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2025年8月31日日曜日

微細なバブル、愛山の旨味『AKABU純米吟醸愛山NEW BORN生酒』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。スマホでご覧の方は一番下までスクロールして、「ウェブバージョンを表示」でご覧頂くと、アーカイブやカテゴリを楽しめますので、どうぞお試を。

早いもので9月に入りました。毎日30℃以上で異常に暑かった夏は、残暑という形で今もなお主張し続けています。いつになったら秋風が気持ちよく吹き渡るのでしょう。この時期は果物が美味しいので、体重増加に要注意の季節です。ボヨヨン腹を引き締めるため、91日から11月の国保ドックの当日まで、毎日必ず腹筋を続けます。必ず!。

さて、お盆前に日本酒通で愛山推しのF君より、お酒を2本頂戴しました。今回呑ませて頂いたのはその内の1本『AKABU純米吟醸愛山NEW BORN生酒』。こんなお酒をくれるか?普通?。

このお酒は岩手県盛岡市の赤武酒造が醸していますが、前身は東日本大震災で被災した大槌町の『浜娘』を醸す酒蔵でした。蔵の息子さんが東京農大卒業後に杜氏として実家に戻りましたが、大きく被災した大槌町の酒蔵を諦めて、2014年に盛岡で20代の蔵人たちと赤武酒造を立ち上げます。彼らが目標に掲げたのは「日本を代表する銘酒を造る」でした。その目標は現在ほぼ達成され、今では『赤武』も爆発的な人気から、入手困難酒になっています。

赤武愛山生  ラベルも凛々しく




裏書をどうぞき 酒色は透明







バブルが見える?

AKABU純米吟醸愛山NEW BORN生酒』の酒米は酒名の通り、幻の酒造好適米「愛山」で、50%まで磨いた実質大吟醸で、酵母は吟醸香の高い岩手酵母。そして北上川伏流水で醸し、火入れをしない生酒です。なおスペックは非公表となっていますが、呑んだ感じでは日本酒度-2、酸度1.7くらいでしょうか。

待ちきれずに開栓すると「ボンッ」と大きな音が。痺れる~。蛇の目に注ぐと酒色は透明で、内側に微細なバブルがたくさん張付いています。期待が高まる~!。

香りは爽やかで甘さを伴ったフルーティな香りがします。口に含むとガス感が華やかでジューシー。また、微発泡が旨味を口中に広げます。直ぐに濃い目の酸が来て、そのまま口腔に残っていますが、呑み込んでも苦みは無くキレてゆきました。さすが『赤武』は、どの銘柄も旨いと再確認させられました。

赤武酒造六代目の蔵元は、東京農業大学在籍中に唎酒大会で優勝したらしく、恐ろしく繊細な舌を持った人なのです。かくいう私は、唎酒が今一歩ダメで、美味しく呑む事には長けています。悪しからず。♪

(。・_・。)ノ

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2024年5月5日日曜日

居酒屋海ぼうずさんで乾杯『奥六純米吟醸生酛仕込unite』

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今年の1月に居酒屋海ぼうずさんへ伺いましたが、直後に帯状疱疹に罹患したため禁酒状態にありました。漸く完治したため、やっと2回目の海ぼうずさんとなりました。お相手は、昨年度も私に仕事を発注してくれたF君とその部下のK君です。新年度もお手柔らかにと乾杯しています。

3階は立派なお酒  1階2階は呑み放題

K君が少し遅れるという情報から、乾杯の練習として冷蔵庫3階よりお酒をチョイス。私は岩手銘醸の『奥六純米吟醸生酛仕込unite』を、F君は『十四代純米吟醸おりがらみ生』で声高らかに乾杯です。



奥六unite  緊張のK君(中央)

岩手銘醸の創業は安政5(1858)で、本社はドジャース大谷の誕生の地、岩手県奥州市にあり、支店を一関市に設けています。岩手銘醸の主力酒は昭和30年に誕生した『岩手誉』で、支店では平成17年に『玉の春』を新銘柄として立ち上げています。そして昨年新ブランドとして立ち上げたお酒が『奥六』で、酒名の由来はこの土地からきており、岩手内陸を奥六郡と呼んでいたことから、当地産の酒米で醸すお酒に『奥六』と名付けています。また、ラベルは「川西大念佛剣舞」をデザインしています。

酒米は岩手が誇る酒造好適米の、奥州市産「結の香」を50%まで磨いた実質大吟醸のお酒で、酵母は杜氏の奥さんの出身地である秋田で誕生した協会6号酵母。仕込み水には日照りが続いても枯れた事のない「からめ井戸」から湧き出る軟水を使って醸した、ALC15度のお酒です。

グラスに注いでもらうと立ち香は仄かでフルーティさが。早速、口に含むと優しい甘さと酸味があり、生酛特有の強めの酸味は気になりません。逆に6号酵母と軟水仕込みで、口当たりがフルーティに感じられるのかも。充分に満足のいく乾杯酒となりました。

さて、漸くK君も到着合流したため、乾杯の練習の成果を出すことに。呑み放題のスタートのお酒は、三重県伊賀市で創業明治25年の大田酒造が醸す花芽実(かがみ)特別純米にごり生原酒SILKY CLOUDです。滓がらみの滓が沈殿していたので、先ずは澄んだ部分で乾杯して呑み干し、その後、撹拌して再度グラスへ注ぎました。

花芽実薄澄み  撹拌後の花芽実

大田酒造の主力酒は当地のレジェンド服部半蔵に因んだ『半蔵』で、年間600石を手作業に拘り醸しています。2019年に24歳で七代目の杜氏に就任した大田氏が「自分自身が仲間と呑みたい酒を妥協せずに造る」として誕生させたブランドが『花芽実』で、心に芽吹いた想いを咲かせ実らせたいとの想いから名付けられています。

花芽実(かがみ)特別純米にごり生原酒SILKY CLOUDの酒米は三重県産が新開発した酒造好適米「神の穂」で、酵母は吟醸酒に多く使用される、酸の生成が少ないそして香気の高い協会901号。それらを蔵内の井戸水で醸した、日本酒度-2、酸度2.2ALC16のお酒です。

薄澄みを注いだグラスからは、仄かに甘さを湛える香りがします。口に含むと『奥六』よりもハッキリとした甘さで、果実のようなキレイな酸も感じます。F君と顔を見合わせ、「これは旨い!」と声が出ました。撹拌後に頂くとシルキーな呑み口で、甘さはそのままに酸味がより増幅しており、旨味という点で撹拌前の方が美味しかったと感じました。

さて、「『花芽実』美味しかったねぇ」といいながら、何気に冷蔵庫から取り出し、グラスに注いで呑んだらビックリ!。これが本日一だった『浦里純米吟醸ひたち錦』でした。驚いたなぁ、美味しくて。








浦里純米吟醸

このお酒を醸すのは、茨城県つくば市の創業が明治10年の浦里酒造店で、主要銘柄は『霧筑波(きりつくば)』です。六代目の蔵元兼杜氏が蔵に入り、二年目の2020年に誕生させたのが新銘柄の浦里で、2021年の「南部杜氏自醸清酒鑑評会」吟醸の部において、主席を獲得するという離れ業をやってのけました。杜氏の拘りは、「茨城生まれの小川明利酵母(協会10)を使って醸す」ことで、醸造理念にも「小川酵母を極める酒造り」を掲げています。

浦里純米吟醸ひたち錦』の酒米は酒造好適米の「ひたち錦」で、透明感の高いスッキリとした味に仕上がるお米です。このお米を50%まで磨いた実質大吟醸で、酵母は拘りの小川酵母を使い、中軟水の筑波山系伏流水を井戸から汲んで、仕込み水に使って醸した、ALC15度で1回火入れの原酒です。

グラスに注ぐと酒色は透明で、香りは果実のようにフルーティ。口に含むとジューシーな口当たりで、上質な甘さにビックリ!。呑み込むと心地よい渋味があり、微かな辛さが余韻となってキレました。酸をほぼ感じさせない手腕と味わいのバランスの良さに、驚きを隠せない我々でしたが、裏書を見て驚きました。これが何と1回火入れ。とても火入れと思えない、生酒のような旨さに驚いた三人でした。これは今年のランキングに入るなぁ。

亀治好日番外   麓井ジューシー

山本うきうき   流輝Morpho

鳳凰美田初搾り  紫宙スノー

萩の鶴生原酒   OCEAN99銀海








裏酒一筋  

浦里』をお代わりしてから次々とお酒を頂きました。山形県の『亀治好日番外編』は夏子の酒のイラストが。同じく山形の『麓井ジューシー純吟』、これも美味しかった秋田県の『山本純米吟醸生酒うきうき』、群馬県の『流輝純米大吟醸Morpho』、栃木県の『鳳凰美田純米吟醸初搾り生』、岩手県の『紫宙純米吟醸スノーラベル』、宮城県の『萩の鶴純米吟醸別仕込み生原酒』、千葉県の『OCEAN99銀海Departure無濾過生原酒』で、呑み放題の最後のシメは岡山県赤磐市の利守酒造が醸す辛口の『裏 酒一筋番外生酒』でお開きでした。F君もK君も十分満足したと思いますが、私は当日、献血したばかりなので、あまり呑むわけにもいかず、ペースを落として呑ませて頂いた次第です。



 



 同級生と偶然再会

さて、昨年の10月に擦過傷で病院通いをしていた時、偶然同じ擦過傷で通院していた中学校時代の同級生と遭遇しました。お互い日本酒を呑んで転んだ話で盛り上がり、私が海ぼうずさんのお酒が凄いと言ったのを憶えていてくれて、当日来たとの事でした。さて、どうでしょう。気に入ってくれたでしょうか。それにしても偶然というのは恐ろしいものです。♪

(。・_・。)ノ

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2024年1月8日月曜日

五所川原のM氏から頂戴した『鷲の尾 結の香 純米吟醸酒』

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昨年の10月に転倒し重篤な擦過傷を負ったために、腕や手、足が包帯だらけとなり、とても献血したいなどと言い出せず、10月初旬の白鷗ライオンズ主催の献血に行くことが叶いませんでした。やっと傷が癒えた12月初旬に58回目の献血に臨むことができ、誰かのために役に立ったものと思っています。皆さんも血液を必要とする人たちのため、どうか献血に御参加願えればと思っています。







献血バスの前で

さて、昨年の5月吉日、私が在職中に大変お世話になった五所川原のM氏の「退職を祝う会」が八戸で催されましたが、その際私に過分なお土産として頂戴したのが『鷲の尾 結の香 純米吟醸酒』でした。しかも化粧箱入り~‼。こりゃ立派だなぁ。いいのかなぁ。ありがとうございます。2023年を総括する大晦日に頂きましょうと、冷蔵庫に長く仕舞って置いた、いわゆる取って置きです。M氏に感謝しながら頂きました。

化粧箱も凛々しい  鷲の尾結の香




スペックは   酒色はほぼ透明

このお酒は、岩手県八幡平市で創業が文政十二年(1829)の澤口酒店が醸している主力酒で、大鷲が住んでいたという厳鷲山(岩手山の別称)の山麓より湧き出る水で醸したため、『鷲の尾』という銘柄としたそうです。

また、このお酒は「岩手の最上級酒」を目指し醸しており、2017年から2021年までの「KuraMaster」の純米大吟醸部門で、2020年こそ「金賞」でしたが、それ以外の年は「プラチナ賞」を受賞している、折り紙付きのお酒です。スッゴイ!。

酒米は岩手の酒造好適米の最高峰「結の香」で、山田錦に負けない酒米を開発すべく2002年より試行錯誤した後、「華想い」と「山田錦」を掛け合わせる事によって、寒さに強く大粒で、且つ高精白に耐え華やかな香りと、優しい甘みの「結の香」2012年に誕生しました。様々な人たちとの縁の「結」を大切にし、人と人の「結」を繋ぐようにと名付けられています。

鷲の尾 結の香 純米吟醸酒』は、酒造好適米「結の香」を40%まで磨いて使い、酵母は華やかで繊細な味と香りの岩手独自の酵母「ジョバンニの調べ」、仕込み水に前述の岩手山の山麓の湧き水で醸し、日本酒度-2,酸度1.25の実質大吟醸酒です。

蛇の目に注ぐと酒色はほぼ透明で、香りは概ねフルーティですが、微弱にアルコール臭が少々。口に含むと呑み口は淡麗で、軽やかな口当たりがフルーティに甘さも含み、後半には強めの酸と口腔に穏やかな辛さが順次やってきます。呑み込んだ後は口の中がスッキリと爽やかになりました。スペック的には日本酒度+3、酸度1.4位に感じる味わいでしたが、「結の香」の米の旨味をしっかりと感じることができたものと自認しております。

昨年は行けなかったので、今年こそは津軽方面に車で行きたいと考えています。今回は黄金崎不老不死温泉に入るのが目的ですが、私が勝手に師と仰ぐ故杉浦日向子さんがポアール(日向子マニアなら分かる)と入湯しているので、師匠を偲ぼうと思っている次第です。♪

(。・_・。)ノ

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2023年7月23日日曜日

 乾杯は『鍋島 NEW MOON純米吟醸しぼりたて生』H君F君と家呑み

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7月に入り梅雨空と蒸し暑さに鬱陶しさを覚えます。しかし、畑の野菜や花壇の草花は、降る雨に感謝しながら大きくなっているようです。

さて、いつもウチでお酒を一緒に嗜むH君F君と、2月以来の機会に恵まれ日本酒を三人で頂戴しました。当日はいつもの通り私が料理担当で、F君は稀少日本酒持ち込み担当、H君は帰りの車の準備担当と役割分担は完璧です。

今回用意したお料理は、「鰹のたたきユッケ風」「ナス炒り」「焼き鳥」「新玉とサバ缶のマヨポン」「キノコの梅シソごま油和え」「ブタ肉とニラもやし炒め」「お刺身」「焼き魚」と、体重を気にするF君に忖度したローカロリーメニューとしています。

料理はこんな感じ  鍋島でカンパ~イ

F君渾身の乾杯酒は、最近では入手の難しい『鍋島 NEWMOON純米吟醸しぼりたて生でした。このお酒は佐賀県鹿島市で約400石を造る富久千代酒造が醸しており、創業は大正末期です。平成に入った頃、酒類の小売り免許の規制緩和で、売り上げが低迷する事に危機感を抱いた蔵元は、九州を代表する酒を造りたいと一念発起して、新たな酒造りに挑戦しました。試行錯誤する事数年、平成10年にやっと納得のいく新たなお酒ができあがりました。新酒のネーミングは一般公募により、佐賀の江戸期の呼称であった鍋島藩に因み鍋島という名に決まり、新ブランドとして立ち上げました。その後、平成23年のIWC大吟醸部門でトロフィー(最優秀賞)を受賞し、現在では念願が叶って九州を代表するお酒となりました。

鍋島の『MOON』シリーズにはニュームーンサマームーン』『ブロッサムムーン』の3種類ありますが、特にジューシーな鍋島 NEWMOON純米吟醸しぼりたて生が一番人気のようです。酒米は富山県産酒造好適米「雄山錦」で、多良岳山系からの良質な地下水で醸し、日本酒度+3、酸度1.3のお酒に仕上げています。

鍋島NEW MOON  開封危険



裏書をどうぞ  酒色は透明

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは仄かですが爽やかな果実香。口に含むと完熟の果実のような重厚な甘みのジューシーさで、後からくる微かな酸味と辛さが側面をサポートし、キレに苦味をほんのりと感じました。さすがに『鍋島』は違うなぁ。旨味たっぷりだなぁ。因みに、苦みの残る内に料理を頂くと料理の美味しさが倍増します。また、苦味が残る内にお酒を頂くと甘さが倍増します。上手く造っていますねぇ。今年のランキングに入るなぁ。

鍋島の余韻が舌に残る中、次に開栓したのは大吟醸しずく取り寫樂でした。福島県会津若松市の鶴ヶ城の門前にある宮泉銘醸株式会社が醸しており、四方を山脈に囲まれた地域で、盆地特有の寒暖の大きさ、雪解けの水による水源の豊富さが、美味しいお酒造りに適しています。創業は昭和30年と比較的新しい蔵ですが、主力酒はかなり有名な『會津宮泉』と『寫樂』です。因みに『寫樂』は、現社長が蔵に戻って平成19年に立ち上げたブランドで、且つ爆発的にヒットしたお酒です。

寫樂大吟醸  裏書をどうぞき







酒色は透明

大吟醸しずく取り寫樂』の酒米は、酒造好適米の絶対王者「山田錦」を40%まで磨いた大吟醸で、仕込み水には磐梯山系伏流水を蔵の中にある井戸から汲み上げ仕込んでいます。出来上がった醪は袋に入れて吊るし、自重で滴り落ちる雫を集め壜に詰めた1回火入れの雫酒です。日本酒度は+2、酸度が1.4で、純米酒では無くアルコールが添加されています。

グラスに注ぐとこちらも無色透明で、香りは仄かに吟醸香が。口に含むと、先程の『鍋島』とは明らかに違って、スッキリとした甘さと、程好いジューシーさも感じます。上質できれいな酸味と仄かな辛さのバランスも良く、呑み込むと口腔には酸だけが残りました。三人で猛烈にお代わりをして、こちらもアッという間に空壜となってしまいました。

最後の1本は一升壜の『AKABU中獲六拾生』ですが、聞いた事ありますか?。このお酒は岩手県盛岡市の赤武酒造が醸していますが、前身は東日本大震災で被災した大槌町の酒蔵でした。蔵の息子さんが卒業後に杜氏として実家に戻り、被災した大槌町の酒蔵を諦めて、盛岡で2014年に赤武酒造を立ち上げました。今では『赤武』は全国規模の爆発的な人気で、入手困難酒にも近づいてきました。

今回の『AKABU中獲六拾生』は、ラベルも通常の『赤武』とは一線を画すシンプルラベルですが、実は品川の「かがた屋酒店」の別注品として仕込んだお酒で、このお店でしか購入できません。

酒米は岩手の誇る「吟ぎんが」で、柔らかで豊かな味わいになる酒米です。その「吟ぎんが」60%まで磨いて使い、北上川伏流水で醸した純米吟醸酒で、斗壜の中間部分を壜詰めした生酒です。なおスペックは非公表となっていますが、呑んだ感じでは日本酒度±0、酸度1.4くらいでしょうか。



赤武中獲六十生  別注ラベル



裏書をどうぞき  酒色は透明

グラスに注ぐと少しとろみがあるように思えます。酒色は透明で、香りは爽やかでフルーティ。口に含むと瑞々しくジューシーで、甘さと仄かな酸、落ち着いた辛さがバランスよく味わえます。酒質は重くは無く、華やかで淡麗といったところでしょうか。「吟ぎんが」の米の旨味をしっかり出し切った味わいに感動しっぱなしでした。なかなか買えないお酒を呑ませて頂き、F君には感謝の気持ちでいっぱいです。

 毎回の決まり事で、夕方18時から開始し21時でお開きとなります。一人6合ほど呑んだはずですが、二人は素面の人のように普通に帰ってゆきました。この後、「家庭料理ぼたん」に直行し、またお酒を呑んだと後日聞いて驚いた私でした。考えられん!。♪

(。・_・。)
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2022年7月4日月曜日

N常務からのお土産『紫宙純米大吟醸無濾過生原酒ぎんおとめ』

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626日に「第37回おいらせ町いちょうマラソン大会」が開催され、しばらくぶりに「自由の女神」を見ながら、心を躍らせ走ろうと思い、コツコツと練習をして当日を迎えましたが、ケガのため棄権し記念品のみを頂戴して帰ってきました。残念!。マラソンで2度目の棄権に少しヘコんでいます。

さて、先日、市内建設会社のN常務の御自宅で『十四代七垂二十貫純米大吟醸』を御馳走になったのですが、その際にお土産として頂戴したのが一升瓶の『紫宙(しそら)純米大吟醸無濾過生原酒ぎんおとめでした。高価なのにメチャメチャ太っ腹だなぁ―!。

このお酒は、南部杜氏発祥の郷と云われる岩手県紫波郡紫波町で、創業が明治36年の廣田酒造店が醸しており、「多くの人々に喜んで頂ける酒を」と創業時から主力酒に『廣喜』を造っている酒蔵です。

この酒蔵では酒瓶のラベルにある通り「酸基醴酛」という米の旨味にこだわった製法で醸しており、江戸時代から伝わる生酛系の造りを明治時代に改良した、いわゆる古くて新しいと云われる製法に平成29年より挑戦しています。

そんな廣田酒造店が令和312月から発売を開始した新ブランドが紫宙でした。酒米を変えながら発売を続けており、第一弾の酒米が「吟ぎんが」、第二弾は「銀河のしずく」、第三弾「山田錦」、第四弾「結いの香」、そして第五弾が今回の『紫宙純米大吟醸無濾過生原酒ぎんおとめ』です。因みに、『紫宙』とは紫波町から「紫」を一文字頂戴し、天空の先にある宇宙から「宙」を貰った、紫波町の空から宇宙に突き抜ける旨さを表現した立派な酒名です。




紫宙立ち姿  金文字がエグイ




裏書をどうぞ 酒色は透明で

酒米の「ぎんおとめ」は岩手県が2002年に品種登録しており、酒造特性は「美山錦」と同等な味わいの酒質となる酒米で、50%に磨いて使っています。酵母には、華やかでスッキリとした味わいに仕上がる「ジョバンニの調べ」を使い、仕込み水には水分神社に湧き上がる名水で、吾妻峰山麓の伏流水を使って醸した、日本酒度-3、酸度1.5のお酒です。

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りはフルーティな吟醸香で香量も多く、楽しみが増し増しです。口に含むとジューシーで重厚な甘さがドーンとやってきます。その後直ぐに辛さをジワジワと感じ、呑み込んだ後にゆっくりと酸味が食道からせりあがるようにやってきました。なので、次々と口腔に入る濃厚ジューシーな味わいに、辛さは全く気になりません。旨味たっぷりの激旨酒でした。また、2合ずつ約1ヶ月にわたり呑ませて頂きましたが、味わいが酸っぱく劣化する事は無く、最後まで開栓時のままの風味で頂けたことには驚きました。

この美味しいお酒を醸す杜氏は、南部杜氏の中で女性杜氏第一号となった方が醸しています。女性杜氏は今では全国に3040人ほどいるようですが、美味しいお酒が女性杜氏の手から造られています。女性の感性だって侮ることはできません。♪

(。・_・。)ノ

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2021年12月27日月曜日

酒蔵祭りで購入『喜久盛 純米生原酒嫉み(そねみ)』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。また、今年も年末まで辛抱強くご覧頂き、心より感謝申し上げます。

とうとう今年最後の更新となりました。今年一年良く続いたものだと我ながら感心しております。これもひとえに、「見てるよ」「楽しみにしてるよ」と応援してくださっている方々のお力添えのおかげと感謝しております。来年のどこの時期まで頑張れるか、行き当たりばったりですがブログを更新したいと思っておりますので、今後とも暖かく見守って頂ければ幸いです。

さて、県内外はもとより関東方面からもお客が集まる八戸市の八食センターでは、年末が近づくと「酒蔵祭り」のイベントが開催され、多くの日本酒ファンで混み合います。今年も青森、岩手、秋田、山形県の蔵元が大集結し賑やかに開催されました。


入口の風景  所狭しと


いろんな酒が 蔵ランク1位八仙も

そんな目移りする中で、私が購入させて頂いたお酒は岩手県北上市に唯一残る200石の小さな蔵で、創業明治27年の喜久盛酒造株式会社が醸す『喜久盛 純米生原酒嫉み』でした。平成15年に四代目の蔵主が急逝し、30歳で蔵主となった五代目が、先ず行ったのは「純米酒を造る」と云う事でした。また、営業面では漫画家やデザイナー、ミュージシャン等とコラボし、商品開発やプロモーションをする事で販売強化に繋げ、独自の発展を遂げている酒蔵です。

そして今回のお酒は、五代目が東京のサンシャインシティで開催された日本酒フェアで、徳島県の三好菊酒造の蔵主と酒造りで意気投合し、酵母を交換して精米歩合55%の純米酒を造ろうとコラボが決定しました。




嫉み(そねみ)  画江戸川ずるこ


裏書をどうぞ  酒色は琥珀色

喜久盛酒造では酒米を岩手県産「ひとめぼれ」に、交換した「徳島県オリジナル酵母」で酒を仕込み、名前を『嫉み』とし、三好菊酒造では酒米を徳島県産「日本晴れ」、酵母は岩手県オリジナル酵母「ゆうこの想い」で仕込み妬み』としました。この奇妙なネーミングの名付け親は2つの蔵主の共通の知人であり、ラベルのデザインを担当した江戸川ずるこさんで、『嫉み』は山里を疾る風神を、『妬み』は甘美に泣く雷神をイメージし製作したようです。

日本酒度-1、酸度1.3の『喜久盛 純米生原酒嫉み』を蛇の目に注ぐと、酒色は琥珀色で酸を感じさせますが、香りを利くと甘そうな気がします。口に含むと果物ジュースのように甘く、直ぐに濃厚な酸味が追いかけてきます。呑み込むと酸が咽喉に刺さるようにジワッときますが、スッキリとした味わいも口腔に残ります。甘いのに飲み飽きしないお酒でした。こうなると三好菊の『嫉み』も気になるところです。

喜久盛酒造のお酒のネーミングには驚くしかないものが多く、『タクシードライバー』や『ビクトル投げからの膝十字固め』、『電気菩薩』『死後さばきにあう』等々、どんな味か想像を絶するネーミングのお酒が揃っています。気になる方は蔵のホームページをご覧になって下さいね。

今年一年、応援頂き誠にありがとうございました。元日には恒例の、2021年「日本酒気に入りましたランキング」を発表致しますので、期待して下さいませ。それでは皆様良いお年を~。♪

(。・_・。)ノ