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近年カブを漬けておりますが、昨年5㎏漬けたのを失念し、産直で10㎏ものカブを購入してしまいました。仕方ないので気合で全部漬けましたが、まあまあ美味しく漬かったので結果オーライと考えております。
10㎏のカブ 頑張って切って
漬物タルに投入 砂糖を入れて
酢を入れて ひと月で完成
さて、私は今年の1月に起業し、鉄道関係の資格を使ったお仕事で生計を立てております。発注者のF君は超が付く日本酒ファンで、冷蔵庫には目が眩むほどの日本酒が保管されているようです。お陰様で、通販で購入したお酒を時々分けて頂いており、今回はそんな彼からの絶品『花邑純米吟醸生酒未来』を呑ませて頂きました。
このお酒は、雪深い秋田県の湯沢市で、創業明治七年の両関酒造が醸しています。酒蔵の名は刀剣に由来し、東の大関(当時の最高位)は「正宗」、西の大関は「宗近」なのを、酒蔵界の東西に跨がる両大関となるようにと『両関』にしたようです。主力酒は『翠玉』に『Rz』、そしてこの『花邑』です。
UVカットのフィルム 花邑酒未来
裏書をどうぞ 酒色は透明
今回のお酒は、酒米に「酒未来」を使っていますが、もともと十四代の蔵元だった高木辰五郎氏が18年もの歳月を掛けて造ったもので、「山酒4号」と「美山錦」を掛け合わせ、1999年に完成させた酒米です。全国で約20蔵が「酒未来」を使っており、華やかで甘く瑞々しい味わいのお酒になる傾向があります。因みに秋田県は、『花邑』と『一白水成』のみに提供されているそうです。
『花邑純米吟醸生酒未来』は「酒未来」を50%まで精米した本来であれば大吟醸ですが、敢えて吟醸酒としています。仕込み水は、栗駒山から流れ込む皆瀬川の名水百選にも選ばれた「力水」で、日本酒度-8、酸度1.5に仕上げました。
蛇の目に注ぐととろみがかっており色合いは透明です。香りは香量も多くフルーティな吟醸香。口に含むとフルーティ&ジューシーで、呑み込んだ後の口腔に心地よい酸味を感じ、優しい芳醇甘口の味わいがキレイなお酒です。それでいてキレも良く、甘口なのにお料理にも合うと云うのはビックリ致しました。
「酒未来」は前述のように高木酒造で造られましたが、通常では県の試験場とか研究センターなど、いわゆるお役所で開発されるのが殆どです。それを、いち酒蔵で造ってしまうという凄さに脱帽です。昔の人は根性が違うなぁ。♪
\(。・_・。)ノ