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2024年12月29日日曜日

F君より『紀土-KID-純米吟醸しぼりたて生』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。また、年末の大掃除などでお忙しい中、年の瀬までご覧頂きまして、衷心より厚く厚く感謝御礼を申し上げます。

今年最後の更新は、私個人のどうでも良い「今年の5大ニュース」を、昨年に続き無理やり発表させて頂きます。

次点:町内会の温泉旅行でサプライズが‥。乾杯直前に突然、町内会役員に指名される(何が起こったか理解できずに呆然)。 第5位:人生初の「年金」受け取り始まる。 第4位:人生4度目の帯状疱疹、今回は脇腹に(4回発症する人はかなり珍しいらしい)。 第3位:列車を乗り継ぎ双葉町へ、M氏と乾杯の旅。 第2位:お盆に可愛い孫娘が八戸に来てジイジと遊ぶ。 そして栄えある今年の第1位:目出度や!5月に嫡男誕生!孫のお宮参りで愛知県へ。今年も孫が可愛いジイジとなりました。

さて、ストックの日本酒が切れた状態で、購入し呑むという自転車操業のような状態でした。そこで頼みの綱のF君に連絡し、譲ってもらえるかを交渉したところ、快諾を得て持ってきて頂いたお酒が、冬季限定酒の『紀土-KID-純米吟醸しぼりたて生』でした。因みに、コスパ最高の酒蔵のお酒です。

純吟しぼりたて 紀土ラベル



裏書をどうぞ  酒色は透明

このお酒を醸すのは、2021年の世界酒蔵ランキングで第2位となった和歌山県海南市の平和酒造で、創業は昭和3年と比較的新しい酒蔵です。第二次世界大戦時、国から酒造の休業を強いられましたが、戦後は二代目蔵主の陳情などにより、ようやく再開の目途が立ちます。平和な時代に酒造りができる喜びから、蔵の名前を平和酒造として再出発しました。しかし、直ぐには自社ブランドで出荷できずに、大手酒造メーカーへの桶売り蔵でしたが、現在の社長が自社ブランドにこだわった酒造りを試行錯誤し、平成19年に「紀州の風土」と「子供(KID)のように成長する」ように『紀土』と名付け立ち上げました。

紀土-KID-純米吟醸しぼりたて生』の酒米は五百万石を麹米50%、掛米は55%まで磨き、酵母には酸味が少なく香気の高い1801号酵母と協会901号をブレンドさせて使用しています。仕込み水には、紀州の山々に降った雨が浸透した伏流水を、井戸から汲み上げて使って醸した、日本酒度-1、酸度1.7の生酒です。

グラスに注ぐと酒色は透明で、香りは甘やかにフルーティな吟醸香が。口に含むと果実のような甘さもあり、スッキリとした口当たり。甘さの後にはやはり果実の酸味、そして仄かな苦味が口腔に残りながらキレてゆきました。搾り立てでこの苦味は、もしかして荒走りかなぁとは思いました。

さて、今年一年間当ブログをご覧頂き、本当に有難うございました。元旦には2024年の総決算として、「2024 日本酒気に入りましたランキング12」をアップします。どのお酒がベスト5に入るかお楽しみに。それでは皆様、良いお年をお迎えください。♪

(。・_・。)ノ

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2023年4月3日月曜日

居酒屋海ぼうずさんで『Hizirizm五百万石35活性酒』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

3月は年度末となり、令和4年度も私に仕事を発注してくれたお二人と居酒屋「酒と肴と男と女 海ぼうず」さんに伺いました。もちろん新年度も宜しくとの、営業も兼ねてのお誘いです。

3階は立派なお酒  1階2階は呑み放題

2月には所用方々が有り、呑みに来られなかったうっぷんを晴らすように、乾杯酒は冷蔵庫の最上段より選びましたが、壜のラベルを一見しても不明だったお酒をチョイス。裏書の酒蔵名を見てようやく群馬県渋川市で幕末天保十二年(1841)創業の聖酒造が醸すHizirizm五百万石35活性酒と判明。因みに「聖」とは良く澄んだ酒という意味だそうです。また『Hizirizm(ヒジリズム)とは造語でしょうが、「試験醸造」「挑戦酒」をメインとした数量限定の6種類のお酒の事で、6月までに順次発売されますが、数量が少ないため売り切れは必至でしょう。









Hizirizm活性酒

酒米は地元群馬県産の五百万石を35%まで磨き、酵母は酸味が少なく香気の高い1801号酵母、仕込み水には赤城山西南麓に流れる伏流水が、木曾三社神社の池から気泡を含んで湧き出す清水を使って、日本酒度-2、酸度1.5に仕上げています。

裏書には「噴出し注意」が明記されています。女将さんは壜を静かに上下に撹拌し、滓が混ざるようにしてから慎重に開栓しました。グラスに注ぐと炭酸ガスの気泡とともに薄濁りのお酒が流れ出ます。そして気泡はシュワシュワとグラス内に張り付き、美味しそうに感じたのは私だけではありません。乾杯の発声とともに口に含むと、スッキリとした甘さと滓の旨味が混じり、先日呑んで超美味しかった『而今特別純米にごり酒生』を思い出しました。これを乾杯酒に選んでしまった報いが、この後次々に災いとなってやってきます。

さて、ここから呑み放題がスタートし、次に頂いたお酒は昨年の世界酒蔵ランキングで第5位となった平和酒造の『紀土純米吟醸しぼりたて生』です。和歌山県海南市で創業が昭和3年の酒蔵で、コスパの良いお酒でも有名です。元々は大手酒造メーカーへの桶売り蔵でしたが、現在の社長になり自社ブランドにこだわった酒造りを試行錯誤しながら、平成19年に立ち上げたのが『紀土』でした。「紀州の風土」と「子供(KID)のように成長する」にと命名されています。









紀土純吟しぼりたて

紀土純米吟醸しぼりたて生』の酒米は五百万石を55%まで磨き、酵母は酸味が少なく香気の高い1801号酵母と協会901号をブレンドさせて使用し、仕込み水には高野山に浸透した伏流水を使って醸した、日本酒度-1、酸度1.7のお酒です。グラスに注ぐと酒色は透明で、香りは優しくフルーティな吟醸香が。口に含むと果実のような甘さもあり、キレイな酸に爽やかな辛さがバランスよく旨味に繋がっています。スッキリとしたキレも良く、海鮮料理にはピッタリと合うお酒でした。しかし、このお酒の前に頂いた『Hizirizm』が余りにも美味しかったため、先に『紀土』にすればよかったね・・・という発言まで出てしまい、お酒の順序は難しいと思いました。

気を取り直して次々に頂いたのが、宮城県は萩野酒造のうすにごり『日輪田生酛純米酒 生原酒』、次は佐賀県の五町田酒造が醸す『東一純米山田錦うすにごり』、群馬県牧野酒造の果汁のような味わい『大盃純米吟醸垂れ口しぼりたて生』、福井県吉田酒造の女性杜氏が醸す『白龍純米吟醸DRAGON WATER中汲み生』、山形県長沼合名会社の五百万石で醸す『惣邑冬純米吟醸生酒』、地元八戸の『陸奥八仙赤ラベル特別純米生原酒』と次々に頂きました。どれもこれも宝石のような味わいで、お刺身やアンコウ鍋が超美味しく戴けましたよ。

日輪田生酛  東一うすにごり

大盃垂れ口  白龍DRAGONWATER

惣邑冬純吟  陸奥八仙赤ラベル

愛山ファンの私とF君が冷蔵庫から見つけたのは、その愛山を使ったお酒『二兎純米大吟醸愛山四十八火入れ』でした。



二匹の兎が  ご満悦の三人

このお酒は、大河ドラマで現在放送中の徳川家康誕生の地、愛知県岡崎市にあって、創業は「花の元禄」といわれた元禄三年(1690)の丸石醸造が醸しています。主力酒は江戸時代から続くブランド『三河武士』や『萬歳』などで、『二兎』は2016年に新ブランドとして発売するや直ぐに人気のブランドになりました。裏書には「二兎追う者しか二兎を得ず」とあり、現在進行形でポジティブに頑張っている酒蔵なのだと分かります。

酒米は「幻の酒米」や「酒米のダイヤモンド」と呼ばれる酒造好適米「愛山」を惜しみなく48%まで磨いた大吟醸です。仕込み水は南アルプス明石山系の伏流水(軟水)で、その他のスペックは非公開。

グラスに注ぐと酒色はほんのりと濁って、香りは華やかでフルーティ。口に含むと愛山の甘さを感じますが、口明けはもっともっと甘かったんだろうなという印象です。スッキリとした酸にしっかりとした辛さでキレてゆき、間違いのない旨さのお酒でした。

その後には長野県南佐久郡の黒澤酒造が醸す『黒澤生酛純米直汲み生原酒』、シメには静岡県を代表するお酒『開運純米吟醸山田錦55』でお開きとなりました。

黒澤生酛生原酒  シメの開運山田錦

一年を通して列車見張員の仕事をさせて頂いておりますが、冬は物凄く寒いため早く春が来るようにと願っていました。しかし、ようやく迎えた気候の良い春には割と仕事が無く、酷暑の夏に忙しいという、なかなか上手くいかないものです。♪

(。・_・。)ノ

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2022年12月4日日曜日

長男の近畿旅行のお土産に『龍神丸純米吟醸生原酒60瓶囲い』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

今年の菜園はジャガイモの収穫後に大根の種を蒔いたのですが、時期も遅くなってしまい収穫を危ぶんでいました。しかし何とかひと冬食す程度の大根は収穫できました。とりあえず食べる分を家に入れ、残りは畑の土の中で保管してみることにしました。痛まなければ良いのですが。

大根の双葉  収穫は楽しい

たくさん収穫  畑に埋め保存

さて、10月中旬に愛知県に住む長男が、娘にパンダを見せてあげたいと、大阪~和歌山と休日を利用して遊びに行きました。動画が送られてきましたが、羨ましいほど楽しそうでした。今回のお酒は、その時にお土産として買ってくれたもので、和歌山県有田郡の髙垣酒造が醸す龍神丸純米生原酒60瓶囲いでした。有難いねぇ。嬉しいねぇ。

竜神丸立姿 雄々しい文字

酒名の由来は  酒色は琥珀色で

高垣酒造は高野山へと向かう高野街道筋の宿場町にあり、空海ゆかりの地と云われています。創業の天保11(1840)は、幕府老中水野忠邦が天保の改革を行った年で、現在、蔵の建物は本屋、塀や土蔵、仕込み蔵、貯蔵蔵などが、文化庁の登録有形文化財に登録される、由緒ある酒蔵となっています。

そんな酒蔵を一人で支えていた8代目が2010年に46歳で急逝し、酒造りを辞めざるを得なかったのですが、髙垣酒造のファンからの応援もあり、奥様が夫の残した酒蔵を再興させました。再興と云っても、1年目の造りがたった1石で、一升瓶100本分しかできませんでした。亡き夫の味が出せないと試行錯誤が続きましたが、他の蔵元の杜氏が短期間指導して下さり、元の『龍神丸』の味わいに一気に近づきました。主力酒は『龍神丸』と『紀の酒』ですが、造る酒の数量も少ないために、なかなか手に入らないようです。

龍神丸純米生原酒60瓶囲い』の酒米は酒造好適米の富山県産五百万石を60%まで精米し、酵母は和歌山酵母を使っています。特筆すべきは仕込み水で、有田川上流の早月峡天然湧水「空海水」を使っており、弘法大師が発見したという不老長寿の水だとか。このお酒はひと味違うかも。因みにスペックは非公開です。

蛇の目に注ぐとお酒の色は少し琥珀色で、香りはコーヒーっぽさもある、今まで経験のない香りがします。口に含むと濃厚な甘さと酸味が合体した味わいがあり、口腔の上にビリビリ、舌にジワジワと。結構な酸味と若干の渋味の織り成す味わいは、濃醇というには力強すぎて、洋酒のようにも感じました。あれっ、以前呑ませて頂いた、京都の『玉川 手つけず原酒 純米吟醸 無濾過生原酒』を少し濃厚にしたようなお酒ですねぇ。ウーム、これは用心して頂くお酒です。

髙垣酒造さんのある有田郡は、温州ミカンのブランド「有田みかん」の産地で、私も子供の頃からお世話になりました。お正月はコタツでミカンを食べるのですが、もちろん「有田みかん」。美味しいミカンですよね~!。♪

(。・_・。)ノ

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2022年7月25日月曜日

一年越しの退職祝い『尾瀬の雪どけ純米大吟醸MANHATTAN生詰め』

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私は昭和533月に高校を卒業し、建設会社に就職して会社員となりました。その会社では社長と些細な事で喧嘩して20歳で辞め、次に入った会社は、結婚し子供が生まれたばかりの23歳の秋に倒産。3社目の小幡建設工業に同年の冬から働き始め、61歳まで勤めさせて頂き、令和3428日に退社致しました。楽しい事もつらい事もあった長い長い会社員人生でした。

私が仕事関係で知り合い、そして尊敬してやまない鶴田町のN氏が、そんな私の定年退職を労う会の開催を退社時に約束してくれました。しかし、コロナ禍で延期となり、約1年半日延べした7月初旬に開催の運びとなりました。段取りは高校の1つ先輩のT氏や大先輩のM氏が色々と面倒を見て下さり、市内の人気居酒屋「海ぼうず」さんで開催です。ありがたやー。

参加者は、N氏が北津軽郡鶴田町より、M氏は五所川原市から、またN氏をオヤジと慕う八戸市内在住のM氏、1つ先輩のT氏は南部町より、そして私の5名で大いに盛り上がりました。青森市在住のS氏は今回所用で残念ながら参加できずと、『六根』『華一風』『七力』等々四合瓶の日本酒を5本差し入れて下さいました。気を遣わせてしまい申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございました。

最上段は量り売り  呑み放題はこちら

乾杯は皆さんビールで、私はお約束の日本酒。今回は酒蔵世界一となった八戸酒造の『陸奥八仙V1116』で乾杯です。酔わないうちにと記念品の贈呈が行われ、寄せ書きの入ったメッセージボードと、柳町と云えば日本酒との事で西田酒造の『喜久泉 金冠 大吟醸山田錦100』を頂戴しました。私ごときに、こんな立派なお酒を・・・。



陸奥八仙V1116  声高らかに乾杯

記念品の贈呈  天美生原酒



マンハッタン  裏書をどうぞ

そして宴会はヒートアップし、グラスに日本酒が次々と注がれます。乾杯のあとは山口県の『天美純米生原酒』を頂き、次のお酒を物色中に店主様が冷蔵庫の最上階より「これを呑んでみて下さい」と手渡して下さったド派手なお酒が『尾瀬の雪どけ純米大吟醸MANHATTAN生詰め』でした。このお酒は『龍神』でお馴染みの群馬県館林市で創業が慶長2年(1597年)の龍神酒造が醸していて、星条旗をバックに自由の女神が描かれたインパクト抜群のお酒です。酒名は酒米から名付けられており、五百石を20%に八反錦80%で仕込んだ大吟醸です。万と八反でマンハッタン。アメリカのマンハッタン地区の和食屋、割烹店での提供を前提で仕込まれた特別酒で、今回特別に一升瓶のみを限定として国内販売しています。日本酒度や酸度は非公開。180mの井戸で約三百年前の尾瀬の雪解け水を汲み上げて仕込み水とした、アルコール度数15%の夏酒です。

グラスに注ぐと香量は少なく穏やかな香り。口に含むと少しフルーティさもあり、酸味もやや強め。辛さはそれ程でもなく、八反錦の米の旨味が感じられました。お料理が美味しく頂ける味わいに、皆様方も箸が進んだ事でしょう。

紀土(KID)  裏書をどうぞ

続いて頂いたのは、世界酒蔵ランキングで第2位となった平和酒造の『紀土純米吟醸夏の疾風』です。この酒蔵は和歌山県海南市にあり、創業が昭和3年で元々は関西の大手酒造メーカーへの桶売り蔵でしたが、現在の社長になり自社ブランドにこだわった酒造りを試行錯誤し『紀土』を平成19年に立ち上げました。「紀州の風土」と「子供(KID)のように成長する」にというところから酒名は命名されています。

紀土純米吟醸夏の疾風』の酒米は五百万石、酵母は香りが良く吟醸酒向きの協会9号と程よい吟醸香が特徴の協会14号酵母をブレンドさせて使用し、仕込み水には高野山に浸透した伏流水を使って醸した、アルコール度数15度の夏酒です。因みにこちらのお酒もスペックは非公表です。

グラスに注ぐと、香りはフルーティな吟醸香で、口に含むと優しい口当たりに甘さも感じますが苦みも伴い、酸が効いた淡麗な味わいに、こちらも箸が進んだと思います。

町田酒造  ささまさむね

自然郷  津軽半島

この後も歓談しながら『町田酒造55特別純米五百万石』や『特別純米ささまさむね』、『角右衛門純米吟醸夏酒荒責め混和』、『自然郷中取り純米吟醸』などを頂いて呑み放題が終了です。お酒を呑みほした我々は、S氏より差し入れて頂いた『純米吟醸津軽半島』等に手を付け、みんなで美味しく頂きました。

楽しい二次会  記念品の喜久泉大吟醸

コロナ禍でお会いできなかった方々と久しぶりに集まり、美味しいお酒を酌み交わすことができ、充実した時間を過ごさせて頂きました。しかし、楽しい語らいは本当にアッという間でしたが、集まった方々の温かさや人望に頭が下がるばかりで、再度お会いできる日までに、自分はどれくらい成長できるかを考えさせられました。参加された皆様方に心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。♪

(。・_・。)ノ

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2022年1月16日日曜日

知っているけど知らない『紀伊国屋文左衛門純米生原酒』

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昨年、三八城公民館で陶芸教室の案内があり、講師は売市の後村先生との事で是非にと参加させて頂きました。初心者で且つ、ど素人の私は先生の手元を見て、これは簡単そうとチャレンジしましたが、いざやってみると当然先生のように上手にはできず、百年早い事を痛感しました。しかし先生のご指導で何とか形になり、今回折角なので使ってみました。今年再チャレンジしたいと思っています。

皿が4枚に  蛇の目風ぐい呑み

さて、コロナが落ち着いているのをよいことに、新年の買い物客でごった返す八食センターへ行ってきました。酒屋のお姉さんたちはお客の対応で大変忙しく、私なんぞの相手にはなってくれません。が、しかし、超大型冷蔵庫を熱心に探索し紀伊国屋文左衛門純米生原酒を購入させて頂きました。

このお酒は『長久』が主力酒の、和歌山県海南市で創業が昭和33年の中野BC株式会社が醸しており、BCのアルファベットはバイオケミカル・クリエイション(生化学の創造)の頭文字をとっています。会社設立時は『長久』というお酒を造っていましたが、その『長久』を超えるお酒を造りたいとの事から、改良を重ね造ったお酒が『超久』、それを更に越えたいと改良を重ねたお酒が『超超久』です。次は何になるか気になります。

紀伊国屋文左衛門純米生原酒』の酒名は、紀州和歌山を代表する江戸時代のみかん船で有名な、豪商紀伊国屋文左衛門から名付けており、今では『長久』と並ぶの特定酒銘柄となっています。酒米は酒造好適米の定番「五百万石」を65%まで精米して使い、酵母は9号系酵母、そして軟水の水で醸しました。日本酒度は+4、酸度1.8の生原酒で出荷しています。



紀伊国屋文左衛門  ラベル



裏書きをどうぞ  酒色は無色透明

開栓し蛇の目に注ぐと、酒色は無色透明で香りは仄かに麹の香り。口に含むと舌の上では優しく華やかで甘さも感じるのですが、咽喉に届くと直ぐに酸味の洗礼に合い、辛さとともに切れてゆきました。米の旨味が伝わる食中酒と云う位置付けでした。中野BCのお酒はこれで三種類目ですが、和歌山を代表する「紀土」や「黒牛」、「雑賀」等に負けないほど美味しいお酒だと思います。







手造りの酒器で

ぐい呑みは、購入したものから戴いたものまでたくさん持っていますが、自分で作った(焼いてくれたのは先生ですが)物は初めてで、あまり上手ではないのは分かっていますが愛着はハンパありません。これで呑むとテンション上がる~。♪

(。・_・。)ノ

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2019年9月30日月曜日

お土産は『純米吟醸 超久 活性うすにごり生酒』


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今年は朝顔の種がなかなか発芽せずに焦りましたが、連結ポットから漸く芽がポツポツと出て一安心と思っていたら、何と半分近くが虫に双葉を食べられガッカリ。しかし、それに怯むことなく残った半分を個別のポリポットに移植し、木柵酢を掛けながら頑張った結果、今年もきれいな青い花を咲かせてくれました。

そら色の朝顔  9月29日時点

さて、長男のいる愛知県は今年も猛暑が続いておりましたが、夏休みで帰省した八戸は25℃程度で、だいぶ楽に過ごせた事でしょう。今回も東京駅地下のグランスタ長谷川酒店より『純米吟醸 超久 活性うすにごり生酒』を購入してきてくれました。

4年前の帰省の際は『純米吟醸 超超久 山田錦〈生〉』を購入してくれましたが、今回のお酒の方がグレードはかなり上でした。長男も徐々に目が肥えてきたと思っています。

超久うすにごり  裏書きをどうぞ

純米吟醸 超久 活性うすにごり生酒は和歌山県海南市の中野BC株式会社が醸すお酒で、昭和24年に焼酎の製造、昭和33年から日本酒を製造している酒蔵です。会社設立時は『長久』というお酒を造っていましたが、『長久』を超えるお酒を造りたいとの事から、『超久』、それを超えるお酒が『超超久』になりました。

前回購入の超超久

写真をいつもしっかり撮っているつもりですが、今回『純米吟醸 超久 活性うすにごり生酒』を開栓した途端シュワシュワっと音がして、瓶の口から霧のように立ち昇る微発泡の煙に度肝を抜かれ、酒色の写真撮影を忘れるという、あってはならない事態に。

利き猪口に注ぐと濁りで蛇の目が見えません。香りは甘酒のような優しい香りがします。口に含むと舌にピリピリーっとしてスッキリ・サッパリとした吞み口。優しい甘さがあり、柔らかな辛さと酸、発泡も強調してラムネのよう。ゴクリと呑み込むと喉の奥が熱くなりました。

いつもいつも美味しいお酒を買ってきてくれる長男夫婦に、心より感謝していますよ。♪

(。・_・。)ノ