2026年4月19日日曜日

杜氏 千野麻里子が醸す『川中島幻舞特別純米山田錦無濾過生』

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4月に入り福寿草や水仙が咲いています。また沈丁花も玄関の脇で咲き、甘い香りにうっとりしています。鉢で冬を越したサフィニアやゼラニウムにも花が付きました。いろんな草花たちから初春を実感させてもらっています。

さて先日、家の近くにある「加藤酒店」さんの入り口のガラスに、『幻舞』入荷しましたという紙が貼られていました。目ざとく見つけた私は、早速伺って購入する事に。大型冷蔵庫が何台も並ぶ店内は、日本酒の極楽浄土の様で、目的は『幻舞』購入なのに目移りしてしまいます。たくさんのお酒の中で発見したのが『川中島幻舞特別純米山田錦無濾過生』でした。

このお酒は、長野県長野市川中島町の酒蔵、酒千蔵野(しゅせんくらの)で、創業は天文9(1540)と種子島に鉄砲が伝わる3年前に創業しています。その古さと云ったら、日本全国でも7番目に古く、かの武田信玄公が川中島の合戦でここの酒を所望したことでも有名です。酒蔵は犀川と千曲川に囲まれた扇状地にあるため、地下には酒造りに必要な水が豊富にある場所です。

杜氏は長野県で初の女性杜氏の千野麻里子さんで、酒米の田植えから稲刈りまでもやってのける職人気質です。心から旨いと云える酒を醸すため「心で醸す酒」「心が感じる酒」を守り続けています。

川中島幻舞  しぼりたて



裏書きをどうぞ 酒色は透明

川中島幻舞特別純米山田錦無濾過生』の酒米は、首ラベルの通り酒造好適米の絶対王者「山田錦」を59%まで磨いて使っており、そのためコスパも最高。酵母、酸度、日本酒度は明示していませんが、仕込み水は酒蔵内にある井戸から汲み上げる、千曲川、犀川の伏流水で醸した、日本酒度+4、酸度1.6ALC16度の無濾過搾りたての生酒です。どう考えても美味しそう!。

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは生酒特有の麹の香りが優しく鼻腔をくすぐります。口に含むと重厚な甘さなのにスッキリとした呑み口。それが10秒後には苦みに変わり、口腔をジワジワさせながら酸味でキレてゆきました。やっぱり『川中島幻舞』は旨い!。

昨年秋に掘り起こし、稲わらの中で保管していたグラジオラスの球根を、そろそろ植えようと考えています。お盆に花が咲くように考えて植えるつもりですが、そうそう上手くいくものではありません。まぁ、頑張ってみますが。♪

(。・_・。)ノ

2026年4月12日日曜日

グランドサンピア八戸で日本酒の会、旨い!『孝の司まどろみ生酒』

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新一年生が黄色い帽子を被って登校しています。お兄さんやお姉さんたちと手を繋いで楽しそう。ウチの子供たちも昔はこんなだったなぁと、過日を思い出しながら感無量となっています。

さて、先月の中旬にグランドサンピア八戸で開催された「大吟醸酒を楽しむ会 ~津軽三味線 北村姉妹の奏とともに~」に参加させて頂きました。十四代、飛露喜、天狗舞、加茂金秀、亀泉ほか全国から大吟醸酒、生原酒、初しぼりなど30種類以上そろえましたというフレーズに惹かれての参加です。市庁前に送迎バスが待機していて、15分前に乗り込むもほぼ満席状態。発車時刻には補助席にも座るくらいの満車で出発しました。お隣の方と酒談義をするうちに会場のホテルに到着し、いつも一緒に日本酒を頂く日本酒通のF君とも合流して、楽しくお酒を頂きました。

十四代白鶴錦大吟醸 上喜元大吟醸愛山

楽器正宗大吟醸黒鼓 而今純吟山田錦生

浦里うすにごり生 飛露喜無濾過生原酒

羽根屋大吟醸翼  王禄大吟醸生原酒

乾杯は、テーブル上のグラスに入った十四代エクストラ播州白鶴錦純米大吟醸です。しかし、予めテーブルに準備されていたため、常温に近い温度になっており、本来の旨味を味わう事ができず残念!。まぁ、それでも『十四代』らしい甘さと酸と辛さのバランスが良く、さすがと思わせる旨味のお酒でした。

乾杯の後は、会場の周りに設けられたブースから、グラスに入ったお酒を持ってきます。都度34杯のグラスをテーブルに持ち帰りました。御料理を頂きながらお酒を呑み、またお酒を探しに行き・・を繰り返します。しかも、それらが全て美味しいお酒で、「これも旨い!」を連呼しました。

その中でも気になったお酒は、島根県松江市の王禄酒造が醸す王禄純米大吟醸50生原酒でした。創業は明治5年(1872)で、造りは600石の小さな酒蔵です。酒名『王禄』の由来は、酒を「天の美禄」と云った事から、その全ての美禄の中でも、王者の風格を持つ酒として君臨するように『王禄』となりました。

王禄酒造では、ほぼ全てのお酒が無濾過のお酒で、しかも生酒か生詰めとしています。そのため通常のタンクで保管するとお酒が劣化するため、できあがると直ぐに壜に詰め、-5度の倉庫で保管して、搾ったままの味わいで出荷します。小売店も温度管理ができる店を選んで出荷しているため、取扱い店は全国でたった25店舗という狭き門。

王禄純米大吟醸50生原酒の酒米は、東出雲町産の山田錦を50%まで磨いた大吟醸で、アルコール添加無しの純米大吟醸です。酵母は、華やかな香りと穏やかな酸の協会9号酵母で、仕込み水には日量150tもの水量を誇る、中国山脈からの自然湧水を使った、ALC17.5の加水していない生原酒です。スペックは、以前は公表していましたが、現在は非公表のようです。

グラスを見ると酒色は透明で、香りは穏やかにそしてフルーティな吟醸香が。口に含むとトロミがあるかのような口当たりで、重厚な甘さとコクを感じます。その後でキレイな酸と仄かな辛さがバランスよく、最後には苦みを感じたせいで甘味が強いのにも拘わらず、スッとキレてゆきました。後味にはALC17.5度の重さを感じ、やはり『王禄』は強い酒だと思いました。

雁木純大吟ゆうなぎ  孝の司まどろみ生

三人仲良く乾杯  三味線は北村姉妹







お酒のラインナップ

最後のシメに、期待もせずに頂いたお酒は、愛知県岡崎市の柴田酒造場が醸す孝の司(こうのつかさ)純米大吟醸まどろみ生酒です。創業は幕末も近い天保元年(1830)で、当時額田郡下山村の庄屋だった柴田家が、年貢や食用米からの余剰米を使って酒を造り売り出したのが始まりです。

酒名の由来は、病気の父と暮らす息子が、山の中で酒が湧き出る泉を見つけ、毎日父に飲ませて病気が治り元気になったという「養のいずみ」民話に因んで名付けたようです。

孝の司純米大吟醸まどろみ生酒』の酒米は、愛知県産の「夢山水」で、「山田錦」と「中部44号」を交配させ完成させた希少な酒米です。雑味が無く香りの良いお酒になる酒造好適米です。仕込み水には奥三河の超軟水「神水(かんずい)」を使っており、軟水の良さを活かすなら低アルが良いとの思いから、アルコール度数を13度に醸しています。低アルコールの大吟醸とは珍しいですねぇ。また、酵母やスペックは非公表です。

グラスに注がれた酒色は透明で、香りは優しくフルーティな香り。口に含むと軟水ならではの甘く柔らかな口当たり。上品で円やかな甘さは「えっ!銘柄は何だっけ!」と二度見の美味しさ。未だ呑んだ事の無いお酒にも、こんなに美味しいのがあるんだなぁと感じ入りました。

今回初めて参加させて頂いた訳ですが、是非来年も・・いや必ず来年も参加したいと思いを強くして送迎バスに乗りこみ帰路に着きました。

新一年生の交通事故はけっこう多く発生しているらしく、車を運転中に児童を見かけたら、危険な行動をしないかよく見たり、徐行したりが大切だという事でした。皆さん安全運転で~。♪

(。・_・。)ノ

2026年4月5日日曜日

上野恩賜公園で買った『七賢スパークリング山ノ霞』

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わが家の通称「ネコのひたい」という名の菜場に、昨年末に採れた大根を埋めておきました。もちろん収量が多く食べきれないからです。年が明け雪も消えたので掘り起こしてみました。大根を洗うと薄黒い斑点があちこちに見られましたが、皮をむいたら真っ白で問題無く「鶏と大根の甘酢さっぱり煮」に調理してもらい頂きました。大根超美味しい!。

大根を掘り  収穫します

さて26日に、ウチの奥様のお供で東京の東京都美術館に行ってきましたが、上野恩賜公園で「第2回酒屋角打ちフェス」が行われており、帰りに立ち寄り購入させて頂いたのが216日の当ブログの『純米吟醸 中野新橋』でしたが、もう一本七賢スパークリング山ノ霞も買わせて頂いておりました。







バンドの演奏

このお酒は山梨県北杜市白州町の山梨銘醸が醸しており、創業は江戸時代中期の寛延三年(1750)です。信州高遠で代々酒造業を営んでいた北原家より分家したのが初代の北原伊兵衛で、水の良い白州を気に入り、甲州街道台ケ原で酒造業を始めました。

五代目が酒蔵の母屋を新築した天保元年(1835)に、高遠城主の内藤駿河守より新築祝いとして「竹林の七賢人」の欄間一対を賜りました。これが『七賢』の由来となっています。その後、10代目が1925年に社名を山梨醸造として現在に至っています。

現在の蔵元が「乾杯のシーンに合う日本酒」を目指して開発したのが、スパークリング酒でした。シャンパンの本場フランスで製法を学び、開発から販売まで5年の歳月をかけて造ったお酒は、2024年のKuraMasterのサケスパークリング部門で最高賞のプラチナ賞を獲得。翌2025年でも金賞を獲得しており、自他とも認める乾杯酒となっています。

また『七賢スパークリング山ノ霞』には姉妹品の『七賢スパークリング杜ノ奏』と『七賢スパークリング星ノ輝』がありますが、『山ノ霞』は甲斐駒ヶ岳に漂う霞をイメージしたお酒になります。



七賢スパークリング  山ノ霞

キャップにも  裏書をどうぞ 







バブルだらけ

酒米は酒造好適米の「ひとごこち」と、飯米で濃厚な甘さが特徴の「夢ごこち」を使い、名水百選の甲斐駒ヶ岳の伏流水で醸した、ALC12度で壜内二次発酵のスパークリング酒です。滓を敢て残すことで、麹の甘味と円やかな酸味を演出しています。

七賢スパークリング山ノ霞』を屋外に持ち出し静かに開栓すると、ボンッと音がして泡が立ち上がりました。溢れる一歩手前で何とか泡が落ち着き事なきを得ました。蛇の目に注ぐと発泡の泡で満たされ、徐々に泡が消えていくと酒色は滓で薄く濁っています。細かなバブルは酒器の内側にも張り付き、爽やかでフルーティな香りがします。口に含むとシュワシュワとサイダーのような口当たりで、程良い甘さは飯米「夢ごこち」の味わいでしょうか。酸味は仄かで辛さは感じません。キレもスッキリで、この旨さなら元旦のランキングに入りそうだと感じました。どこかで出会ったら、迷わずに購入する1本だと思いました。

冷蔵庫で保管の際に、壜の口へ栓を挿入できなかったため、ペットボトルで保管しました。後日、残り半分を頂いたのですが、ペットボトルからぐい呑みへという訳にはいきません。やっぱり形式も大切なので、再度壜に注ぎ戻して頂きました。

さて、ウチの奥様は2月の末にも、東京の日本橋高島屋行われた書道の女流展を見るために、娘と連れ立って出かけましたが、一日中雨で気温も低く寒かったそうです。やっぱり、晴れ男の私と行った方が良かったのではと思う今日この頃です。♪

(。・_・。)ノ