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先日八食センターに行ってきました。お酒もそうですが、ここにはおいしいマグロがあるので、「酒」+「刺身」=八食センターと云う、数式が成り立っています。早速、北口の「和宏」さんで、マグロの切り落としを購入し、厨スタジアムの「勢登鮨」さんで肴を購入。そして南口の「八食酒屋地酒本舗」で俄然本気モードにスイッチを入れ、おさけの冷蔵庫を2往復して選んだお酒が、今回ご紹介する『御園竹生酛純米濃醇旨口原酒蔵内生熟成』です。
このお酒は長野県佐久市で創業が明治元年の武重本家酒造が醸しており、代表銘柄は『御園竹』と『牧水』です。『御園竹』は、皇室を指す「御園」と酒蔵当家の家紋である「竹」を合わせた名前で、開業以来のお酒です。もう一つの『牧水』は歌人の若山牧水が、この地で武重本家酒造のお酒を呑み詠んだ「しろたまの歯にしみとほる秋の世の酒はしずかに吞むべかりけり」が由来となっています。
またこの酒蔵の特徴は「生酛造り」で、昔ながらの製法を使い、通常であれば4週間ほどで仕上がる酒を、倍の8週間もの時間を掛けて、ゆっくりと仕込んでおり、偏に伝統技術を保存したいとの想いから手間暇を惜しまずに仕込んでいます。
御園竹生酛 竹が描かれ
ALC18% 酒色は割と琥珀色
『御園竹生酛純米濃醇旨口原酒蔵内生熟成』の酒米は酒造好適米の「美山錦」で、「山田錦」「五百万石」に次いで生産量の多い酒米です。「たかね錦」に放射線処理をした際に、突然変異によって作られました。寒さに強くまた米粒が大きく心白の発現率が高い、東北地方に適した酒米です。仕込み水は蓼科山の伏流水を使い醸しています。残念ながら日本酒度等のスペックは非公開となっています。
利き猪口に注ぐとトロミがあるように感じます。酒色は割と琥珀色で、生酛の表示と相まって強い酸の予感が。香りはフルーティさを感じながら酸の香りも。口に含むと重厚な甘さが先ずガツンときます。すぐに咽喉の上方に酸が突き刺さり、口腔内にジワジワと辛さがきて、後味に苦味も。そのローテーションが繰り返されて二合を吞み切りましたが、アルコール度数18%の生酛は結構キツイと感じました。
因みに、長野県佐久市には『佐久の花』という美味しいお酒もあり、盛岡駅前の坂本酒店で2回購入させて頂きました。また行きたいなぁ、坂本酒店。そして愛知の『義侠』を買ってきたいなぁ!!。♪
\(。・_・。)ノ