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私は昭和53年3月に高校を卒業し、建設会社に就職して会社員となりました。その会社では社長と些細な事で喧嘩して20歳で辞め、次に入った会社は、結婚し子供が生まれたばかりの23歳の秋に倒産。3社目の小幡建設工業に同年の冬から働き始め、61歳まで勤めさせて頂き、令和3年4月28日に退社致しました。楽しい事もつらい事もあった長い長い会社員人生でした。
私が仕事関係で知り合い、そして尊敬してやまない鶴田町のN氏が、そんな私の定年退職を労う会の開催を退社時に約束してくれました。しかし、コロナ禍で延期となり、約1年半日延べした7月初旬に開催の運びとなりました。段取りは高校の1つ先輩のT氏や大先輩のM氏が色々と面倒を見て下さり、市内の人気居酒屋「海ぼうず」さんで開催です。ありがたやー。
参加者は、N氏が北津軽郡鶴田町より、M氏は五所川原市から、またN氏をオヤジと慕う八戸市内在住のM氏、1つ先輩のT氏は南部町より、そして私の5名で大いに盛り上がりました。青森市在住のS氏は今回所用で残念ながら参加できずと、『六根』『華一風』『七力』等々四合瓶の日本酒を5本差し入れて下さいました。気を遣わせてしまい申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございました。
乾杯は皆さんビールで、私はお約束の日本酒。今回は酒蔵世界一となった八戸酒造の『陸奥八仙V1116』で乾杯です。酔わないうちにと記念品の贈呈が行われ、寄せ書きの入ったメッセージボードと、柳町と云えば日本酒との事で西田酒造の『喜久泉 金冠 大吟醸山田錦100%』を頂戴しました。私ごときに、こんな立派なお酒を・・・。
陸奥八仙V1116 声高らかに乾杯
記念品の贈呈 天美生原酒
そして宴会はヒートアップし、グラスに日本酒が次々と注がれます。乾杯のあとは山口県の『天美純米生原酒』を頂き、次のお酒を物色中に店主様が冷蔵庫の最上階より「これを呑んでみて下さい」と手渡して下さったド派手なお酒が『尾瀬の雪どけ純米大吟醸MANHATTAN生詰め』でした。このお酒は『龍神』でお馴染みの群馬県館林市で創業が慶長2年(1597年)の龍神酒造が醸していて、星条旗をバックに自由の女神が描かれたインパクト抜群のお酒です。酒名は酒米から名付けられており、五百万石を20%に八反錦が80%で仕込んだ大吟醸です。万と八反でマンハッタン。アメリカのマンハッタン地区の和食屋、割烹店での提供を前提で仕込まれた特別酒で、今回特別に一升瓶のみを限定として国内販売しています。日本酒度や酸度は非公開。180mの井戸で約三百年前の尾瀬の雪解け水を汲み上げて仕込み水とした、アルコール度数15%の夏酒です。
グラスに注ぐと香量は少なく穏やかな香り。口に含むと少しフルーティさもあり、酸味もやや強め。辛さはそれ程でもなく、八反錦の米の旨味が感じられました。お料理が美味しく頂ける味わいに、皆様方も箸が進んだ事でしょう。
紀土(KID) 裏書をどうぞ
続いて頂いたのは、世界酒蔵ランキングで第2位となった平和酒造の『紀土純米吟醸夏の疾風』です。この酒蔵は和歌山県海南市にあり、創業が昭和3年で元々は関西の大手酒造メーカーへの桶売り蔵でしたが、現在の社長になり自社ブランドにこだわった酒造りを試行錯誤し『紀土』を平成19年に立ち上げました。「紀州の風土」と「子供(KID)のように成長する」にというところから酒名は命名されています。
『紀土純米吟醸夏の疾風』の酒米は五百万石、酵母は香りが良く吟醸酒向きの協会9号と程よい吟醸香が特徴の協会14号酵母をブレンドさせて使用し、仕込み水には高野山に浸透した伏流水を使って醸した、アルコール度数15度の夏酒です。因みにこちらのお酒もスペックは非公表です。
グラスに注ぐと、香りはフルーティな吟醸香で、口に含むと優しい口当たりに甘さも感じますが苦みも伴い、酸が効いた淡麗な味わいに、こちらも箸が進んだと思います。
町田酒造 ささまさむね
自然郷 津軽半島
この後も歓談しながら『町田酒造55特別純米五百万石』や『特別純米ささまさむね』、『角右衛門純米吟醸夏酒荒責め混和』、『自然郷中取り純米吟醸』などを頂いて呑み放題が終了です。お酒を呑みほした我々は、S氏より差し入れて頂いた『純米吟醸津軽半島』等に手を付け、みんなで美味しく頂きました。
楽しい二次会 記念品の喜久泉大吟醸
コロナ禍でお会いできなかった方々と久しぶりに集まり、美味しいお酒を酌み交わすことができ、充実した時間を過ごさせて頂きました。しかし、楽しい語らいは本当にアッという間でしたが、集まった方々の温かさや人望に頭が下がるばかりで、再度お会いできる日までに、自分はどれくらい成長できるかを考えさせられました。参加された皆様方に心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。♪
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