんまりとしてしまいます(よくマスカットのような香りがします・・・という評価を聞きますが、本当にマスカットのような香りがするんですねえ、ビックリです)。ぐい呑みに注ぐと薄っすらと黄色っぽく、何と無く濁っているような気も。口に含むと初しぼりのトゲトゲ感やピリピリ感は無く、微かな酸味と辛味とフルーティさが和む円やかな旨味。呑み込んでも辛味はありませんでしたが、歯がジワジワしていました。

鳳凰美田を発見  旨さが突出して

裏書を読むと納得

はせがわ酒店で『鳳凰美田初しぼり無濾過本生純米吟醸』を発見した時は、あまりの衝撃に辺りを見回したほどです。「何故こんなスゴイ日本酒がこの棚に・・」、驚きと困惑が頭をコントロール不能にし、危なく他所の人に手を延ばされるところでしたが、パッと手に取って脱兎のごとく会計へ。メデタシ、メデタシ、あー良かった。♪

(。・_・。)ノ

2016年3月14日月曜日


『残草蓬莱四六式特純槽場直詰無濾過生原酒』

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毎度、感動する日本酒の品揃え、居酒屋「海ぼうず」さんに行って参りました。日本酒の種類は写真の通りなのですが、これで二千円呑み放題は犯罪に近い感じもして、お店の経営が大丈夫か心配になります。いろんな人に声を掛けさせてもらい、皆様方に喜んでもらいたいと思っておりますが、そんな中、声掛けに応じて下さった日本酒クラブ会員の方と行って参りました。

今回も3階は立派なお酒  1階2階も超VIP感が

乾杯のお酒は御主人に勧められた未開封の『残草蓬莱四六式特純槽場直詰無濾過生原酒』。このお酒は、創業が文政13(1830)の神奈川県愛甲市の大矢孝酒造が中硬水にあたる丹沢水系の伏流水と、美山錦を使って醸した日本酒度±0、酸度3.0のお酒です。ネーミングは『ざんそう・・』と読んでしまいがちですが『ざるそう・・』が正解らしく、代々酒造りをしていた集落の名前からきているようです。

特筆すべきは酸度が3.0とあり、通常のお酒が1.31.6とすると何と倍!。香りには酸っぱさがなく控えめなので、恐る恐る口に含むとそんなにスッパイ訳ではなく、きれいな酸味が口中を占拠しますが、淡麗辛口のような味わいと旨味、そしてキレも良く、肉系のお料理が合いそうでした。

神奈川の雄、残草蓬莱  酸度が赤書で「3.0」と

乾杯後には怒涛の選択を繰り返しながら、これはというお酒を頂きました。2番手は宮城県石巻市の墨廼江酒造より、個人的に思い出深い『墨廼江純米吟醸しぼりたて生酒BY-1』。グラスからは爽やかで若干柑橘系果実を思わせる立香がします。口に含むと搾りたての新酒の華やかさを感じ、すっきりと辛口。五百万石を酒米に北上川の伏流水で醸したお酒は、日本酒度は+4、酸度1.7のしっかり辛口でした。絶品イカの塩辛とガッツリとマッチし、旨味を口中に残してキレていきました。

墨廼江しぼりたて  秋田の銘酒山本

次は秋田県八峰町の山本合名会社が醸す『白瀑純米吟醸生原酒“山本”6号酵母』です。「六号酵母」とは、そう、あの銘酒『新政』を醸し出す蔵付きの六号酵母のことで、このお酒には同名酒で7号酵母というお酒も存在するようです。酒米は酒こまちを使い、蔵からは少し離れている白神山地より湧水を蔵まで頑張って引いて醸しています。香りは甘さを予感させますが、酸味を感じさせない上品さがあります。日本酒度+1と、酸味や辛さ、旨味が混じり合った「六号酵母」の奇跡を感じるお酒でした。

浜娘の蔵から赤武      昇龍蓬莱は+14 

弥山も美味しく頂き  杜氏の顔で澤の花

その後も、岩手県盛岡市の赤武酒造の『赤武(あかぶ)純米酒』、滋賀県甲賀氏の美冨久酒造の『三連星無濾過生原酒純吟滋賀渡船六号』、『残草蓬莱』の姉妹品で日本酒度+14の超辛口『昇竜蓬莱生酛純米吟醸山田錦60』、広島県廿日市市の中国醸造が醸す『弥山おりがらみ生酒』、杜氏さんの顔がラベルにプリントされた長野県佐久市の伴野酒造の『澤の花純米無濾過生原酒』などなどたくさん頂きました。

締めに登場の而今  コップは少し黄色く

最後の締めには、冷蔵庫3階より三重県の至宝にして入手困難なお酒『而今山田錦無濾過生』を注文しました。以前紹介した而今の火入れと同じ、日本酒度+1、酸度1.6でスペックは普通ですが、酒米が絶対王者の「山田錦」を使って無濾過で搾っており、やっぱりこのお酒が本日のイチバ~ンおいしいお酒でした。無濾過だなぁ~やっぱり。

香りはフレッシュな果実の香り。口に含むと濃厚な甘さを纏った珠玉の旨味がガツンときて、今まで味わった全てを吹き飛ばしてしまいました。文句なしのジューシーさで、そのまま奈落へと誘います。値段以上のお酒と言ったところでしょうか。同伴の日本酒クラブ会員の方も満足して頂けたとの事でした。

ご覧の皆様も「海ぼうず」さんに是非通ってみませんか。因みにコマーシャル料金は戴いておりませんので・・・あしからず。♪

(。・_・。)ノ

2016年3月7日月曜日

仙台の銘酒「純米大吟醸森民菊川」

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ウチの奥様は、自宅で細々と習字を教えているのですが、その関係で東京や仙台に出張しており、収入より出費が多いため、ほぼ赤字の収支となっているようです。しかし、最近は日本酒をお土産にして帰って来るので、出張を無碍にもできません。

今回は仙台への出張でしたが、買って来てくれたお酒は、嘉永二年(1849)創業の森民酒造本家より、『純米大吟醸 森民菊川美山錦100』でした。酒米は米の旨味が濃いといわれる美山錦と、仕込み水は広瀬川の清流により醸しています。仙台市若林区が住所となっており都会の様ですが、実はお寺に囲まれた閑静な中での酒造りとなっています。

いかキムチに抜群の相性  生詰めなので1回火入れ  

開栓すると仄かに酸味が強いように香ります。呑んでみると酸味はそれほどでも無く、辛さも少々。唾液と混じると旨味を感じますが、呑み込んだ後でジワー、ジワーっと辛味がやってきます。仄かに辛口を隠し持った淡麗の旨口と言ったところでしょうか、口中に旨味が駆け巡りスッキリ切れていきました。

 美山錦100%です    酒色は無色透明で

 晩酌にはお刺身を必ず頂きますが、なぜ日本酒はこんなにもお刺身に合うのか、また、日本人に生まれて良かったし、日本酒を美味しく呑めて本当に幸せです。日本酒最高~。♪

(。・_・。)ノ