2026年5月10日日曜日

小幡建設工業の安全大会 乾杯は『瀧自慢純米にごり生酒』

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私が以前勤めていた小幡建設工業の安全大会が、八戸パークホテルで行われるので参加して下さいとの連絡を頂き、喜んで参加させて頂きました。建設会社は安全第一ですよねぇ。

参加者は、協力業者様がパッと見200名ほどで、第1部は元労基署のOBが「墜落災害の防止について」と題し、資料を基に30分ほど講演しました。この種の事故は建設業の災害の中では群を抜いて多く、参加者の皆さんは真剣に話を聞いておりました。

さて第2部はいよいよ懇親会となります。小幡建設工業の社員も含め、全員で事故防止を祈念しながら乾杯をしました。私が乾杯で頂戴したお酒は、主催者が準備したであろう、三重県名張市で創業が明治元年(1868)の瀧自慢酒造が醸す瀧自慢純米にごり生酒でした。いいお酒を準備ましたねぇ。酒蔵は三重県と奈良県との県境で、忍者が有名な伊賀盆地にあります。もしかして、末裔の方々が忍びでお酒を造っているのかも・・それは無いか。

蔵名・酒名の瀧自慢は、滝百選に選ばれるほど自慢の「赤目四十八滝」の山麓で造られている事から名付けられています。「自分が呑みたいと思う酒、自分が呑んで美味しいと思う酒を造る」を信念に「百人が一杯呑む酒より、一人が百杯呑みたくなる酒」を目指している、石高は六百石の小さな酒蔵です。

2016年の伊勢志摩サミットでは、ワーキングランチで『瀧自慢純米大吟醸』が乾杯酒と食中酒に採用されています。それくらいの力量の酒蔵なので、もちろんIWC等でも金賞を獲っているお酒が多数あります。

瀧自慢にごり  白く濁って

瀧自慢純米にごり生酒』の酒米は、酒造好適米の雄「五百万石」を60%まで磨いて使っています。酵母は蔵内の直培養酵母を使い、平成の名水100選「赤目四十八滝」の伏流水で醸し、出来たての生きた醪を壜に詰め、二次発酵をさせています。日本酒度+4、酸度1.3ALC16%の「吹き出し注意」の生酒です。

開栓するとボンッと大きな音がしました。吹き出しはしませんでしたが、壜内に泡が立っています。デキャンタに注ぐと酒色は滓でやや濁っており、また発泡した泡がビールのように水面に浮かんでいます。イイね!。

香りは華やかでフルーティな香り。口に含むとシュワシュワとガス感があり、酸味も心地よくラムネのように爽やかな口当たり。日本酒度が+4でもかなり甘さを感じ、呑みやすいのでグイグイと口に運んでしまいました。旨味たっぷりのお酒で、周りの方々に誰彼なく勧めました。

八戸酒造の裏男山  豊盃純米大吟醸

社員の方々と  新部長様と







お客様のK氏と

その後も八戸酒造の『裏男山超辛純米生原酒』や、弘前市の三浦酒造が醸す結構高価な『豊盃純米大吟醸こぎん刺し山田錦39』を頂戴しながら、社員の方々と旧交を温め懇談し、時間はあっという間に過ぎてゆきました。小幡建設工業の社長や会長にもご挨拶させて頂きましたが、温かな労いの言葉を頂戴し、ほっこりとした心持ちでタクシーに乗り帰路に着きました。来年も是非呼んでほしいなぁ。♪

(。・_・。)ノ

2026年5月3日日曜日

八戸酒類の五戸工場で醸す『如空純米吟醸雄町』

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3月中旬に、熱湯で淹れたコーヒーを飲もうとして、右足のくるぶし辺りに誤って掛けてしまい、結構重篤なやけどを負いましたが、ほぼ毎日病院へと通い、やっと寛解しました。足の痛みも大変でしたが、お風呂の湯船に浸かれないのも残念でした。皆さんも火傷には注意しましょう。

さて昨年末、いつも仕事でお世話になっている方から、お歳暮で日本酒を頂戴しました。もちろん私が、日本酒が大好きだと常々公言しているからで、ビールの詰め合わせなどより超嬉しいお歳暮です。その届いたお酒が今回頂戴する如空純米吟醸雄町です。

このお酒は当地八戸市の八戸酒類五戸工場が醸しています。八戸酒類の創業は老中田沼意次が失脚した天明6(1786)で、五戸工場は明治43年となっています。工場のある五戸町は八戸市に隣接した町で、奥州街道の要所と云われ、名馬の産地である事から、馬肉が美味しい町として有名です。また、八戸酒類は、当主が代々「橋本八右衛門」という名前を継いでおり、現在は九代目で、『八鶴』の「八」はもちろん八戸の頭文字からで、「鶴」は南部八戸の殿様の家紋が「向い鶴」だったことに由来しています。因みに壜のラベルの文字は、かの横山大観の筆によるものです。

如空純米吟醸  裏書をどうぞ







酒色はほぼ透明

如空純米吟醸雄町』の酒米は、酒造好適米の定番「岡山県産雄町」を50%まで磨いており、酵母は酸の少ない協会10号酵母(明利小川酵母)、そして工場敷地内の井戸から汲んだ、五戸川の伏流水である硬度40度の軟水で仕込む、日本酒度+4、酸度1.6ALC16度の季節限定純米吟醸です。米を50%まで磨いているのだから、実際は大吟醸ですけど。

利き猪口に注ぐと酒色は仄かに透明で、香りも仄かな吟醸香。スッキリとした呑み口で、仄かな甘さと軽めの酸。呑み込むと口腔にまとわりつくジワジワとした辛さで、淡麗辛口な感じがします。これはまるで「雄町」の味わい。最後は苦みでキレてゆきました。

如空』の酒名は、7代目が唱えた「味わい空の如し」から名付けられており、澄み渡る五戸町の青空を酒名にしたようです。ウンウン、確かに五戸町の空はきれいですねぇ。

517日には「八戸うみねこマラソン」があると云うのに、火傷のおかげで全く全然これっぽっちも走っていません。本番当日はどうなっている事やら超心配です。♪

(。・_・。)ノ

2026年4月26日日曜日

長男からの誕生日祝いのもう一本は『風の森 山田錦807純米生酒』

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草取りを頑張っています。雑草が小さいうちに取ると取りやすいので・・・いや、立派に育った雑草が辺り一面に生えていると、草取りをやる気が失せてしまうので、小さいうちに取っております。

さて1月の私の誕生日に、愛知の長男がクール宅急便で送ってくれたお酒は都合2本で、その内の1本『丸石謹製 純米吟醸 特別醸造うすにごり生原酒』は39日の当ブログで既にご紹介させて頂きました。残りのもう一本が、今回ご紹介する『風の森 山田錦807純米生酒』です。解ってるねぇ~。有難いねぇ~。親孝行だねぇ~。



風の森807  無濾過無加水

裏書をどうぞ バブルがビッチリ

このお酒は享保四年(1719)創業で、日本酒発祥の地と云われる、奈良県御所市の油長酒造が醸しています。元々は慶長年間に菜種油を使った製油業を営んでおり、当主は油屋長兵衛を代々名乗っていました。享保四年に酒造業に変わりましたが、屋号はそのまま油長で、今も代々油屋長兵衛を名乗っています。

また、酒蔵の近くには日本書紀にも登場した風の神を祭る「風の森神社」があるため、そこから酒名を頂戴しています。すべてのお酒を純米無濾過生酒にこだわって醸し、消費者にお酒の優劣を誘導する吟醸・大吟醸と云う表記をせずに、消費者の舌で好みのお酒を決めてほしいと自信満々の酒蔵です。あれ?、もしかして栄光冨士と同じですね。

風の森 山田錦807純米生酒』の酒米は、兵庫県産「山田錦」で酒米の絶対王者です。精米歩合は80%と低精白米で、各々の米の持つ特徴を熟慮し、磨かない事にお酒の旨さや個性を求めています。酵母は醗酵力が強く華やかな香りの自社培養7号酵母、そして仕込み水は、大阪と奈良の県境の金剛葛城山系より、岩盤の下を流れてきた深層地下湧水の超硬水を井戸で汲み上げて使い、30日ほどの超低温長期醗酵で醸しています。スペックは非公表の無濾過、無加水の生原酒です。因みに酒名の『807』は、80%精米の大吟醸で7号酵母使用と云う意味です。

開栓するとシュッと音がします。蛇の目に注ぐと微炭酸の細かなバブルが流れ出て、蛇の目の内側に張り付きました。酒色はほぼ透明で、香りは華やかにフルーティな果実の香り。口に含むと舌にピリピリとバブルが刺さる呑み口。そして果実の酸とほど好い甘さが旨味となっています。それから口腔に苦味を残したままキレてゆきました。総じて旨いお酒でした。

草取りもなかなか大変ですが、今の時期ならば未だそれ程でもありません。7月頃からは恐らく猛暑日が続くため、外にいるだけでも大変で、もう草取りなんてとてもとてもできたものではありません。でも、まぁ頑張って草取りはするのですが。♪

(。・_・。)ノ

2026年4月19日日曜日

杜氏 千野麻里子が醸す『川中島幻舞特別純米山田錦無濾過生』

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4月に入り福寿草や水仙が咲いています。また沈丁花も玄関の脇で咲き、甘い香りにうっとりしています。鉢で冬を越したサフィニアやゼラニウムにも花が付きました。いろんな草花たちから初春を実感させてもらっています。

さて先日、家の近くにある「加藤酒店」さんの入り口のガラスに、『幻舞』入荷しましたという紙が貼られていました。目ざとく見つけた私は、早速伺って購入する事に。大型冷蔵庫が何台も並ぶ店内は、日本酒の極楽浄土の様で、目的は『幻舞』購入なのに目移りしてしまいます。たくさんのお酒の中で発見したのが『川中島幻舞特別純米山田錦無濾過生』でした。

このお酒は、長野県長野市川中島町の酒蔵、酒千蔵野(しゅせんくらの)で、創業は天文9(1540)と種子島に鉄砲が伝わる3年前に創業しています。その古さと云ったら、日本全国でも7番目に古く、かの武田信玄公が川中島の合戦でここの酒を所望したことでも有名です。酒蔵は犀川と千曲川に囲まれた扇状地にあるため、地下には酒造りに必要な水が豊富にある場所です。

杜氏は長野県で初の女性杜氏の千野麻里子さんで、酒米の田植えから稲刈りまでもやってのける職人気質です。心から旨いと云える酒を醸すため「心で醸す酒」「心が感じる酒」を守り続けています。

川中島幻舞  しぼりたて



裏書きをどうぞ 酒色は透明

川中島幻舞特別純米山田錦無濾過生』の酒米は、首ラベルの通り酒造好適米の絶対王者「山田錦」を59%まで磨いて使っており、そのためコスパも最高。酵母、酸度、日本酒度は明示していませんが、仕込み水は酒蔵内にある井戸から汲み上げる、千曲川、犀川の伏流水で醸した、日本酒度+4、酸度1.6ALC16度の無濾過搾りたての生酒です。どう考えても美味しそう!。

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは生酒特有の麹の香りが優しく鼻腔をくすぐります。口に含むと重厚な甘さなのにスッキリとした呑み口。それが10秒後には苦みに変わり、口腔をジワジワさせながら酸味でキレてゆきました。やっぱり『川中島幻舞』は旨い!。

昨年秋に掘り起こし、稲わらの中で保管していたグラジオラスの球根を、そろそろ植えようと考えています。お盆に花が咲くように考えて植えるつもりですが、そうそう上手くいくものではありません。まぁ、頑張ってみますが。♪

(。・_・。)ノ

2026年4月12日日曜日

グランドサンピア八戸で日本酒の会、旨い!『孝の司まどろみ生酒』

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新一年生が黄色い帽子を被って登校しています。お兄さんやお姉さんたちと手を繋いで楽しそう。ウチの子供たちも昔はこんなだったなぁと、過日を思い出しながら感無量となっています。

さて、先月の中旬にグランドサンピア八戸で開催された「大吟醸酒を楽しむ会 ~津軽三味線 北村姉妹の奏とともに~」に参加させて頂きました。十四代、飛露喜、天狗舞、加茂金秀、亀泉ほか全国から大吟醸酒、生原酒、初しぼりなど30種類以上そろえましたというフレーズに惹かれての参加です。市庁前に送迎バスが待機していて、15分前に乗り込むもほぼ満席状態。発車時刻には補助席にも座るくらいの満車で出発しました。お隣の方と酒談義をするうちに会場のホテルに到着し、いつも一緒に日本酒を頂く日本酒通のF君とも合流して、楽しくお酒を頂きました。

十四代白鶴錦大吟醸 上喜元大吟醸愛山

楽器正宗大吟醸黒鼓 而今純吟山田錦生

浦里うすにごり生 飛露喜無濾過生原酒

羽根屋大吟醸翼  王禄大吟醸生原酒

乾杯は、テーブル上のグラスに入った十四代エクストラ播州白鶴錦純米大吟醸です。しかし、予めテーブルに準備されていたため、常温に近い温度になっており、本来の旨味を味わう事ができず残念!。まぁ、それでも『十四代』らしい甘さと酸と辛さのバランスが良く、さすがと思わせる旨味のお酒でした。

乾杯の後は、会場の周りに設けられたブースから、グラスに入ったお酒を持ってきます。都度34杯のグラスをテーブルに持ち帰りました。御料理を頂きながらお酒を呑み、またお酒を探しに行き・・を繰り返します。しかも、それらが全て美味しいお酒で、「これも旨い!」を連呼しました。

その中でも気になったお酒は、島根県松江市の王禄酒造が醸す王禄純米大吟醸50生原酒でした。創業は明治5年(1872)で、造りは600石の小さな酒蔵です。酒名『王禄』の由来は、酒を「天の美禄」と云った事から、その全ての美禄の中でも、王者の風格を持つ酒として君臨するように『王禄』となりました。

王禄酒造では、ほぼ全てのお酒が無濾過のお酒で、しかも生酒か生詰めとしています。そのため通常のタンクで保管するとお酒が劣化するため、できあがると直ぐに壜に詰め、-5度の倉庫で保管して、搾ったままの味わいで出荷します。小売店も温度管理ができる店を選んで出荷しているため、取扱い店は全国でたった25店舗という狭き門。

王禄純米大吟醸50生原酒の酒米は、東出雲町産の山田錦を50%まで磨いた大吟醸で、アルコール添加無しの純米大吟醸です。酵母は、華やかな香りと穏やかな酸の協会9号酵母で、仕込み水には日量150tもの水量を誇る、中国山脈からの自然湧水を使った、ALC17.5の加水していない生原酒です。スペックは、以前は公表していましたが、現在は非公表のようです。

グラスを見ると酒色は透明で、香りは穏やかにそしてフルーティな吟醸香が。口に含むとトロミがあるかのような口当たりで、重厚な甘さとコクを感じます。その後でキレイな酸と仄かな辛さがバランスよく、最後には苦みを感じたせいで甘味が強いのにも拘わらず、スッとキレてゆきました。後味にはALC17.5度の重さを感じ、やはり『王禄』は強い酒だと思いました。

雁木純大吟ゆうなぎ  孝の司まどろみ生

三人仲良く乾杯  三味線は北村姉妹







お酒のラインナップ

最後のシメに、期待もせずに頂いたお酒は、愛知県岡崎市の柴田酒造場が醸す孝の司(こうのつかさ)純米大吟醸まどろみ生酒です。創業は幕末も近い天保元年(1830)で、当時額田郡下山村の庄屋だった柴田家が、年貢や食用米からの余剰米を使って酒を造り売り出したのが始まりです。

酒名の由来は、病気の父と暮らす息子が、山の中で酒が湧き出る泉を見つけ、毎日父に飲ませて病気が治り元気になったという「養のいずみ」民話に因んで名付けたようです。

孝の司純米大吟醸まどろみ生酒』の酒米は、愛知県産の「夢山水」で、「山田錦」と「中部44号」を交配させ完成させた希少な酒米です。雑味が無く香りの良いお酒になる酒造好適米です。仕込み水には奥三河の超軟水「神水(かんずい)」を使っており、軟水の良さを活かすなら低アルが良いとの思いから、アルコール度数を13度に醸しています。低アルコールの大吟醸とは珍しいですねぇ。また、酵母やスペックは非公表です。

グラスに注がれた酒色は透明で、香りは優しくフルーティな香り。口に含むと軟水ならではの甘く柔らかな口当たり。上品で円やかな甘さは「えっ!銘柄は何だっけ!」と二度見の美味しさ。未だ呑んだ事の無いお酒にも、こんなに美味しいのがあるんだなぁと感じ入りました。

今回初めて参加させて頂いた訳ですが、是非来年も・・いや必ず来年も参加したいと思いを強くして送迎バスに乗りこみ帰路に着きました。

新一年生の交通事故はけっこう多く発生しているらしく、車を運転中に児童を見かけたら、危険な行動をしないかよく見たり、徐行したりが大切だという事でした。皆さん安全運転で~。♪

(。・_・。)ノ

2026年4月5日日曜日

上野恩賜公園で買った『七賢スパークリング山ノ霞』

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わが家の通称「ネコのひたい」という名の菜場に、昨年末に採れた大根を埋めておきました。もちろん収量が多く食べきれないからです。年が明け雪も消えたので掘り起こしてみました。大根を洗うと薄黒い斑点があちこちに見られましたが、皮をむいたら真っ白で問題無く「鶏と大根の甘酢さっぱり煮」に調理してもらい頂きました。大根超美味しい!。

大根を掘り  収穫します

さて26日に、ウチの奥様のお供で東京の東京都美術館に行ってきましたが、上野恩賜公園で「第2回酒屋角打ちフェス」が行われており、帰りに立ち寄り購入させて頂いたのが216日の当ブログの『純米吟醸 中野新橋』でしたが、もう一本七賢スパークリング山ノ霞も買わせて頂いておりました。







バンドの演奏

このお酒は山梨県北杜市白州町の山梨銘醸が醸しており、創業は江戸時代中期の寛延三年(1750)です。信州高遠で代々酒造業を営んでいた北原家より分家したのが初代の北原伊兵衛で、水の良い白州を気に入り、甲州街道台ケ原で酒造業を始めました。

五代目が酒蔵の母屋を新築した天保元年(1835)に、高遠城主の内藤駿河守より新築祝いとして「竹林の七賢人」の欄間一対を賜りました。これが『七賢』の由来となっています。その後、10代目が1925年に社名を山梨醸造として現在に至っています。

現在の蔵元が「乾杯のシーンに合う日本酒」を目指して開発したのが、スパークリング酒でした。シャンパンの本場フランスで製法を学び、開発から販売まで5年の歳月をかけて造ったお酒は、2024年のKuraMasterのサケスパークリング部門で最高賞のプラチナ賞を獲得。翌2025年でも金賞を獲得しており、自他とも認める乾杯酒となっています。

また『七賢スパークリング山ノ霞』には姉妹品の『七賢スパークリング杜ノ奏』と『七賢スパークリング星ノ輝』がありますが、『山ノ霞』は甲斐駒ヶ岳に漂う霞をイメージしたお酒になります。



七賢スパークリング  山ノ霞

キャップにも  裏書をどうぞ 







バブルだらけ

酒米は酒造好適米の「ひとごこち」と、飯米で濃厚な甘さが特徴の「夢ごこち」を使い、名水百選の甲斐駒ヶ岳の伏流水で醸した、ALC12度で壜内二次発酵のスパークリング酒です。滓を敢て残すことで、麹の甘味と円やかな酸味を演出しています。

七賢スパークリング山ノ霞』を屋外に持ち出し静かに開栓すると、ボンッと音がして泡が立ち上がりました。溢れる一歩手前で何とか泡が落ち着き事なきを得ました。蛇の目に注ぐと発泡の泡で満たされ、徐々に泡が消えていくと酒色は滓で薄く濁っています。細かなバブルは酒器の内側にも張り付き、爽やかでフルーティな香りがします。口に含むとシュワシュワとサイダーのような口当たりで、程良い甘さは飯米「夢ごこち」の味わいでしょうか。酸味は仄かで辛さは感じません。キレもスッキリで、この旨さなら元旦のランキングに入りそうだと感じました。どこかで出会ったら、迷わずに購入する1本だと思いました。

冷蔵庫で保管の際に、壜の口へ栓を挿入できなかったため、ペットボトルで保管しました。後日、残り半分を頂いたのですが、ペットボトルからぐい呑みへという訳にはいきません。やっぱり形式も大切なので、再度壜に注ぎ戻して頂きました。

さて、ウチの奥様は2月の末にも、東京の日本橋高島屋行われた書道の女流展を見るために、娘と連れ立って出かけましたが、一日中雨で気温も低く寒かったそうです。やっぱり、晴れ男の私と行った方が良かったのではと思う今日この頃です。♪

(。・_・。)ノ

2026年3月29日日曜日

白も黒も『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 ZEBRA Biack or White』

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「彼岸じゃらく」で締めくくった八戸の冬も終わり、いよいよ4月になります。新入学、新社会人と希望の溢れる4月は、それを祝福するような桜が良く似合います。個人的には「新」が付くような事象はありませんが、新酒には拘りたいと思っています。

さて、1月に八戸市の台所といわれる八食センターに行ってきて『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 森のくまさん おりがらみ延妙』を購入させて頂き、元旦のランキングに入りそうなお酒だと先日のブログに書きましたが、本日のブログは、ウチの奥様から八食センターで、もう一本購入してもらっていた『榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 ZEBRA Biack or White』をご紹介します。

酒壜のラベルには白黒の縦縞があり、よ~く見るとシマウマらしき動物の顔が見て取れました。このお酒は、山形県鶴岡市で安永2(1778)創業の冨士酒造が醸しています。冨士酒造の詳細については、223日の当ブログを是非御覧下さい。

酒名の『ZEBRA Biack or White』ですが、シマウマ(ZEBRA)は基本的に群れで暮らしており、「榮光冨士」は現在約30種類以上のお酒がある事から、同じく群れの中の1本にこの『ZEBRA』がある。そして、美味しい、美味しくない、生酒がいいか、火入れがいいかと、白か黒かと云うより、白も黒も公定できるように楽しんで欲しいとの想いが込められたお酒です。

榮光冨士  シマウマのラベル


肩ラベル  裏書をどうぞ






酒色は透明

榮光冨士純米大吟醸無濾過生原酒 ZEBRA Biack or White』の酒米は、酒造好適米の雄「五百万石」を50%まで磨いて使った大吟醸で、酵母には香り高く酸の生成が少ない山形酵母を、そして仕込み水は日本一のきれいな水道水といわれる鶴岡の地下水で醸した、日本酒度-1、酸度1.7ALC16.9%の、無濾過の生原酒です。

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは香量も多くフルーティ。口に含むと五百万石のスッキリとした呑み口。果実感満載にジューシー&フルーティで、舌に甘さがジワジワと。その後に甘さと正反対の苦味が口腔に張り付き、ゆっくりとキレてゆきました。さすがの旨さ『榮光冨士』と思った次第です。

日本酒は9月に稲刈り、10月に仕込み、12月初旬から新酒を搾るため、春の後半から夏、秋は新酒がほぼありません。でも、冨士酒造では空調・冷蔵等の設備の投資を強化する事で、四季醸造を可能にしており、且つ、殆どの銘柄が純米大吟醸で無濾過の生原酒と云うところに感動すら覚えます。♪

(。・_・。)ノ

2026年3月22日日曜日

八戸市美術館の「ほろハチ」で渡辺貞一が好んだ『上撰剣菱本醸造』

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先日八戸市美術館で、ほろ酔い観賞『ほろハチ』という企画があり参加させて頂きました。この催しは、いま美術館で開催中の「コレクションラボ012渡辺貞一 光と影のあわい」に関連したイベントで、日本酒が好きだった渡辺貞一にちなみ、日本酒を呑みほろ酔いで作品を鑑賞しようというものです。酒壜は300㎖入ですが、この量ではほろ酔いにすらならないため、あと1合は呑みたいと思った次第です。

八戸市美術館  ほろハチ

さて、その八戸市美術館で準備して頂いた、渡辺貞一の愛したお酒とは、剣菱酒造が醸す『上撰剣菱本醸造』でした。日本酒を頂く方で『剣菱』の名を知らない方は皆無と思うほど、全国的に有名なお酒です。剣菱酒造は兵庫県神戸市東灘区にあり創業は永正二年(1505)以前となっています。実際に、嘉永二年(1849)の文献に剣菱の事が記載されていますが、その時点で既に345年の歴史がある酒蔵と紹介されています。また、徳川八代将軍吉宗の御前酒に指定されていたという記録も残っています。



上撰剣菱   昔から続くロゴ

裏書をどうぞ  酒色は山吹色

上撰剣菱本醸造の酒米は山田錦など複数の国産米を使っており、酵母は「古今第一とす」の精神で昔と変わらぬ味を造るために、蔵付き酵母を使っています。仕込み水には灘五郷の名水「宮水」をトラック運搬し使っていますが、この水は鉄分が少なく、リンやカルシウム、カリウムが豊富に含まれた硬水で、キレの良いお酒になる名水です。まぁ硬水なので辛口のお酒になると思いますが。そして醸造アルコールを添加した、ALC1617度のお酒となっています。

「さぁ、お酒をお猪口に注いで下さ~い」の声を合図に、参加者全員でパキッと回して開栓し、渡されたぐい呑みに注ぎます。酒色はほんのりと山吹色で、香りは燻したような香りがします。口に含むと熟成した甘さがカラメルのように感じます。独特の酸味と辛さがあり、最後に苦味をしっかり感じました。これは御燗をつけて呑むのが正解のお酒ですねぇ。常温で渡され呑ませて頂きましたけど。

私は絵心も無いため、絵画について良く分かりませんが、孤高の画家と云われた渡辺貞一の絵は全体的に暗く、前衛的と云えば前衛的で、そして幻想的とも思える作風ですが、学芸員の方の話をいろいろ伺ううちに、一気にファンになってしまいました。実は翌々日も美術館に行って、渡辺貞一展をもう一度見てきたのです。良かったです。♪

(。・_・。)ノ