2017年1月28日土曜日

誕生日に『田酒 NEW YEARボトル2017純米吟醸生酒』


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毎週月曜日に更新している当ブログですが、長男のいる名古屋に日曜・月曜で行くことになったため、初の土曜日更新となりました。

さて、1月は私の誕生日があり家族には盛大に祝ってもらいましたが、仕事で青森市に通勤している義兄より誕生日プレゼントとして『田酒 NEW YEARボトル2017純米吟醸生酒』を頂戴しました。この様な立派なものを青森市から持ち帰って下さり本当にありがとうございます。重かったでしょうに・・。

そもそも『田酒』は、インターネットでの種々の日本酒ランキングでは常に上位にいて青森県を代表するお酒と紹介されており、八戸市辺りでもプレミアがついていて、とても定価では購入できません。『田酒』は青森市の株式会社西田酒造店で醸しているお酒で、「大切な米の獲れる大切な田んぼ」を尊重して命名しています。今回の酒米は青森県が誇る「華想い」で、そんじょそこらの酒米とは違い「山田錦」にひけを取らない香りと華やかさがあります。

 2017年は酉年    裏書には金色の卵が

キンキンに冷やした『田酒 NEW YEARボトル2017純米吟醸生酒』を利き猪口に注いで香りを利くと仄かにフルーティ。色合いは透明です。口に含むと舌にピリッと感じますが、ほんのり甘味がして同時に優しい酸味も感じます。辛さは無く仄かなフルーティさが勝り、呑み込んだ後に口中に辛さがやってきます。通常の特別純米の『田酒』を遥かに凌ぐ旨さを備えており、病みつきになりそうです。数日後に再度味わうため栓を開けたら「ボン!!」と音がして、「発酵している感」を実感しました。味わいも生酒特有の香りと旨味に劣化が感じられず、熟成した円やかな味わいが感動ものでした。

この干支のNEW YEARボトルは2015年が「未」、2016年が「申」で今年が「酉」となっており、このパターンだと来年は「戌」の『田酒』が戴けるかもしれません。買えれば・・・の話ですが。この辺では先ずお目に掛れません。♪

(。・_・。)ノ

2017年1月23日月曜日

シメは『醸し人九平次 純米大吟醸雄町SAUVAGE』


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今回は昨年末に日本酒クラブの方々と寄せて頂いた「海ぼうず」さんの記事となります。他店とはお酒のレベルが違うため自然と足が向いてしまいます。という事で、慌ただしい師走に安らぎを求めて日本酒クラブのKさんそしてそのご友人と『酒と肴と男と女、海ぼうず』さんを訪れました。

 3階は立派なお酒      何と吞み放題がこれ!!

乾杯のお酒は、以前Kさんがメールで是非呑んでみたいと言っていた三重県名張市木屋正酒造の『而今』で、当日は『特別純米而今火入れ』が冷蔵庫にありグラスに注いでもらい乾杯です。火入れなのですが香りは仄かにフルーティで、口に含むと無濾過のような奥深さはないものの、辛さと酸味とが調和して程よい旨味になっています。やっぱりさすが『而今』といったところでした。できることなら今度は是非無濾過を準備して頂きたいなぁ。

 乾杯は而今の火入れ     不思議な山廃です

2杯目は呑み放題エリアより、山口県萩市の岩崎酒造()が醸す『長陽福娘山田錦山廃仕込特別純米無濾過生原酒限定直汲み』をチョイス。無加圧で槽口より流れ出たお酒をそのまま直接汲み取ったもので、日本酒度+5、酸度1.9と辛口です。立ち香はフレッシュ感があり、口に含むと酸味が口中に浸み込むのがわかります。不思議に仄かな甘さを感じているうちにスッと切れていきました。無濾過というより山廃の酸味が前面に出ているお酒です。

 可愛い雪だるまが   雪だるまで盛り上がり

3杯目は『いづみ橋雪だるま楽風舞しぼりたて純米吟醸生』を頂くことに。神奈川県海老名市で創業安政四年(1857)の泉橋酒造()が丹沢山系の伏流水を使い楽風舞というお米で、透明感のある淡麗な味わいに仕上げています。グラスからの香りはそれほど感じません。口に含むと辛さを感じる間もなくスッと咽喉の奥に流れ込み、ゴクリとした後には仄かな酸味がやってきます。搾りたての味わいや生酒の味わいはそれほど前面には出ておらず、吞みやすくそしてキレの良いお酒でした。

続いては大阪府豊能郡の秋鹿酒造()の『秋鹿純米無濾過生原酒山田錦70%精白男酒』を頂きました。この蔵は全てが純米酒ですが酒米も無農薬の山田錦を使い歌垣山からの伏流水で醸しています。日本酒度は+7と強烈な辛口なのではと構えて呑んでみましたが、無濾過の旨味とマッチして辛さ・酸味ともそれほど感じる事も無く、これはイケルと思いながら頂きました。

大阪のお酒も美味しい  九平次は別格です

さて、その後『初孫雪色ポエム純米搾りたて生酛造り』『加茂錦荷札酒黄水仙純米大吟醸滓がらみ無濾過生原酒』などいろいろ頂いたのですが、シメで頼んだお酒が愛知県は㈱萬乗醸造の『醸し人九平次 純米大吟醸雄町SAUVAGE』です。九平次の人気は国内のみならず海外でも絶大で、パリの一流ホテル「クリヨン」や「リッツ」、また同じパリの三ツ星レストラン「ギー・サヴォア」などで提供されていて日本を代表する日本酒です。フランス語でSAUVAGE(ソバージュ)は「野生」を意味し、酒米雄町の人の手で交配されていない野生の力強さを表現したお酒です。グラスに注ぐと仄かにフルーティな香りがします。口に含むと程良い甘さに心地よい酸味が相まって旨味がやってきます。キレも良くあっという間にグラスは空になりました。雄町の力強さが窺える日本酒に仕上げるところなどは、さすが九平次!!。美味しい九平次でお開きとなりました~。♪

(。・_・。)ノ

2017年1月16日月曜日

元旦は『来福純米超しぼりたて生原酒』


 
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わが家のお正月のルーティンは、櫛引八幡宮へ初詣に行き無病息災を願い、親戚筋へ新年のご挨拶に伺っています。今年は奥様が「お年玉福引あみだくじ」を考案し、みんなで楽しみました。お正月は楽しく過ごせたためか本当にあっという間に過ぎてしまいました。

  櫛引八幡宮の光景    今年も春から運試し

さて、今年も元旦には日本酒で乾杯ですが、「何を呑むか」で毎年悩みます。そして今年は八戸酒造の『陸奥八仙新春祝い酒直汲み純米吟醸無濾過生原酒』を呑もうと決めていた矢先、元日の15時頃に「宅急便で~す!」と『来福純米超しぼりたて生原酒』がやって来ました。神様がこれを呑みなさい!と勧めてくれたものと思い元旦のお酒に決めました。

茨城県筑西市の来福酒造は茨城県では一番古く享保元年(1716)の創業で徳川吉宗が八代将軍に就き「享保の改革」を開始した年に創業です。古いなぁ。酒蔵名前は「福や来む 笑う上戸の 門の松」の句からきており、蔵の特徴としては10種の酒造好適米と桜、椿、おしろい花、コスモス、ベゴニアなどの7種の花酵母を使い、200㎏の小さなタンクで100個以上も仕込んでいて、約40品目という多種のお酒を造っています。

 福々しいこの書    箱書きを見よ

 読むと呑みたくなる     この滓が見えますか

早速箱から『来福純米超しぼりたて生原酒』を取り出すと瓶の中は滓がたっぷり。開栓すると「ボン!!」と栓が飛ぶように抜けて、生酒のパワーを感じます。ぐい呑みに注ぐと少しとろみがあり、かなり濁っていて香りはフルーティ。口に含むとジューシーな味わいがドーンとやって来て、舌にはピリ感が。呑み込むと食道にジワーっと浸み込む感じ、口腔には優しい酸味が残ります。これが美味しい日本酒というのでしょう。宴会で呑み放題のお酒を呑んでいる方々に是非知って頂きたいという念に駆られました。♪
(。・_・。)ノ

2017年1月9日月曜日

「ちはやふる」で『純米吟醸 花陽浴 雄町 直汲み』

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14日、わが八戸市も全国で48番目となる中核市の指定を受け、国の財政支援を受けながら圏域の経済のけん引や都市機能集積の役割を担う事になりました。昨年は八戸市出身の伊調馨選手の国民栄誉賞受賞や三社大祭のユネスコ無形文化遺産登録など、大きなニュースがあり喜びに沸いた一年でしたが、今年もスタートから縁起が良い年となっています。

さて、どうしても一度行ってみたかった居酒屋「ちはやふる」に、やっと昨年末行くことができました。行きたかった理由は、もちろん日本酒の品揃えが良いと思えたからで、店前の看板にはキラ星のごとく日本酒の希少銘柄が記載されています。

日本酒クラブのH君との集合時間は19時。時間に厳しい私は19時になった事を確認し、一人で乾杯(何て奴だ!!)。乾杯は、山口県宇部市の創業明治21年、永山本家酒造が醸す『貴 山廃純米雄町蔵付天然酵母』です。この蔵は全てが純米酒というこだわりで、伝統銘柄は『男山』でしたが杜氏の永山貴博氏が27歳の時にこの『』を立ち上げています。

  「貴」は辛口   「播州一献」も辛口

仕込み水は秋芳洞のカルスト大地を源流とする厚東川の地下水(中硬水)を使っており、酵母は培養酵母ではなく『新政』の酒蔵と同じように蔵付きの天然酵母で醸しています。香りは仄かにフルーティさもありますが山廃なので油断は禁物。口に含むとスッキリとした辛口で、酸味もありますが口腔に突き刺さるような酸味ではなく柔らかな酸味とでもいうのでしょうか、旨味のある酸味が病みつきになる様でした。

H君が来てから一緒に頂いたのが『純米吟醸花陽浴(はなあび)雄町直汲み』でした。埼玉県羽生市にある南陽醸造株式会社が醸しており、若き蔵人が中心になって「日本一美味しいお酒を造る」を目標に頑張っている超人気の酒蔵です。お米は酒造好適米の雄「雄町」を使用し、仕込み水は利根川水系の井戸水で丁寧に醸しています。

  さすが花陽浴   早速ランキングに・・

香りは華やかでフルーティ、また香量も多く期待の針は振り切っています。辛口のお酒が続いていたので、口に含んだ際のジューシーさはハンパなく、「ウォーうめぇ!!」と二人とも声が出ます。酸味も少しは感じますがジューシーさの前には無力な状況。上品な甘さですがベトつく訳では無く、切れも申し分ありません。さすが『花陽浴!!。折角なので美味しかった『花陽浴』で中締めとしました。

この後私たちは美味しい日本酒を求めて「海ぼうず」へとフラフラと向かったのですが、満席で御断りされてしまいました。ざんねーん。♪

(。・_・。)ノ

2017年1月1日日曜日

元旦恒例、日本酒ランキング2016


 
 新年明けましておめでとうございます。

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。いつまで続くか心配していた当ブログも、お陰様をもちまして、とうとう5年目に突入しアカウントは3万Pを超えました。ご来訪頂いた皆様には、心より厚く厚く御礼申し上げます。今年もまたいろんなお酒の感想を、テキトー(適当:適宜当てはまる、程良い)に述べる形で発信させて頂きますので、末永いお付き合いを宜しくお願い申し上げます。(例年どおりのコメントです、ハイ。)

さて、恒例の新年一回目のブログは、やはり温故知新の精神を忘れる事無く、昨年一年間呑ませて頂いたお酒を、私個人の勝手な主観により「2016年 日本酒気に入りましたランキング4(年目)」として発表したいと思います。(注)歴代の第1位酒(2013年:陸奥八仙無濾過生【赤】2014年:陸奥八仙【赤】直汲み2015年:屋守 純米無調整生 おりがらみ)は「殿堂入りお気に入り酒」としてランキングには入っておりませんのであしからず。(【2013年度ランキング】【2014年度ランキング】【2015年度ランキング】はこちら)

それでは恒例のドラムロール!スタート!!!ダラララㇻㇻ・・・・ダダン!!

第1位:たかちよ氷点貯蔵魚沼清酒豊醇無盡おりがらみ本生扁平精米無調整生原酒(スカイラムネ)(新潟)620

2位:(ゆい) 純米吟醸山田錦生原酒亀口直汲み(茨城)725

3位:Prototype-H無濾過槽場直汲み極微発泡瓶火入(三重)6月6日

4位:龍力氷温貯蔵山田錦特別純米無濾過生原酒(兵庫)1128

5位:白瀑純米吟醸生「山本ピュアブラック」火入れ(秋田)44

次 点:百春特別純米無濾過生原酒(岐阜)1022


1位 たかちよスカイラムネ  第2位結山田錦生原酒


3位 作Prototype-H  第4位 龍力山田錦無濾過


5位 山本ピュアブラック  次点百春無濾過生

以上の結果となりましたが、次点には百春特別純米無濾過生原酒(岐阜)10/22、をはじめ『佐久乃花純米大吟醸たかね錦原酒』(長野)5/16、『花陽浴純米吟醸雄町おりがらみ生』(埼玉)6/6、『モダン仙禽無垢中汲み無濾過生原酒瓶囲い火入れ』(栃木)10/31、『陸奥八仙えんぶり純米吟醸生原酒』(青森)2/15、『而今山田錦無濾過生』(三重)11/14特別純米 飛露喜 生詰』(福島)11/14などなど、こんな美味しいお酒が何故次点?・・という方もいらっしゃるとは思いますが、酒の味も分からぬ奴と笑って下さい。しかし、本当にみんなみーんな美味しいお酒でした。それでは今年もお正月から美味しい日本酒を頂きましょう。ほどほどに。♪

(。・_・。)ノ