平成28年3月18日に「第12回小幡建設日本酒クラブ定例会」が根城一丁目の「熊八珍」で開催されました。中華料理が食べ放題でシメのラーメンまで頂けるとあって、この「熊八珍」が当会では大人気。今回の参加者も18名と多くの方々に御参加頂き、9升のお酒を準備して四千円会費で開催しました。このお酒のスキルで四千円ですよ、皆さん、信じられますか?。
獺祭三割九分が乾杯酒 乾杯で笑顔になりました
先ず乾杯のお酒は、驚きのプレミア価格『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』を準備しました。2013年8月の「全米日本酒歓評会」において【金賞】を獲得している旭酒造の主力酒で、日本酒通の方々にとってはある意味、憧れのお酒だと思いますが。
立ち香は華やかで上品、香量は仄かですが旨さを予感させる優しい香りです。口に含むと日本酒度が+6の割には辛さが口や舌に刺さらず、華やかでややフルーティさもあります。酸味も上手に抑えマイルドな味わいで、皆さん納得の旨さだったと思います。
雨後の月も旨い! 雨後の月で幸せな皆さん
乾杯の余韻でザワついている中、第二弾は広島県の呉市にある相原酒造株式会社が醸す『うごのつき雄町純米吟醸無濾過生原酒』です。このお酒も日本酒ファンなら一度は口にしたことのあるお酒だと思いますが、2013年SAKE Conpetitionで『雨後の月山田錦特純』が第一位となっています。因みに第二位は『磯自慢特純雄町』、第三位は『十四代中取り』と錚々たる有名処の日本酒ばかり。相原酒造さんの蔵近辺の地盤は花崗岩地帯となっており、そこに浸透した良質の軟水を汲み上げて仕込み水として使用し、酒米は近年生産量の少ない雄町を使い、スゴ腕といわれる杜氏の手で造られます。
グラスからはフワッとするような良質な酸の香り。口に含むとぼんやりとジューシー&フルーティなのですが、酸味と辛さを強調させず、しっかり日本酒の旨味を前面に押し出しています。皆様方は『獺祭』との飲み比べとなっており、『獺祭』よりリーズナブルな『うごのつき雄町純米吟醸無濾過生原酒』のファンになった方も多かったのでは。
鏡山って知ってます? 鏡山で幸せな皆さん
三番手は私が本日イチバンの自信を持って提供する日本酒で、埼玉県川越市の小江戸鏡山酒造が醸す『鏡山雄町純米吟醸無濾過生原酒』です。明治8年に創業していますが、平成12年に諸事情により廃業。しかし、再興を望む市民の声に後押しされ、新たに小江戸鏡山酒造として再出発しています。少量生産で品質重視の酒蔵のお酒は、今や入手困難となっていますが、その中でも特に入手が難しいと言われるのがこのスーパーエース『鏡山雄町純米吟醸無濾過生原酒』です。
グラスからは華やかな吟醸香が香りスキルの高さを感じさせます。口に含むと『雨後の月』よりジューシー&フルーティさは際だっており、上品な甘さと濃厚な旨味で酸を感じる隙がありません。米で造っているというのに、何と言う圧倒的な旨味でしょう。あるんですねえ、世の中にはこんな美味しい日本酒が・・・。
前半戦の銘酒の揃踏み 大盛り上がりでした~
さて、小幡建設日本酒クラブの前半戦でしたが、後半も『栄光富士純米大吟醸無濾過生「ザ・プラチナ(雪女神33)」』や『白瀑純米吟醸生「山本ピュアブラック」火入れ』『不動出羽燦々純米吟醸おりがらみ無濾過生原酒』など完成度の高いお酒を準備して臨んでおり、ため息に、驚き、そして絶叫と参加者の皆様方の喜びように私も満足しております。まだまだ次週の後半戦に続きます。来週も是非ご覧下さ~い。♪
\(。・_・。)ノ