2022年12月4日日曜日

長男の近畿旅行のお土産に『龍神丸純米吟醸生原酒60瓶囲い』

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今年の菜園はジャガイモの収穫後に大根の種を蒔いたのですが、時期も遅くなってしまい収穫を危ぶんでいました。しかし何とかひと冬食す程度の大根は収穫できました。とりあえず食べる分を家に入れ、残りは畑の土の中で保管してみることにしました。痛まなければ良いのですが。

大根の双葉  収穫は楽しい

たくさん収穫  畑に埋め保存

さて、10月中旬に愛知県に住む長男が、娘にパンダを見せてあげたいと、大阪~和歌山と休日を利用して遊びに行きました。動画が送られてきましたが、羨ましいほど楽しそうでした。今回のお酒は、その時にお土産として買ってくれたもので、和歌山県有田郡の髙垣酒造が醸す龍神丸純米生原酒60瓶囲いでした。有難いねぇ。嬉しいねぇ。

竜神丸立姿 雄々しい文字

酒名の由来は  酒色は琥珀色で

高垣酒造は高野山へと向かう高野街道筋の宿場町にあり、空海ゆかりの地と云われています。創業の天保11(1840)は、幕府老中水野忠邦が天保の改革を行った年で、現在、蔵の建物は本屋、塀や土蔵、仕込み蔵、貯蔵蔵などが、文化庁の登録有形文化財に登録される、由緒ある酒蔵となっています。

そんな酒蔵を一人で支えていた8代目が2010年に46歳で急逝し、酒造りを辞めざるを得なかったのですが、髙垣酒造のファンからの応援もあり、奥様が夫の残した酒蔵を再興させました。再興と云っても、1年目の造りがたった1石で、一升瓶100本分しかできませんでした。亡き夫の味が出せないと試行錯誤が続きましたが、他の蔵元の杜氏が短期間指導して下さり、元の『龍神丸』の味わいに一気に近づきました。主力酒は『龍神丸』と『紀の酒』ですが、造る酒の数量も少ないために、なかなか手に入らないようです。

龍神丸純米生原酒60瓶囲い』の酒米は酒造好適米の富山県産五百万石を60%まで精米し、酵母は和歌山酵母を使っています。特筆すべきは仕込み水で、有田川上流の早月峡天然湧水「空海水」を使っており、弘法大師が発見したという不老長寿の水だとか。このお酒はひと味違うかも。因みにスペックは非公開です。

蛇の目に注ぐとお酒の色は少し琥珀色で、香りはコーヒーっぽさもある、今まで経験のない香りがします。口に含むと濃厚な甘さと酸味が合体した味わいがあり、口腔の上にビリビリ、舌にジワジワと。結構な酸味と若干の渋味の織り成す味わいは、濃醇というには力強すぎて、洋酒のようにも感じました。あれっ、以前呑ませて頂いた、京都の『玉川 手つけず原酒 純米吟醸 無濾過生原酒』を少し濃厚にしたようなお酒ですねぇ。ウーム、これは用心して頂くお酒です。

髙垣酒造さんのある有田郡は、温州ミカンのブランド「有田みかん」の産地で、私も子供の頃からお世話になりました。お正月はコタツでミカンを食べるのですが、もちろん「有田みかん」。美味しいミカンですよね~!。♪

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