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感動する日本酒の品揃え、居酒屋「海ぼうず」さんが平成28年5月で一周年を迎え、「オープン一周年記念イベント」の感謝祭を行うとの事で、小幡建設日本酒クラブ会員のN氏と行って参りました。当日は冷蔵庫の全段解放吞み放題ということで、入手困難なレアな日本酒を遠慮なく頂けるとあって、混み合う事を予想し当日は開店の17時キッカリに店へ突入。最初は貸切でしたが、そのうちお客がどんどん押し寄せて予想通り満席に~。
これを見たら行かなきゃ なぜ水を持っているのか
立派なお酒が林立 各階に銘酒がひしめき
乾杯のお酒は御主人に勧められた未開封の『作(ざく)Prototype-H無濾過槽場直汲み極微発泡瓶火入れ』でしたが、日本酒通の御主人が1年寝かせた業ものでした。三重県鈴鹿市の清水清三郎商店が醸すこのお酒は、火入れのお酒なのに開栓時には「ボン!」という音とともに栓が抜け、微発泡の泡がサッと湧き上がります。香りはフルーティで口に含むと何と!!メロンのような味わい。いろんなお酒を呑んできましたが、メロンは初めてで、よそのお客さんにも「メロンの味わいでしたよ」と教えたところ、その後そのお客様が私の席にやって来て「本当にメロンのようでした」と言って下さいました。
「作」ざくと読みます 秘蔵の新政を頂戴し
御主人が「特別に・・」と言って奥から出してきてくれたのは、どうやって入手したのか希少な日本酒『新政№6R-タイプ』。秋田市にある新政酒造株式会社の創業は幕末の1852年で、社名は明治政府の施策大綱にある「厚き徳を以って新しい政を成す」から頂戴しています。酒蔵に棲む六号酵母を使い、軟水で知られる雄物川の伏流水で醸します。タイプはS(スーペリア)、X(エクセレント)、R(レギュラー)となっており、今回はR-タイプで特別純米という括りになります。グラスに注ぐと果実のような香りで、口に含むとジューシー。白ワインのアウスレーゼように瑞々しい果物の甘さが感動を後押しします。なみなみと注いでくれてありがとうございます!!。
仙禽の亀の尾仕立て ウラ八仙は少し辛口
花陽浴のおりがらみ生 而今もウマイ!!
未開封の第二弾は『花陽浴 純米吟醸 雄町おりがらみ生』でした。このお酒は埼玉県羽生市にある南陽醸造株式会社で、若き蔵人が中心となって「日本一美味しいお酒を造る」を目標に頑張っている酒蔵です。『花陽浴 純米吟醸 雄町おりがらみ生』は岡山県産雄町と利根川水系の井戸水により造られており、袋吊りで最初に垂れ落ちる極少量のあらばしりの部分を瓶詰めしているため、数が少なく希少なお酒でこちらも入手困難酒です。香りは生酒特有の香りが華やかで、口に含むとおりがらみの旨味が甘味や酸味とバランス良く混じり合い口中を駆け巡りました。『新政』も美味しかったのに、『花陽浴』も美味しくて、お酒の容姿が違うのに甲乙がつけられません。
次も中々出会えない貴重な日本酒で、三重県の至宝『而今純米吟醸山田錦火入れ』。このお酒は名張市にある創業1818年(文政元年)の木屋正酒造合資会社が醸しており、酒名の『而今』の由来は「ただ、今、この一瞬を、懸命に生き抜く」という意味で杜氏の方が命名したものだそうです。
酒米は三重県伊賀産の山田錦を使い、仕込み水は名張川の湧水で醸しており、日本酒度+1、酸度1.6と一般的な造りですが・・・。グラスに注ぐと香りは仄かに柑橘系のフルーティな香りで、口に含むとジューシーさが甘い旨味となって舌の上に残り、後味に辛さを少し感じます。火入れの落ち着いた旨さと重厚感がありました。
鳳凰美田は燗酒でした 新潟県佐渡市の鬼夜叉
吞み放題の宴では、まだまだたくさんのお酒を頂戴したのですが紙面の都合で全てをご紹介できませんでした。(実は酔いが回って、お酒の感想を忘れてしまった)スミマセン。何はともあれ、如何でしたか「海ぼうず」さんのこの企画。来年は更にバージョンアップした企画をお願いして、挨拶に替えさせて頂きます。御馳走様でした。♪
\(。・_・。)ノ