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「父の日」に青森県立美術館で開催された「詩季彩-石井康治 四季を詩う彩りのガラス」と銘打つ、故石井康治氏の回顧展に家族で行ってきました。東京芸大を卒業しガラス工芸の道に入り、後に三内丸山にアトリエを開設し、「彩烈文」「彩花文」などの独創的な文様技法を考案しながら活躍の道を歩みますが、志半ばで惜しくも1996年に急逝します。わが家にある石井氏のガラスのぐい呑みが、私を引き寄せたのだと今でも思っています。
青森県立美術館 石井康治氏の作品
さて、その日の帰り道にウチの奥様が青森市内を抜ける辺りで「父の日のプレゼントにお酒を買ってあげたら」と同乗の娘に水を向けたちところ、あっさりと「そうだねぇ」と応えたため、私はハンドルを切って青柳一丁目の辻村酒店へ向かいました。店内の大型冷蔵庫から迷わず抜き取った一本が『純米生酒奈良萬おりがらみ』です。
吹出し注意の奈良萬 純米おりがらみ生
酒の色はおりがらみ 石井康治氏のグラス
このお酒は、福島県喜多方市で明治十年創業の夢心酒造が醸しており、主力酒は酒蔵名を持つ『夢心』ですが、この『奈良萬』は創業当時からの屋号から命名しています。
酒米は「会津産五百万石」を55%まで磨いて使い、酵母はフルーティな香りと華やかで酸味の少ない酒質となる福島県で開発した「うつくしま夢酵母」。仕込み水は名水百選に選ばれた、飯豊連峰東端からの「栂峰渓流水」を使い、日本酒度+3、酸度1.6のお酒です。
開栓時の吹きこぼれ防止のための、開栓注意票がついていた『純米生酒奈良萬おりがらみ』の栓をゆっくりと開け、静かにグラスに注ぐと、微発泡の泡とともに白く濁ったお酒が蛇の目を消してしまいました。ピチピチとした微炭酸が湧き上がります。香りはおりがらみ特有の麹の香りが仄かに。口に含むとガス感を感じながらもフルーティ&ジューシーで、呑み込むとほんのりとした苦みが。娘にお礼を伝えて2合を呑みました。
実はもう一本、愛媛県の『伊予賀儀屋』も購入してもらっていたので、後日ブログでご紹介したいと思います。そしてそして、愛知県の長男からも父の日に宅急便が届いており、こちらも後日紹介致します。乞うご期待をー。♪
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