2018年11月13日火曜日

『十四代 無濾過中取り純米生詰』人生で2度目の『十四代』


 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。今回はある事情があり更新が火曜日となりました。その事情は後日・・・。

さて、昨年の春に、同業者の方々と割烹「萬鱗」でご一緒させて頂き、お料理を堪能する際に、おいしい日本酒を持ち込んで皆様方を洗脳しました。次回は「日本酒が美味しい店がいい」ということになり、今回は「海ぼうず」さんでの開催となりました。

  3階には十四代が  1階2階も侮れない

定刻に全員集合し、乾杯のお酒は皆さんビールで私一人が日本酒です。乾杯酒を探すために冷蔵庫を見てビックリ!。それは最上段に『十四代 無濾過中取り純米生詰』が鎮座していたからです。やるなー。値段を聞いたらそれ程に高価ではなく乾杯酒としました。山形県村山市にある創業元和元年(1615)の高木酒造は、超絶人気ブランドの『十四代』を武器に、今は天下無敵といったところでしょう。それ故に入手は困難を極めるどころではなくほぼ不可能で、抽選販売とかのレベルです。


十四代 無濾過中取り純米生詰』を1合グラスに注いでもらい乾杯です。香りは予想通りフルーティですが香量は多くはありません。口に含むとやはりフルーティな甘さを感じますが、さわやかな酸味とほんの少しの辛さが調和して旨味に変わっており、それでいてキレも良く上手に造ったお酒です。さすが『十四代』だと思いました。


  作 大吟醸   ハロウィンラベル

2番手は秋田県の『山本ピュアブラック純米吟醸』、3番手が福島県『飛露喜大吟醸』、4番手『作 朝日米純米大吟醸』で、5番手の『たかちよハロウィンCUSTOMMADEサラパンダver狼男純米大吟醸扁平精米無濾過生原酒おりがらみ』は、ラベルが新鋭クリエイターのサラノコトノハさんによるもの。このお酒は新潟県南魚沼市で創業明治元年の高千代酒造で造られておりますが、仕込み水は巻機山から湧き上がる超軟水で醸すため、味わいは柔らかで滑らかな酒質。酒名にある扁平精米とは通常精米の2倍の時間を掛けて扁平に精米し、米をその形のまま縮小させるように中心部の心白だけを使って醸しているため、雑味が無く旨味たっぷりに仕上がっています。今回は48%まで削って仕込んでおり、氷温熟成させています。

今の時期「無濾過生原酒おりがらみ」は、なかなかお目に掛かれないので肩ラベルを見たとたんに感激しました。開栓すると生原酒特有の旨味成分の塊のような香りがメッチャ香ります。グラスに注ぐとおりがらみの色合いが美味しさをそそります。口に含むと先ず爽やかで上品な甘さがジューシー。そして口の中で優しいピリ感と甘酸っぱさも。その甘さと甘酸っぱさ、ピリッとした辛さがハーモニーとなって美味しさを演出します。これはランキングに登場しそうな逸品だと思いました。

 からはし   1回火入れの写楽

グラスがカラになると矢継ぎ早にお酒を注ぎ、福島県喜多方市の『純米吟醸からはし夢の香』、同じく会津若松市の『純米吟醸写楽一回火入れ酒未来』で中締めとしました。

中締めの後に「次回はいつ?」という発言を振られ、何となく幹事にさせられたような気がします。それでは日本酒の美味しい時期にまた開催することで散開となりました♪

(。・_・。)ノ