2026年4月5日日曜日

上野恩賜公園で買った『七賢スパークリング山ノ霞』

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わが家の通称「ネコのひたい」という名の菜場に、昨年末に採れた大根を埋めておきました。もちろん収量が多く食べきれないからです。年が明け雪も消えたので掘り起こしてみました。大根を洗うと薄黒い斑点があちこちに見られましたが、皮をむいたら真っ白で問題無く「鶏と大根の甘酢さっぱり煮」に調理してもらい頂きました。大根超美味しい!。

大根を掘り  収穫します

さて26日に、ウチの奥様のお供で東京の東京都美術館に行ってきましたが、上野恩賜公園で「第2回酒屋角打ちフェス」が行われており、帰りに立ち寄り購入させて頂いたのが216日の当ブログの『純米吟醸 中野新橋』でしたが、もう一本七賢スパークリング山ノ霞も買わせて頂いておりました。







バンドの演奏

このお酒は山梨県北杜市白州町の山梨銘醸が醸しており、創業は江戸時代中期の寛延三年(1750)です。信州高遠で代々酒造業を営んでいた北原家より分家したのが初代の北原伊兵衛で、水の良い白州を気に入り、甲州街道台ケ原で酒造業を始めました。

五代目が酒蔵の母屋を新築した天保元年(1835)に、高遠城主の内藤駿河守より新築祝いとして「竹林の七賢人」の欄間一対を賜りました。これが『七賢』の由来となっています。その後、10代目が1925年に社名を山梨醸造として現在に至っています。

現在の蔵元が「乾杯のシーンに合う日本酒」を目指して開発したのが、スパークリング酒でした。シャンパンの本場フランスで製法を学び、開発から販売まで5年の歳月をかけて造ったお酒は、2024年のKuraMasterのサケスパークリング部門で最高賞のプラチナ賞を獲得。翌2025年でも金賞を獲得しており、自他とも認める乾杯酒となっています。

また『七賢スパークリング山ノ霞』には姉妹品の『七賢スパークリング杜ノ奏』と『七賢スパークリング星ノ輝』がありますが、『山ノ霞』は甲斐駒ヶ岳に漂う霞をイメージしたお酒になります。



七賢スパークリング  山ノ霞

キャップにも  裏書をどうぞ 







バブルだらけ

酒米は酒造好適米の「ひとごこち」と、飯米で濃厚な甘さが特徴の「夢ごこち」を使い、名水百選の甲斐駒ヶ岳の伏流水で醸した、ALC12度で壜内二次発酵のスパークリング酒です。滓を敢て残すことで、麹の甘味と円やかな酸味を演出しています。

七賢スパークリング山ノ霞』を屋外に持ち出し静かに開栓すると、ボンッと音がして泡が立ち上がりました。溢れる一歩手前で何とか泡が落ち着き事なきを得ました。蛇の目に注ぐと発泡の泡で満たされ、徐々に泡が消えていくと酒色は滓で薄く濁っています。細かなバブルは酒器の内側にも張り付き、爽やかでフルーティな香りがします。口に含むとシュワシュワとサイダーのような口当たりで、程良い甘さは飯米「夢ごこち」の味わいでしょうか。酸味は仄かで辛さは感じません。キレもスッキリで、この旨さなら元旦のランキングに入りそうだと感じました。どこかで出会ったら、迷わずに購入する1本だと思いました。

冷蔵庫で保管の際に、壜の口へ栓を挿入できなかったため、ペットボトルで保管しました。後日、残り半分を頂いたのですが、ペットボトルからぐい呑みへという訳にはいきません。やっぱり形式も大切なので、再度壜に注ぎ戻して頂きました。

さて、ウチの奥様は2月の末にも、東京の日本橋高島屋行われた書道の女流展を見るために、娘と連れ立って出かけましたが、一日中雨で気温も低く寒かったそうです。やっぱり、晴れ男の私と行った方が良かったのではと思う今日この頃です。♪

(。・_・。)ノ

2026年3月29日日曜日

白も黒も『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 ZEBRA Biack or White』

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「彼岸じゃらく」で締めくくった八戸の冬も終わり、いよいよ4月になります。新入学、新社会人と希望の溢れる4月は、それを祝福するような桜が良く似合います。個人的には「新」が付くような事象はありませんが、新酒には拘りたいと思っています。

さて、1月に八戸市の台所といわれる八食センターに行ってきて『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 森のくまさん おりがらみ延妙』を購入させて頂き、元旦のランキングに入りそうなお酒だと先日のブログに書きましたが、本日のブログは、ウチの奥様から八食センターで、もう一本購入してもらっていた『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 ZEBRA Biack or White』をご紹介します。

酒壜のラベルには白黒の縦縞があり、よ~く見るとシマウマらしき動物の顔が見て取れました。このお酒は、山形県鶴岡市で安永2(1778)創業の冨士酒造が醸しています。冨士酒造の詳細については、223日の当ブログを是非御覧下さい。

酒名の『ZEBRA Biack or White』ですが、シマウマ(ZEBRA)は基本的に群れで暮らしており、「榮光冨士」は現在約30種類以上のお酒がある事から、同じく群れの中の1本にこの『ZEBRA』がある。そして、美味しい、美味しくない、生酒がいいか、火入れがいいかと、白か黒かと云うより、白も黒も公定できるように楽しんで欲しいとの想いが込められたお酒です。

榮光冨士  シマウマのラベル


肩ラベル  裏書をどうぞ






酒色は透明

榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 ZEBRA Biack or White』の酒米は、酒造好適米の雄「五百万石」を50%まで磨いて使った大吟醸で、酵母には香り高く酸の生成が少ない山形酵母を、そして仕込み水は日本一のきれいな水道水といわれる鶴岡の地下水で醸した、日本酒度-1、酸度1.7ALC16.9%の、無濾過の生原酒です。

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは香量も多くフルーティ。口に含むと五百万石のスッキリとした呑み口。果実感満載にジューシー&フルーティで、舌に甘さがジワジワと。その後に甘さと正反対の苦味が口腔に張り付き、ゆっくりとキレてゆきました。さすがの旨さ『榮光冨士』と思った次第です。

日本酒は9月に稲刈り、10月に仕込み、12月初旬から新酒を搾るため、春の後半から夏、秋は新酒がほぼありません。でも、冨士酒造では空調・冷蔵等の設備の投資を強化する事で、四季醸造を可能にしており、且つ、殆どの銘柄が純米大吟醸で無濾過の生原酒と云うところに感動すら覚えます。♪

(。・_・。)ノ

2026年3月22日日曜日

八戸市美術館の「ほろハチ」で渡辺貞一が好んだ『上撰剣菱本醸造』

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先日八戸市美術館で、ほろ酔い観賞『ほろハチ』という企画があり参加させて頂きました。この催しは、いま美術館で開催中の「コレクションラボ012渡辺貞一 光と影のあわい」に関連したイベントで、日本酒が好きだった渡辺貞一にちなみ、日本酒を呑みほろ酔いで作品を鑑賞しようというものです。酒壜は300㎖入ですが、この量ではほろ酔いにすらならないため、あと1合は呑みたいと思った次第です。

八戸市美術館  ほろハチ

さて、その八戸市美術館で準備して頂いた、渡辺貞一の愛したお酒とは、剣菱酒造が醸す『上撰剣菱本醸造』でした。日本酒を頂く方で『剣菱』の名を知らない方は皆無と思うほど、全国的に有名なお酒です。剣菱酒造は兵庫県神戸市東灘区にあり創業は永正二年(1505)以前となっています。実際に、嘉永二年(1849)の文献に剣菱の事が記載されていますが、その時点で既に345年の歴史がある酒蔵と紹介されています。また、徳川八代将軍吉宗の御前酒に指定されていたという記録も残っています。



上撰剣菱   昔から続くロゴ

裏書をどうぞ  酒色は山吹色

上撰剣菱本醸造の酒米は山田錦など複数の国産米を使っており、酵母は「古今第一とす」の精神で昔と変わらぬ味を造るために、蔵付き酵母を使っています。仕込み水には灘五郷の名水「宮水」をトラック運搬し使っていますが、この水は鉄分が少なく、リンやカルシウム、カリウムが豊富に含まれた硬水で、キレの良いお酒になる名水です。まぁ硬水なので辛口のお酒になると思いますが。そして醸造アルコールを添加した、ALC1617度のお酒となっています。

「さぁ、お酒をお猪口に注いで下さ~い」の声を合図に、参加者全員でパキッと回して開栓し、渡されたぐい呑みに注ぎます。酒色はほんのりと山吹色で、香りは燻したような香りがします。口に含むと熟成した甘さがカラメルのように感じます。独特の酸味と辛さがあり、最後に苦味をしっかり感じました。これは御燗をつけて呑むのが正解のお酒ですねぇ。常温で渡され呑ませて頂きましたけど。

私は絵心も無いため、絵画について良く分かりませんが、孤高の画家と云われた渡辺貞一の絵は全体的に暗く、前衛的と云えば前衛的で、そして幻想的とも思える作風ですが、学芸員の方の話をいろいろ伺ううちに、一気にファンになってしまいました。実は翌々日も美術館に行って、渡辺貞一展をもう一度見てきたのです。良かったです。♪

(。・_・。)ノ