2018年11月26日月曜日

蕎麦の会の忘年会に『若駒愛山90瓶火入れ無濾過原酒』


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青森蕎友会はただ蕎麦を打って食べるだけの会ではなく、老健施設などで蕎麦打ちを披露して、そのまま打ち立てを御馳走するボランティア活動も行っています。私は腕前が超未熟なため当然参加できませんが、食べるのは一人前です。という事で、割烹「萬鱗」での忘年会に参加させて頂きました。

  割烹「萬鱗」   本日のお料理です

  会長の挨拶   集まった日本酒

日本酒はY会長や他のメンバーからの差し入れで、6升もの日本酒が集まりましたが、私は若駒愛山90瓶火入れ無濾過原酒を持ち込ませて頂きました。

このお酒は、創業が「桜田門外の変」のあった万延元年(1860年)の、栃木県小山市でわずか100石の若駒酒造が醸しています。日光連山の伏流水を使い、酒米は収穫量の少ない幻の酒米「愛山」を90%に磨く精白とし、酵母は辛口のT-NDと旨味のT-Sをブレンドして醸しました。綺麗な旨味と透明感のある酸を酒造テーマに掲げてお酒を造っており、当ブログでも何回かご紹介させて頂いております。

  乾杯は若駒   裏書きをどうぞ

ぐい呑みに注ぐと生酛造りのような酸味のある香りがします。口に含むと酸が少し強く、辛さはそれほどでもありません。仄かな甘みもあり、呑み込むと喉の奥に酸味がジーンと残るお酒でした。あれっ、『若駒』こんなスッパイ味わいだったっけ?。フルーティな印象が強かったので、酸味に逆に驚きました。

  外ヶ濱やあたごの松  手打ちそば

その後は、『あたごのまつ特別純米火入れ』や『喜久泉金冠吟醸』『純米吟醸生原酒まんさくの花』等々、皆さんに矢継ぎ早に注いで頂き美味しく頂戴いたしました。お酒が無くなってきたあたりに師匠方が打った香り高いお蕎麦が登場。美味しいお酒と打ち立ての美味しいお蕎麦に至福な夜を過ごしました。

翌日の朝、家族で名古屋に出発の予定だったのでお酒は控えめに頂戴し、余力を残して帰宅しました。♪

(。・_・。)ノ

2018年11月19日月曜日

実家で『大観美山錦しぼりたて特別純米無濾過生原酒』


 
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毎月1回は実家でお酒を呑ませて頂いております。81歳のお袋様の手料理で頂くのですが、せっかく作っていた肴を出し忘れることもあり、年だなぁと思う今日この頃です。息子に料理を作ったり、一緒にいろんな話をする事で痴呆予防になっているのかも知れません。

そんなこんなで今回実家呑みに持ち込んだお酒は、茨城県日立市で明治二年創業の森嶋酒造株式会社が醸す『大観美山錦しぼりたて特別純米無濾過生原酒』でした。かの有名な日本画家の横山大観は、当酒蔵の四代目当主と深い交友があったため、本人から直接許可を得てお酒に大観と命名し、且つ、直筆でラベルの文字を書いてもらったそうです。

しぼりたてが眩しい   横山大観筆

裏書きをどうぞ  酒色は無色透明

大観美山錦しぼりたて特別純米無濾過生原酒』の酒米は美山錦を60%まで磨き、仕込み水は阿武隈山地の硬質の天然水を井戸から汲んで使い、酵母は901号酵母を使った日本酒度+2、酸度1.8のお酒です。

開栓すると生酒の香りがして、酒色は無色透明で澄み切っています。口に含むと先ず甘さを感じ、それがみずみずしくフルーティ&ジューシー。後味に軽く渋さや辛さがありますが、それがすっきりとしたキレを醸します。一口呑んだお袋様からも絶賛の言葉を頂戴しました。

東北の稲刈りは10月と遅いので、これからが新酒の季節になってきます。関東以南の酒蔵では既に仕込みも終わっており、新酒が各方面に入荷の時期を迎えています。早く美味しいお酒を呑みたいとワクワクしているところです。♪

(。・_・。)ノ

2018年11月13日火曜日

『十四代 無濾過中取り純米生詰』人生で2度目の『十四代』


 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。今回はある事情があり更新が火曜日となりました。その事情は後日・・・。

さて、昨年の春に、同業者の方々と割烹「萬鱗」でご一緒させて頂き、お料理を堪能する際に、おいしい日本酒を持ち込んで皆様方を洗脳しました。次回は「日本酒が美味しい店がいい」ということになり、今回は「海ぼうず」さんでの開催となりました。

  3階には十四代が  1階2階も侮れない

定刻に全員集合し、乾杯のお酒は皆さんビールで私一人が日本酒です。乾杯酒を探すために冷蔵庫を見てビックリ!。それは最上段に『十四代 無濾過中取り純米生詰』が鎮座していたからです。やるなー。値段を聞いたらそれ程に高価ではなく乾杯酒としました。山形県村山市にある創業元和元年(1615)の高木酒造は、超絶人気ブランドの『十四代』を武器に、今は天下無敵といったところでしょう。それ故に入手は困難を極めるどころではなくほぼ不可能で、抽選販売とかのレベルです。


十四代 無濾過中取り純米生詰』を1合グラスに注いでもらい乾杯です。香りは予想通りフルーティですが香量は多くはありません。口に含むとやはりフルーティな甘さを感じますが、さわやかな酸味とほんの少しの辛さが調和して旨味に変わっており、それでいてキレも良く上手に造ったお酒です。さすが『十四代』だと思いました。


  作 大吟醸   ハロウィンラベル

2番手は秋田県の『山本ピュアブラック純米吟醸』、3番手が福島県『飛露喜大吟醸』、4番手『作 朝日米純米大吟醸』で、5番手の『たかちよハロウィンCUSTOMMADEサラパンダver狼男純米大吟醸扁平精米無濾過生原酒おりがらみ』は、ラベルが新鋭クリエイターのサラノコトノハさんによるもの。このお酒は新潟県南魚沼市で創業明治元年の高千代酒造で造られておりますが、仕込み水は巻機山から湧き上がる超軟水で醸すため、味わいは柔らかで滑らかな酒質。酒名にある扁平精米とは通常精米の2倍の時間を掛けて扁平に精米し、米をその形のまま縮小させるように中心部の心白だけを使って醸しているため、雑味が無く旨味たっぷりに仕上がっています。今回は48%まで削って仕込んでおり、氷温熟成させています。

今の時期「無濾過生原酒おりがらみ」は、なかなかお目に掛かれないので肩ラベルを見たとたんに感激しました。開栓すると生原酒特有の旨味成分の塊のような香りがメッチャ香ります。グラスに注ぐとおりがらみの色合いが美味しさをそそります。口に含むと先ず爽やかで上品な甘さがジューシー。そして口の中で優しいピリ感と甘酸っぱさも。その甘さと甘酸っぱさ、ピリッとした辛さがハーモニーとなって美味しさを演出します。これはランキングに登場しそうな逸品だと思いました。

 からはし   1回火入れの写楽

グラスがカラになると矢継ぎ早にお酒を注ぎ、福島県喜多方市の『純米吟醸からはし夢の香』、同じく会津若松市の『純米吟醸写楽一回火入れ酒未来』で中締めとしました。

中締めの後に「次回はいつ?」という発言を振られ、何となく幹事にさせられたような気がします。それでは日本酒の美味しい時期にまた開催することで散開となりました♪

(。・_・。)ノ

2018年11月5日月曜日

土木部懇親会で『村祐夏越えの生酒秋あがり』


 
 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

わが家のアイドルはポメラニアンの「ココア」ちゃんですが、いま病気のため動物病院に通院しており、シャンプーをお店に頼めないので自宅で洗ってあげました。おとなしくジッとしていてくれたので、シャンプーは短時間で完了し、サッパリしたようです。

シャンプー中  ご機嫌になりました

さて、弊社では部門別の懇親会を社内の福利厚生施設で行っており、先日は私の所属する土木部門が集まり懇親を深めました。乾杯で頂戴したお酒は、盛岡の坂本酒店より購入した『村祐夏越えの生酒秋あがり』です。新潟県新潟市で昭和23年創業の村祐酒蔵が、平成14年に立ち上げた新ブランドが『村祐』でした。こだわりは高級砂糖の和三盆のような上品な甘さのお酒を造る、そして品評会入賞より自分が目指す理想のお酒を、お客様に美味しいと言って呑んで頂く事を優先にして醸しています。そのため数字やデータに捉われる事の無いように、一切を非公開にしています。


杜氏は置かずに社長自身が仕込んでおり、仕込み水は約2km離れた山の中腹から、横井戸を掘って蔵まで引いて使っています。

村祐夏越えの生酒秋あがり』がグラスに注がれると、香りはフルーティで酒色は薄っすらと琥珀がかっています。口に含むとピリ感は無く、甘酸っぱく白ワインのような果実の酸味です。3杯目辺りから咽喉の奥が少し辛く苦く感じますが、総じて和三盆の甘さが上品に伝わる不思議なお酒でした。

  社長の挨拶から  私とK君

  土木S君とF君  鉄道H君とF君

予想通り『村祐』はアッという間に無くなってしまい、弊社の飲み会での定番『陸奥八仙特別純米』に移ります。電気が消え真っ暗になった本社をよそに、秋の夜長の宴は続きました。

 一言だけ、言い訳をさせてもらうと、土木部の懇親会は1800分から始まったのですが、先ず『働き方改革』も視野に置いた「会社の改善すべき点」「土木部門の良い点」など、全員が意見を出し合い社長が総括してから乾杯です。そのため今回の乾杯は1845分となっています。只々呑んでばかりいるのではありません。あしからず。♪

(。・_・。)ノ