2022年12月26日月曜日

退職記念の『喜久泉大吟醸山田錦』

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もうすぐお正月。玄関を飾るのは勿論しめ飾りですが、玄関から災いが入らないようにするためで、27日か28日に飾り、松の内が過ぎる7日に取り外します。今年は三八城公民館の「しめ飾り作り教室」に参加させて頂き、この世に一つのしめ飾りを作ってきました。

指導は中村先生  製作中の私



まずまずの出来  参加者全員の力作

さて、7月初旬に鶴田町のN氏に音頭を執って頂き、五所川原市のM氏、八戸市内在住のM氏、南部町のT氏と5名で、私の退職祝いを開催して頂きました。その際に記念の品として、寄せ書きの入ったメッセージボードと四合瓶の日本酒を頂戴しており、今回ご紹介するお酒がその『喜久泉 金冠 大吟醸山田錦100』です。退職祝い当夜の感動、そしてN氏をはじめ皆様方への感謝の想いと共に、1225日の聖なる日に戴きました。

立派な箱に入り 喜久泉大吟醸



裏書をどうぞ  酒色は透明

喜久泉 金冠 大吟醸山田錦100は青森市で創業明治11(1878)の西田酒造店が醸しているお酒で、代表銘柄は『田酒』と『喜久泉』です。『喜久泉』の名前の由来は、「幾久しく喜びが続くように」と願いが込められていて、東北清酒鑑評会にも出品され、金賞を幾度となく受賞している主力酒です。

その秘密の一つとして、現在は一般的に機械製麹法で麹を造っているものを、手間の掛かる蓋麹法と云う手造りの技法で造っています。また、淡麗にして軽快な味わいとするため、醸造用アルコールを必要最低限添加し、糖類を一切使用していません。

酒米はラベルにある通り最強酒米の「山田錦」を40%にまで磨き、軟水の八甲田山系の伏流水で醸しています。日本酒度は+3.8で酸度1.2、アルコール度数は16.5%の大吟醸です。

蛇の目に『喜久泉 金冠 大吟醸山田錦100』を注ぐと、とろんでいるようにも感じ酒色は無色透明です。香りは華やかにフルーティな香りが強く漂います。7月に参会された方々を思い浮かべ「乾杯!」と一人発声。口に含むと甘さがありますがスッキリしていてフルーティ。呑み込むと咽喉の奥から仄かな酸と辛さが湧き上がって口腔内を満たしてキレてゆきました。山田錦の米の旨味を上手に引き出し、淡麗辛口のようですがコクもあり、これは複雑な味わいだと利きながら吞んでいたら、あっという間に定量の二合となりました。

来年春には五所川原のM氏が定年退職との事で、長い間落ち度もなく勤め上げ、無事是名馬とお祝いの会が開催される事を楽しみにしております。会場は五所川原かな?、それとも鶴田町かな?、その時の乾杯を思い、今からワクワクしています。

さて、今年も一年間当ブログをご覧頂き、誠にありがとうございました。厚く厚く御礼申し上げます。元旦には今年の総括、恒例「日本酒気に入りましたランキング2022」をお届けします。参考になるかどうか分かりませんが、ランキング入りしたお酒を味わうのも一興です。どの銘柄が入るか期待してご覧くださいませ。それでは良いお年をお迎え下さい。♪

(。・_・。)ノ

2022年12月18日日曜日

鶴田町のN氏を慕う仲間が集い『彩來 宵の風 純米吟醸無濾過生原酒』

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年末も近くなってきましたが、コロナ第8波の罹患者もだいぶ増えて参りました。しかし、当地八戸市は人口と罹患者数の割合では、かなり健闘しているものと思っています。

さて、今回、コロナ対策をしっかり行ない海ぼうずさんにお邪魔した面々は、鶴田町のN氏をオヤジと慕う八戸在住のM氏と南部町のT氏、そしてN氏に仕事で大変お世話になった私の三人でした。来春には津軽方面でN氏とともに乾杯するであろうと、練習のために訪れた・・・事にしておきましょう。因みにM氏とT氏は私の卒業した高校の先輩で、且つ建設に携わる仕事だったため、当日は先輩後輩トークや仕事の話に花が咲きました。

乾杯は先輩方がビールで、私はやっぱり日本酒です。はやる気持ちを抑えて選んだ乾杯酒が『彩來 宵の風 純米吟醸無濾過生原酒』で、三人の健康・健勝を祈念して乾杯です。

1杯幾らのお酒  こちらが呑み放題

昨年私が退職した際の送別会に、社員の方々が美味しいお酒をたくさん持ち寄って下さいましたが、その中の1本に『(Sara)特別純米無濾過生原酒花澄みうすにごりがありました。昨年一年間に呑んだ日本酒ランキングに顔を出したほど美味しいお酒だったのでまた吞みたいと思っていたら、海ぼうずさんの冷蔵庫の中に発見‼。

このお酒は、埼玉県上尾市で創業が明治27年の北西酒造が醸しており、創業当時からの主力酒の『文楽』は、本醸造が主体の食中酒です。しかし侮るなかれ、2021年にロンドンで開催されたインターナショナルワインチャレンジの大吟醸部門で最優秀賞となるトロフィーを受賞しています。スバラシイ!。2018年より現低流通ブランドとして立ち上げた『(さら)』が大大大ブレイク。今では通販でも一人様1本限りと云う銘酒です。酒名は埼玉県の愛称「彩の国」から発出し、「の国発の世界を変える日本酒の到」から『』としており、「香り、甘味、酸の3つの要素が奏でるハーモニー」をコンセプトに、米・酵母・水から美味しいお酒を創造し、且つコスパも考えて酒造りを行っています。



彩來花澄み  裏書をどうぞ

彩來 宵の風 純米吟醸無濾過生原酒』の酒米は酒造好適米の「雄町」で、複数の酵母を使って目標の酒質になるように調整し、秩父からの伏流水を井戸から汲上げた弱硬水で仕込んでおり、日本酒度-14、酸度1.6の超甘口のお酒です。

グラスにトロミがかったお酒を注ぐと酒色は透明で、果実のようなフルーティな香りがします。口に含むと完熟フルーツのようなジューシーさで、後から来る酸は果物のように甘酸っぱく、今年のも抜群の旨さで、ランキング入りしそうな美味しさでした。これでは埼玉県№1の『花浴陽』もうかうかしていられないと思ったほどでした。

続いて頂いたお酒は、福島県南会津郡で創業大正9年の花泉酒造が醸す『しもふりロ万純米吟醸うすにごり原酒一回火入』です。主力酒は『花泉』でしたが、平成19年に『ロ万』を誕生させ、瞬く間に人気酒に押し上げました。瓶の裏書きにもあるように、酒造りには独特な技法を使っており、米(会津産コメ)・水(超軟水の名水高清水)・蔵人(会津人)・酵母(うつくしま夢酵母)・業(もち米四段仕込み)の集合体が『口万』というお酒の旨さの秘密となっています。

しもふりロ万  お酒の秘密が

このお酒は2月に搾った『かすみロ万純米吟醸うすにごり生原酒』を1回火入れさせて、その後約半年間蔵内で低温熟成させたお酒で、大地に霜が降る頃に蔵から世に出されたものです。

グラスに注ぐと薄っすらと濁っており、香りは』ほどではないものの、爽やかでフルーティな香りがします。口に含むと華やかにジューシーですが、シャープな甘みとうすにごりの円やかさ、煌めく酸味がバランスよく、呑み飽きしない旨味を持ったお酒でした。『』にも決して負けていなかったことに驚いた私です。呑み放題に置くかなぁ、このお酒を。

わかむすめ  御湖鶴ひとごこち

菱湖純米吟醸  一白水成純米吟醸

刈穂kawasemi  裏ちえびじん







三人で仲良く

その後は山口県の『わかむすめ瑠璃唐草純米吟醸無濾過原酒』、長野県の『御湖鶴純米吟醸ひとごこち無濾過原酒』、新潟県の『菱湖純米吟醸1回火入れ』、秋田県の『一白水成純米吟醸』、同じく『刈穂純米吟醸秋kawasemi』、ラストオーダーで大分県の裏ちえびじん~番外編~純米吟醸おりがらみ生酒で中締めとなりました。

M先輩が宴会の途中で、鶴田町のN氏に電話をして下さり、私、T先輩、M先輩の順に積もる話をさせて頂きましたが、なんだか4人で集まって、和気藹々と話をしているような錯覚に陥りました。楽しいひと時をありがとうございました。♪

(。・_・。)ノ

2022年12月11日日曜日

秋田で1番?それって『花邑純米吟醸生酒未来』では

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近年カブを漬けておりますが、昨年5㎏漬けたのを失念し、産直で10㎏ものカブを購入してしまいました。仕方ないので気合で全部漬けましたが、まあまあ美味しく漬かったので結果オーライと考えております。

10㎏のカブ  頑張って切って

漬物タルに投入 砂糖を入れて

酢を入れて  ひと月で完成

さて、私は今年の1月に起業し、鉄道関係の資格を使ったお仕事で生計を立てております。発注者のF君は超が付く日本酒ファンで、冷蔵庫には目が眩むほどの日本酒が保管されているようです。お陰様で、通販で購入したお酒を時々分けて頂いており、今回はそんな彼からの絶品『花邑純米吟醸生酒未来を呑ませて頂きました。

このお酒は、雪深い秋田県の湯沢市で、創業明治七年の両関酒造が醸しています。酒蔵の名は刀剣に由来し、東の大関(当時の最高位)は「正宗」、西の大関は「宗近」なのを、酒蔵界の東西に跨がる両大関となるようにと『両関』にしたようです。主力酒は『翠玉』に『Rz』、そしてこの『花邑』です。

UVカットのフィルム 花邑酒未来




裏書をどうぞ 酒色は透明

今回のお酒は、酒米に「酒未来」を使っていますが、もともと十四代の蔵元だった高木辰五郎氏が18年もの歳月を掛けて造ったもので、「山酒4号」と「美山錦」を掛け合わせ、1999年に完成させた酒米です。全国で約20蔵が「酒未来」を使っており、華やかで甘く瑞々しい味わいのお酒になる傾向があります。因みに秋田県は、『花邑』と『一白水成』のみに提供されているそうです。

花邑純米吟醸生酒未来』は「酒未来」を50%まで精米した本来であれば大吟醸ですが、敢えて吟醸酒としています。仕込み水は、栗駒山から流れ込む皆瀬川の名水百選にも選ばれた「力水」で、日本酒度-8、酸度1.5に仕上げました。

蛇の目に注ぐととろみがかっており色合いは透明です。香りは香量も多くフルーティな吟醸香。口に含むとフルーティ&ジューシーで、呑み込んだ後の口腔に心地よい酸味を感じ、優しい芳醇甘口の味わいがキレイなお酒です。それでいてキレも良く、甘口なのにお料理にも合うと云うのはビックリ致しました。

「酒未来」は前述のように高木酒造で造られましたが、通常では県の試験場とか研究センターなど、いわゆるお役所で開発されるのが殆どです。それを、いち酒蔵で造ってしまうという凄さに脱帽です。昔の人は根性が違うなぁ。♪

(。・_・。)ノ

2022年12月4日日曜日

長男の近畿旅行のお土産に『龍神丸純米吟醸生原酒60瓶囲い』

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今年の菜園はジャガイモの収穫後に大根の種を蒔いたのですが、時期も遅くなってしまい収穫を危ぶんでいました。しかし何とかひと冬食す程度の大根は収穫できました。とりあえず食べる分を家に入れ、残りは畑の土の中で保管してみることにしました。痛まなければ良いのですが。

大根の双葉  収穫は楽しい

たくさん収穫  畑に埋め保存

さて、10月中旬に愛知県に住む長男が、娘にパンダを見せてあげたいと、大阪~和歌山と休日を利用して遊びに行きました。動画が送られてきましたが、羨ましいほど楽しそうでした。今回のお酒は、その時にお土産として買ってくれたもので、和歌山県有田郡の髙垣酒造が醸す龍神丸純米生原酒60瓶囲いでした。有難いねぇ。嬉しいねぇ。

竜神丸立姿 雄々しい文字

酒名の由来は  酒色は琥珀色で

高垣酒造は高野山へと向かう高野街道筋の宿場町にあり、空海ゆかりの地と云われています。創業の天保11(1840)は、幕府老中水野忠邦が天保の改革を行った年で、現在、蔵の建物は本屋、塀や土蔵、仕込み蔵、貯蔵蔵などが、文化庁の登録有形文化財に登録される、由緒ある酒蔵となっています。

そんな酒蔵を一人で支えていた8代目が2010年に46歳で急逝し、酒造りを辞めざるを得なかったのですが、髙垣酒造のファンからの応援もあり、奥様が夫の残した酒蔵を再興させました。再興と云っても、1年目の造りがたった1石で、一升瓶100本分しかできませんでした。亡き夫の味が出せないと試行錯誤が続きましたが、他の蔵元の杜氏が短期間指導して下さり、元の『龍神丸』の味わいに一気に近づきました。主力酒は『龍神丸』と『紀の酒』ですが、造る酒の数量も少ないために、なかなか手に入らないようです。

龍神丸純米生原酒60瓶囲い』の酒米は酒造好適米の富山県産五百万石を60%まで精米し、酵母は和歌山酵母を使っています。特筆すべきは仕込み水で、有田川上流の早月峡天然湧水「空海水」を使っており、弘法大師が発見したという不老長寿の水だとか。このお酒はひと味違うかも。因みにスペックは非公開です。

蛇の目に注ぐとお酒の色は少し琥珀色で、香りはコーヒーっぽさもある、今まで経験のない香りがします。口に含むと濃厚な甘さと酸味が合体した味わいがあり、口腔の上にビリビリ、舌にジワジワと。結構な酸味と若干の渋味の織り成す味わいは、濃醇というには力強すぎて、洋酒のようにも感じました。あれっ、以前呑ませて頂いた、京都の『玉川 手つけず原酒 純米吟醸 無濾過生原酒』を少し濃厚にしたようなお酒ですねぇ。ウーム、これは用心して頂くお酒です。

髙垣酒造さんのある有田郡は、温州ミカンのブランド「有田みかん」の産地で、私も子供の頃からお世話になりました。お正月はコタツでミカンを食べるのですが、もちろん「有田みかん」。美味しいミカンですよね~!。♪

(。・_・。)ノ

2022年11月27日日曜日

コルク栓を抜き『ヌメロシス サケ エロティック生酛』で乾杯

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7月に、仕事を発注者して下さる方々を私の自宅にお招きし、3人で酒宴を催しましたが、再度10月にと計画していたら、何と五十肩が発症し夜も満足に眠れない日々が続いたため、酒宴は先延べとなっていました。しかし五十肩も注射によりほぼ二週間で寛解し、11月に漸く開催のはこびとなりました。

前回同様に私が料理担当で、F君は日本酒担当、H君は帰りの車の準備担当と役割分担はバッチリです。今回皆様に用意したお料理は、肉じゃが、鶏モモ肉のさっぱり煮、生ハムユッケ、こんにゃくとゴボウのピリ辛煮、ホタテの佃煮、牛こまとブロッコリーのオイマヨ炒め、無限トマトサラダ、そして購入したお刺身と焼き魚で、美味しいかどうかは別にして、多分ですが彼らはお腹いっぱいになったはずです。

日本酒担当のF君が今宵の宴にと、気合十分で持ち込んでくれたお酒は『ヌメロシス サケ エロティック生酛(四合瓶)十四代純米大吟醸極上諸白(一升瓶)、『鳳凰美田純米吟醸酒無濾過本生酒初しぼり(四合瓶)3本。垂涎の品揃えは、日本酒通を証明する逸品ばかり!。

先ず乾杯酒は、長野県上高井郡小布施町の小布施ワイナリーが醸すヌメロシス サケ エロティック生酛です。う~ん初めて聞くなぁ。実は小布施ワイナリーはワイン蔵で、極寒の1月にのみ約100石の日本酒を造っています。しかも、昔ながらの機械を使わない造りで、瓶詰めもポンプすら使わず自然落下に任せるほど。創業は幕末の慶応3(1867)で、舟問屋だった曽我屋が酒造業を始めましたが、昭和17年の戦時の物不足で廃業し、その後ワイン造りにシフトします。一旦失った酒造許可の再取得が叶い、厳寒期でワイン畑での作業が無い僅かの間、日本酒を醸しています。

ヌメロシス サケ エロティック生酛』の「ヌメロシス」は「6号」と訳し、6号酵母を使った酒という意味です。もちろん「エロティック」にも意味があり、「狂おしい恋愛を経た大人の男女にのみ解りうる、退廃的な香味の酒」であるがゆえに、この酒名となっています。深い!。



ヌメロシス  サケエロティック




裏書をどうぞ  滓が見えます

ワインのコルク抜きで栓を抜き、蛇の目に注ぐとお酒の色はほぼ透明ですが、滓が舞っているように見えます。爽やかで果実のような香りがし、乾杯の発声とともに口に含むと、サッパリとした呑み口にフルーティな甘さと心地よい酸味、総じてバランスの良い味わいです。そして切れる際には僅かな辛さも感じられ、まるでコクのある白ワインの甘口のよう。「何!これっ」と、三人それぞれが感動を口に出しながら頂きました。




化粧箱も立派  堂々の十四代

裏書をどうぞ  酒色は透明で

さて、四合瓶なのでアッという間に瓶が空いてしまいましたが、続くお酒が超高級ブランド酒の『十四代純米大吟醸極上諸白生詰め』です。先ず、箱が立派で千円の値が付くそうです()。このお酒は、山形県村山市の創業が江戸初期の元和元年(1615)の高木酒造が醸しており、平成6年に十五代目の杜氏の高木顕統(あきつな)さんが、初めて造り命名した十四代が、当時の主流だった『越乃寒梅』などの端麗辛口酒を押し退けて、フルーティなお酒のブームを巻き起こし、今では入手困難酒の筆頭を走っています。

酒名の「諸白(もろはく)」とは高精米の事で、麹米、掛米ともしっかり磨いて造っているという意味になります。酒米は兵庫県特A地区産の極上「山田錦」と幻の酒米「愛山」で、酵母は自社蔵付き十号酵母。仕込み水には桜清水と呼ばれる、出羽山系の葉山の伏流水で醸しており、スペックは残念ながら非公開です。

蛇の目に注ぐとトロミがあるようで酒色は透明です。立香は上品に、そしてフルーティに香ります。口に含むと瑞々しい甘さがストレートにやって来て、酸味までフルーティに感じます。決して甘ったるくは無く、品の良い甘さです。『十四代』らしい旨味を山田錦と愛山がデュエットで奏でる味わいに、感無量でした。これは傑作としか言いようが無く、当然、入手困難酒です。これは当ブログの年間ランキングの上位に入る酒だなぁ。

一升瓶の『十四代』もあらかた頂き、最後のお酒は栃木県小山市で創業が明治五年の小林酒造が醸す『鳳凰美田純米吟醸酒無濾過本生酒初しぼり』です。これも旨いんだよなぁ~。二十年以上前は廃業も考えていたという酒蔵でしたが、夫婦で「自分達が呑みたいと思えるお酒を造る」と頑張って、超人気銘柄の仲間入りを果たしました。酒名の由来は、酒蔵が日光連山の豊富な伏流水に恵まれた美田(みた)村にあった事から命名しています。全量を吟醸仕込みで、殆どのお酒を「しずく搾り」と云う手作業の方法で搾るので、吟醸香がより強く香るようです。




そそる鳳凰美田  純吟初しぼり




裏書をどうぞ  酒色はほぼ透明

鳳凰美田純米吟醸酒無濾過本生酒初しぼり』の酒米は富山県南砺産五百万石で、それを55%まで磨いて使い、日光連山の清らかな伏流水で醸した、日本酒度±0、酸度1.8のお酒です。蛇の目に注ぐと酒色はほぼ透明‥いや少し濁りがあるか。そして華やかな吟醸香が顔の周りに立ち上がります。口に含むとフレッシュで、甘さはそれ程感じませんが、程良い酸味と辛味、そしてフルーティさが鼎の足のようにバランス良く、力強い旨味を構成しています。

 今回も夕方の6時に開始で、夜9時までの酒宴でした。前回もそうでしたが、F君からは常人では入手困難な格別のお酒を提供して頂いており、感謝の念に堪えません。感謝だけでいいのかなぁ‥とも思いますが、年が明けたら再度席を設けましょうとお開きになりました。H君とF君は左右に揺れながら帰って行きました。もちろん見送る私も前後左右に揺れていましたが。♪

(。・_・。)ノ