2013年5月27日月曜日

衝撃!リンゴ香の日本酒

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。 お陰様を持ちまして当ブログも【 遊びに来たほろ酔いさん 】が約半年で延べ1000人を超えました。これもひとえにご覧いただいている皆様のお陰と、大変感謝致しております。今回1000人突破記念として、Facebookでも見ることができるようになりました。今後も日本酒の美味しさや、お酒の情報をどんどん勝手に発信していきますので、お手すきの際にはぜひご覧頂きたく、宜しくお願い申し上げます。 さて、今回飲ませて頂いたお酒は、全国最多の金賞受賞蔵として有名な岩手県盛岡市にある(株)あさ開酒造で、『純米吟醸夢灯り』の季節限定バージョンとして希少に販売している『しぼりたて夢灯り 純米吟醸生原酒』です。普通のお酒と違うのは、一升瓶の首にキッパリと「驚きます。まるでもぎたてリンゴの香り」の札が見てとれることです。 DSCF3165DSCF3160  『しぼりたて夢灯り 純米吟醸生原酒』      このタグを読んで下さい 本当かなあと思いながらぐい呑みに注ぐと、100%ジュースのようなフルーティな香りは何とリンゴ!。酵母の仕業か、それとも掛け米か、侮れぬ驚きの香り。純米酒(米と米麹だけで造るお酒)なのでリンゴシロップが入るはずもなく、ある意味奇跡の純米酒と思います。呑むなりリンゴの香りが鼻から一緒になだれ込み、味わうと甘く軽いのみ口ですが、淡麗ではなく米の味も。でも後味は確かにあの「あさ開」です。どうやって造っているのか本当に不思議ですが、日本酒をあまりお飲みにならない女性に勧めたいお酒でした。 DSCF3152DSCF3157   ぐい呑みは素朴で渋い備前焼           赤みの強い味わい  今回のぐい呑みは岡山県備前市の吉延豊丘氏による備前焼です。三日町の「小野画廊」で買い求めたもので、初めての「桐箱入り高額ぐい呑み」でした。備前焼は鎌倉時代より既にあり釉薬を一切使わない焼き物で、アカマツなどを燃やして焼き上げる製法により火のような朱色のアクセントが入ります。手触りよくしっかりと手に馴染み、程よい重さが心地よく感じる逸品だと思います。しかし、リンゴの味わいの酒は不向きだったか、このぐい呑み・・・。 \(。・_・。)ノ









2013年5月20日月曜日

雑賀衆が造るお酒

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。  5月17日付けのデーリー東北に、英国のロンドンで開催された世界最大ワイン品評会のSAKE部門で、八戸種類の『如空純米大吟醸華想い』、弘前市の斎藤酒造店『六根翡翠(ヒスイ)純米大吟醸酒』、同じく六花酒造の『大吟醸じょっぱり』の3銘柄が金賞に選ばれた記事が載っていました。これで青森県も酒どころとして認知され、広く日本国中に知れ渡ったのではと思っています。  さて、今回のお酒は和歌山県岩出市の(株)九重雑賀から『吟醸 雑賀衆』です。醸造元の雑賀家は戦国時代の伝説の鉄砲隊、雑賀衆を率いたあの雑賀孫市の末裔だそうです。ラベルにはトレードマークとして熊野の八咫烏がデザインされています。酒米は五百万石で、お酒はコクよりも切れの良さを出したサッパリ系の上品さを感じる吟醸酒に仕上げており、アルコール度数も15.5度と高くないため、飲みやすい淡麗辛口と言ったところでしょうか。しかし、飲んでみたら(2合程度)お酒が好きな私でも結構効きました。何が原因だったのでしょう。『越乃寒梅吟醸酒』系がお好きな方には、仄かな吟醸香や柔らかな呑み口に思わずハマってしまう恐れがあります。 DSCF3212DSCF3214       化粧箱にも八咫烏が          瓶にも八咫烏がうっすらと  このお酒は、先日娘が和歌山へ旅行したときに買って来てくれたもので、こんなに重いものをよくぞ八戸まで運んでくれたと感謝して飲ませてもらいました。本当に持つべきものは孝行者の子供たちですなあ。(しんみりと・・)  九重雑賀の社長様とは、2010年11月「リカーショップくるみや」さん主催の日本酒の会で、小中野の割烹「重兵衛」に来八した際お会いしました。外見はスラリと細身なのですが、わざわざ八戸まで足を運んでくれるとは根性が太い!。その時に雑賀の数々のお酒で私は今までにないほど物凄く酔ってしまい、かみさんに雷鳴が轟く如く厳重注意を受けたことが昨日のように思い出されます。でも、九重雑賀のお酒はそれだけ美味しいお酒だったという事でしょう。 IMG_1238DSCF3218       お酒を熱く語る雑賀社長         骨董店で買ったぐい呑み  今回のぐい呑みは、市内の骨董店にて二千円で買求めたもので、手の込んだ造りに「いい仕事してますねえ」と言いたいほどの出来栄えです。きっと名のある方の作品だと思っています。銘のわかる方は是非教えてください。 \(。・_・。)ノ











2013年5月13日月曜日

六根 純米吟醸無濾過生原酒 タイガーアイ華吹雪

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。 5月12日、「第32回八戸うみねこマラソン全国大会」が開催され、私もハーフ(21km)の部に参加しました。GWの連休で練習不足に陥ったのですが、沿道の皆さんの温かい応援により1時間53分の満足できるタイムで完走でき何よりでした。次の目標は6月初めの新井田川チャレンジランの時間内完走に向けて練習したいと思っています。 DSCF3222DSCF3227   今年もM先輩と一緒に走りました    皆さんの応援の力で今回も無事完走  さて、今回呑んだお酒は新年会でもご紹介したお酒で、弘前城の城西にある齋藤酒造店の六根 純米吟醸無濾過生原酒 タイガーアイ華吹雪でした。この度の宴は八日町の「青森自慢料理 誇屋」にて飲み放題で行ったのですが、もっと美味しいお酒を飲みたい一心の私の我儘でお酒を持ち込ませてもらい、飲み放題では味わえない旨さに、一升分ですが座が盛り上がったような気がしました。  『六根 タイガーアイ華吹雪の酒米は「華吹雪」という大粒で蛋白質や脂肪が少ない、青森県を代表する酒造好適米で、この酒米で仕上げたお酒は絶品です(大粒の米の稲は風で倒れやすいため育てづらいのです)。  開栓しコップに注ぐと華やかな香りがします。そして一口目、華やかさと共にほのかな甘さが口の中いっぱいに広がり、芳醇な味わいと純米の旨さが楽しめます。2口3口と呑むと甘さに慣れ、隠れた辛口に気づきます。このお酒の「+2度」の日本酒度はもちろん辛口です。参会した皆さんに美味しいと言ってもらいうれしくなりました。 IMGP1268IMGP1264    六根 タイガーアイ華吹雪          「青森自慢料理誇屋」の前で  「青森自慢料理 誇屋」は大正時代に建築された旧河内屋という建物で、アールデコ調の趣となっている大正モダニズムを現代に伝えており、「登録有形文化財」にもなっています。2階は個室になっており他の居酒屋のように他人に干渉されずに少人数でも楽しめるように配慮されています。また、ここの鶏肉はブランド鳥「青森シャモロック」でとても有名で、当然美味しくなければ有名になりません。美味しいお酒と美味しい料理で満足して家路につきました。ごちそうさまでした~。 \(。・_・。)ノ










2013年5月6日月曜日

陸奥八仙 槽酒(ふなざけ)の今昔

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。 桜が散りはじめました。GWも今日で終わってしまいます。皆様はどんなお休みを過ごされたのでしょうか。私のところは連休中に愛知県から長男が帰省し賑やかでしたが、帰ったとたんに静かになって愛犬のココアちゃんが寂しそうにしています。今日は最後のお休みですが明日からの仕事がしっかり務まるように頭を切り替えています。 さて、今回のお酒は私の定番、八戸酒造(株)より『陸奥八仙 槽酒(ふなざけ)特別純米無濾過生原酒(青ラベル)』です。実はこのお酒、数年前に『槽酒』として売っていたのを買って飲んだことがあり、日本酒クラブの会員番号1番のI氏に「男山の槽酒っていう酒はおいしいので買ってみたら」と教えたことがありました。濁り酒ではないのに澱がけっこう多く沈み、開栓すると発酵時の炭酸ガスがシュワシュワシュワー・・と湧き立つのに驚き、また、口に含むと舌にピリッとするのがわかるお酒だと記憶しています。 今回の『陸奥八仙 槽酒』は以前より炭酸が少なく感じますが、槽口から搾りたてを汲んだような味わいは同じで堪えられません。陸奥八仙ブランドによりお行儀よく甦った新生槽酒は、以前のような荒々しさは消え旨さを兼ね備え、『』や『』のようなフルーティさをやや抑えて、フレッシュなそして辛口な味わいが楽しめます。 DSCF3115DSCF3117  『陸奥八仙 槽酒特別純米無濾過生原酒』   槽酒の文字は旧酒瓶の文字か? DSCF3120DSCF3122 ぐい呑みは神津幸治氏の力作         お酒を入れると幻想的  今回のぐい呑みは以前に写真を載せていましたが、新進気鋭の陶芸作家 神津幸治氏の作で、ほたる焼のように光を透す柔らかな味わい、そして斬新でかつ優しい色合いに目を奪われます。神津氏は、九谷焼の陶工で人間国宝の三代目徳田八十吉氏に師事し、その後スペイン研修より戻ってからは笠間焼の荒田耕治氏に師事しています。この酒器は「色のある器」を掲げ活動している神津氏が神奈川県に築窯してからの作で、階上町の『ギャラリー克泉』で個展を行った際に気に入って購入しました。使い易くてお酒が美味しく頂ける酒器なのですが、たくさん入るんだよなぁ、お酒が。 \(。・_・。)ノ