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2026年7月12日日曜日

久々に三人集まって「十四代七垂二十貫」と「吉田蔵U-百万石乃白生」(後編)

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7月に入り、庭の菜場も賑やかになって参りました。6月の後半から特にズッキーニがたくさん実を付けています。ウチの奥様に焼いてもらって食しましたが、超美味しいものでした。まだまだ収穫できるので、近所の方々にお裾分けさせて頂いております。

さて、先週も当ブログをご覧頂けましたでしょうか。乾杯は『Ohmine 3粒冬のおとずれ、二本目には『新政 涅槃龜(にるがめ)低精白純米酒とえげつないほど美味しいお酒を頂きましたが、今回も皆様方がう~んと唸るお酒が登場します。私が以前勤めていた会社の社員の人たちと、三人で美味しい日本酒を頂く会の後編となります。

Ohmine』の後にF君が冷蔵庫より取り出したお酒は、超希少且つ超超超入手困難酒の『十四代七垂二十貫純米大吟醸でした。ほ~ら凄いでしょ。豪雪地の山形県村山市で、創業元和元年(1615)の高木酒造が醸しており、現在の蔵主は十五代目の高木辰五郎氏です。十五代目は酒造好適米の開発にも尽力し、「龍の落とし子」「酒未来」「羽州誉」などの美味しいお酒になる酒米を造りました。また「酒未来」などは、惜しげも無く他の酒蔵にも融通して、日本酒の旨さの向上からの日本酒ファン獲得に貢献しています。スバラシイ!。

十四代七垂二十貫純米大吟醸』にある七垂二十貫とは、二十貫(75)のお米から僅か七垂れ()しか搾れないほどの貴重なお酒という意味で、高木酒造伝統の製法の最高傑作といわれています。




神々しい壜   七垂れ二十貫

裏書をどうぞ  酒色は透明

酒米は深い味わいを造る希少な酒造好適米の、兵庫県特A地区吉川町産「愛山」を贅沢に35%まで磨き、酵母には香り高く爽やかな仕上がりとなる山形酵母を。そして仕込み水には桜清水と呼ばれる、出羽山系の葉山の伏流水で醸した、酸度1.5の大吟醸です。なお、気になる日本酒度や酸度は非公表となっております。

蛇の目に注ぐと酒色は透明で、香りは仄かですがフルーティ。口に含むとフルーティな甘さ、そして上品な酸と仄かな辛さ、その全てがバランス良く絡まり合って旨味のハーモニーとなっています。一口呑むと「アッ、これは十四代だと」すぐに分かる、十四代特有の旨いと言う言葉しか出ない文句なしの味わいでした。3本目の四合壜もアッという間に空となり、いよいよ最後の1本となりました。

4合ほど呑んだホロ酔いのF君が最後に開栓したのは、『手取川』で有名な石川県の吉田酒造店が、現7代目により2021年から醸している新シリーズ『吉田蔵U』の『吉田蔵-百万石乃白生』でした。創業は明治3年で、手取川扇状地の石川県白山市に酒蔵はあり、能登杜氏が最も得意とする山廃造りを行っています。今回のお酒は、吉田酒造店が独自に研究した「モダンな味わいの山廃」の技で醸した山廃の原酒です。そしてこのお酒の『』は「優しい」の優、「あなたへ」のYOUからとっているそうです。本当に優しい味わいのお酒なんだよなぁ。

吉田蔵U-百万石乃白生』の酒米は「百万石乃白」で、石川県農林総合研究センターが11年の歳月を掛け開発した、石川県オリジナルの酒造好適米です。大吟醸のような高精白でも割れにくいため、精米後は雑味の無い味わいとなり、且つタンパク質も少ないので、スッキリとした味わいとなります。また、栽培時には稲丈が山田錦などよりも10㎝ほど低いので強風で倒れにくく、且つ収量も多いためコスパも良い酒米です。お米の名前は一般公募で決まりました。「百万石」はもちろん加賀百万石に因んでおり、「白」は混じりが無く純粋、精米した米の白さ、お酒を仕込む時期の雪の白さを表しています。その「百万石乃白」を60%まで削っています。

仕込み水には「白山の名水」の伏流水を使って醸しており、ALC12%の生原酒ですが、酵母、日本酒度、酸度等のスペックは非公表となっています。

吉田蔵U   裏書をどうぞ







酒色は透明

グラスに注ぐと酒色は透明で、立ち上がる香りは薄っすらとフルーティ。口に含むとフルーティな白ワインのようで仄かな甘さが。雑味が無くすっきりとした味わいは酒米の性質なのでしょう。呑み飽きのしない味わいは、酒器の手を止めさせる事無く、次々に口元へと運ぶため、一升壜もとうとう空になってしまいました。

 今回も夕方18時から開始した懇親会でしたが、今回も21時でお開きとなりました。彼らが帰った後に皿などを片付け、洗い、温風で乾かし、食器棚に仕舞い込みと10時頃まで掛かりました。しかし、記憶が少し飛んでおり、本当に自分が片付けたのか不明です。帰巣本能と同様の本能があるのでしょうか。たぶん奥様が手伝ってくれたのだと思っております。ありがとう。あっ、翌朝のお米までといであったなぁ。さすが、俺!。♪

(。・_・。)ノ

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2025年12月14日日曜日

海ぼうずさんが移転後、初入店『吉田蔵u石川門モダン山廃火入れ』

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128日深夜に震度6強の地震が発生しました。津波警報が発令され、避難指示が出たため、私も家族全員で柏崎公民館に避難しましたが、14年前の東日本大震災を思い出しました。翌日、家に帰ると、棚から物が落ちたり、本棚が倒れたり、足の踏み場が無いほど、家の中がぐちゃぐちゃでした。夜が明けると、市内の被害の大きさが明らかになってきて、テレビやラジオで放送されている通りです。

さて、私の行きつけの居酒屋さんと云えば、「酒と肴と男と女 海ぼうず」さんでしたが、令和73月末で入居するビルが解体のため、新たな店舗として30mほど離れた大松ビルの3Fに、59日移転し再開しております。‥が、考えるところもあり、私は未だ顔を出しておりませんでした。

しかし、N常務、H氏に声を掛けて頂き、10月の末日に漸く新店舗へと入店の運びとなりました。目出度い。当日は彼らの友人で、何度か御一緒させて頂いたT氏と私の4名です。急な階段を上がり、辿り着いたフロアには看板が見えず、不安でしたが少し進むと見慣れた看板が。店内に入ると久々に見る御主人は元気溌剌そのもので、奥様も意気軒昂。

階段脇の案内看板  いつもの看板が

店内は全てテーブル席となっており、胡坐や膝打ちをしづらい方でも、ゆっくりできる御席となっています。また、いつもの日本酒専用冷蔵庫を見ると、ひやおろし・秋あがりと生酒が半々くらいで、最上段には貴重な日本酒がキラ星のように並んでいます。

飲み放題エリア  貴重酒エリア

私が乾杯に選んだのが、山形県の鯉川酒造が醸す辛口の『純米吟醸鯉川Beppin出羽の里』でした。いわゆる「ジャケ買い」という訳です。「海ぼうず」さんと云えば呑み放題なので、ドンドン果敢に攻めてゆきました。頂いたお酒は、写真の通りです。

鯉川Beppin  よこやまSILVER7

神渡旨口原酒  天狗舞山廃 

bo:スプラッシュ 津島屋無濾過生









光栄菊 清海

乾杯の次に頂いたのが長崎のよこやまSILVER7純米吟醸生詰です。このお酒は、長崎県壱岐島で創業大正13年の重家酒造が醸しています。元々壱岐には十七の酒蔵がありましたが、徐々に蔵の数が減り、最後に残った唯一の酒蔵が重家酒造でした。しかし、他の廃業した酒蔵同様、杜氏の高齢化と経営難により、1990年に日本酒造りを断念し、「ちんぐ」という焼酎を造っていましたが、現在の社長が2013年から山口の『東洋美人』を醸す澄川酒造場で5年間修業した後、2018年に自身の日本酒蔵を壱岐に建設し、重家酒造を復活させました。そして昨年4月の松尾大社第7回酒-1グランプリでは、『純米大吟醸よこやまPrrincessMichiko』が何とグランプリを受賞し、優勝蔵となっています。

よこやまSILVER7純米吟醸生詰』の酒米は、麹米、掛米とも酒造好適米の絶対王者「山田錦」を使い、酵母は「SILVER7」とある通り穏やかな吟醸香の協会7号酵母で、仕込み水は蔵の地下約90mから汲み上げた軟水で醸しています。日本酒度、酸度は非公開ですがALC15度で、無濾過の1回火入れです。

グラスに注ぐと酒色は仄かに琥珀色で、香りは香量も多くフルーティで華やかな香り。口に含むと生酒のようなフレッシュさで、やや淡麗ながらジューシーな甘さを感じます。少しすると仄かな酸の後に僅かに苦味を感じてキレてゆきました。長崎を代表する、実に旨いお酒でした。次に広島の『加茂金秀秋あがり純米酒』、そして写真の通りガンガン吞んでいきます。

賀茂金秀秋あがり 鳳凰美田初しぼり

メガネ専用コラボ W純米美郷錦

聖 渡舟70生酛   吉田蔵U石川門

最後の締めには冷蔵庫最上段よりチョイス。石川県を代表する『手取川』の吉田酒造店が、現7代目により2021年から醸している新シリーズの『吉田蔵U-石川門モダン山廃火入れ』を頂戴しました。創業が明治3年で、手取川扇状地の石川県白山市に酒蔵はあり、能登杜氏が最も得意とする山廃造りを行っています。今回のお酒は、吉田酒造店が独自に研究した「モダンな味わいの山廃」の技で醸した山廃の原酒です。そしてこのお酒の『』は「優しい」の優、「あなたへ」のYOUからとっているそうです。

酒米は、石川県が旨い酒を造るために特別に育成されたオリジナルの酒造好適米で、心白が大きく優しい甘さが特徴の「石川門」です。酵母は協会9号酵母に近い金沢系自社培養酵母で、香りのバランスが良く、淡麗な酒質となる特徴があります。仕込み水には「白山の名水」の伏流水を使った、日本酒度-3、酸度1.8、アルコール度数13%で、1回火入れの夏酒です。

グラスに注がれたお酒は滓でうっすらと濁っています。香りは華やかで、口に含むとフルーティで、瑞々しくジューシー。とてもとても山廃、しかも火入れとは思えません。呑み込むと穏やかな酸味と仄かな苦みでキレました。さすがに『吉田蔵U-』は旨いと唸った次第です。山廃なのになぁ。







ほろ酔いの皆さん

お陰様で久々に一升近く呑ませて頂きました。三人に深くお礼を申し上げ、足取りも不確かに三日町でタクシーを拾って帰路に着きました。

9日は家の中の片付けをして、何とか一息ついています。さて、この度の地震で被災した、各店舗の方々に心よりお見舞いを申し上げます。年末の書き入れ時だったのに、もう気の毒としかいえません。しかし頑張るしかないので、みんなで力を合わせて頑張りましょう。♪

(。・_・。)ノ

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2025年7月6日日曜日

ウチの奥様が東京で購入『純米吟醸 金沢美人 あまくち』

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ここ数日30℃越えの日が続き、体調の維持に苦労しています。また7月中は仕事が忙しく、トレーニングセンターにも行けません。心身ともにフラストレーションが蓄積しそうな今日この頃です。

さて、5月の末に、ウチの奥様が東京へ、三泊四日で習字の仕事に行ってきました。二日目の夜に、八重洲の石川県アンテナショップに寄ったらしく、「金沢美人というお酒があるけど、店員さんは甘口のお酒だと言っていますが、買って帰りますか?」と電話が来ました。有難い話しなので、もちろんお願いしますと応えました。

と云う事で、このお酒は金沢で最も歴史のある酒蔵の福光屋が醸す、純米吟醸 金沢美人 あまくちでした。創業は何と寛永二年(1625)で、徳川家光が将軍について三年目の年。福光屋の代表銘柄は『加賀鳶』で、有名なお酒としては『風よ人よ水よ』や『黒帯』などがあります。

純米吟醸 金沢美人 あまくちのラベルには、有名な画家の竹久夢二の美人画が使われていますが、夢二の妻が金沢出身で、その妻をモデルにして夢二式美人画が確立されています。酒名は有機肥料や減農薬の、自然に近い環境で栽培された米を使っているため、肌がきれいな美人になるという意を込め、『金沢美人』としています。

化粧箱に入った  純吟金沢美人




裏書をどうぞ  酒色は透明で

また、このお酒は独自の完熟糖醗酵により、絹のような口当たりに、米飴のような極甘口に仕上がっています。それが、米醗酵による有機酸やクマル酸、フェルラ酸など、天然の美容成分が含有されているため、呑む事でしっとりと潤いのあるお肌になる効果が期待できるという、う~ん本当でしょうか。

純米吟醸 金沢美人 あまくち』の酒米は、金沢固有の銘柄米「金沢美人」を60%まで精米して使用しています。酵母は非公表ですが、もしかすると金沢酵母かも知れません。仕込み水は、蔵内の井戸から汲み上げたやや硬めの水を使っていますが、この井戸は何と1500mも掘っており、滋養に富んだ白山連邦の雪解け水が伏流水となっています。日本酒度は-17、酸度1.4ALC13度と、日本酒度的には大甘の純米吟醸です。

蛇の目に注ぐと酒色は琥珀色で古酒のようです。香りは仄かに酸の香り。口に含むと甘さはありますが、甘口とは言い切れない古酒のような味わい。カラメル系の苦甘さに酸味が。呑み込むと口腔に余韻が続き、渋味へと変化してゆき、直ぐにスッキリとキレてゆきました。-17は確かに甘口ですが・・・。ウ~ン、チョッと考えさせられます。

ウチの奥様は、東京駅地下グランスタの長谷川酒店でもお酒を買おうとしたそうですが、会計待ちの大行列に無念のギブアップをしたそうです。でも買ってきてあげたいという気持ちがとても有難いと思いました。♪

(。・_・。)ノ

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2023年6月19日月曜日

「美味しんぼ」で読んだお酒『天狗舞純米大吟醸50生酒』

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先週末は強風で大荒れでしたが、花壇も菜場も青々と茂って参りました。始めは苗の間隔を広く取ったつもりが、成長するにつれて密になってきます。まぁ、「畑が狭い」のが原因なのですが。あと1ケ月ほどで収穫も始まると思われ、楽しみでいっぱいです。

キュウリや  ナスにトマト







ズッキーニ

さて、冷蔵庫のお酒が無くなり購入するわけですが、庫内の日本酒のスペースが余りにも狭いため、たくさん貯蔵できません。日本酒仲間のF君のように専用の冷蔵庫でもあれば、発売時期に無濾過の生酒をガッツリ購入し長く楽しめるのですが、そうも簡単にはいきません。そんな訳で今回は、江陽二丁目の「加藤酒店」にお邪魔し、冷蔵庫を物色して発見した『天狗舞純米大吟醸50生酒』を購入させて頂きました。

このお酒を醸す車多酒造は石川県白山市で霊峰白山を望む加賀平野にあり、幕末の文政6年(1823)の創業です。『天狗舞』の名酒の由来は、創業当時は蔵が森の中にあったため、木々の葉や枝が風で擦れ合う大きな音が聞こえ、まるで天狗が舞っている音のようだと蔵人たちが口々に云った事から酒名に使い始めたようです。

また天狗舞の伝統的な山廃造りなどの丁寧で繊細な酒造りは、あの人気漫画「美味しんぼ」にも登場しており、現在では北陸新幹線グランスタでも使われています。

天狗舞大吟醸  ブルーのラベル



裏書もどうぞ  酒の色は透明

天狗舞純米大吟醸50生酒』は、酒造好適米の絶対王者「山田錦」を50%まで磨いて白山の伏流水で醸し、日本酒度+3、酸度1.4に仕上げています。なお使用酵母は非公表でした。

開栓すると香りは微かにフルーティで、蛇の目に注ぐと色合いは透明です。口に含むと仄かにフルーティさがありますが、舌にピリッと刺さるような酸味もある淡麗のやや辛口です。山田錦の米の旨味を十分に引き出した味わいに感激しながら呑み込むと、生酒感が後を引いて盃が進みました。

いつかは『天狗舞』と思っていましたが、加藤酒店においてあるとは正に「灯台下暗し」でした。ご主人にお願いして数台ある冷蔵庫の中の写真を撮らせて頂きました。もちろん、後でゆっくりと見て、次回に何を購入するかを検討するためです。またそれが至福の時なのです。♪

(。・_・。)ノ

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2023年2月5日日曜日

N常務よりお土産の『御所泉 銀の月吟醸原酒ひやおろし生詰』

早いもので寒かった1月も終わり、もうすぐ当地八戸に春を呼ぶ行事「えんぶり」がやってきます。コロナ禍で中止になっていましたが、今年は何とか開催されるようです。「松の舞」など子供たちの舞いも継承できるように、対策を万全に行って伝統を絶やさないようにと願っています。

さて、昨年末、懇意にさせて頂いているS建設のN常務が、家族旅行で北陸方面に出掛けられ、お土産にと頂戴したお酒が『御所泉 銀の月吟醸原酒ひやおろし生詰』でした。私の様な者にまでお気遣いを頂きありがとうございます。

このお酒は石川県金沢市御所町にある創業明治元年の武内酒造が醸しており、創業当時が御所村だった事から酒名が付けられました。生産量は年間100(一升瓶で一万本)と小さな酒蔵ですが、「手を抜かない日本一の酒造り」を掲げており、醪の自然な発酵を完全におこなうため、人件費が2倍掛かっても通常の2倍の時間を掛けて仕込んでいます。出来上がったお酒は、ほとんど近隣の酒屋や料理屋に卸すため、金沢でも入手しづらい「幻の酒」と云われています。

御所泉銀の月  金沢限定幻の酒

裏書をどうぞ  仄かに琥珀色

御所泉 銀の月吟醸原酒ひやおろし生詰』の酒米は、石川県が十数年かけて開発した酒造好適米の「石川門」で、吟醸向けの品質で心白が大きいのが特徴です。この「石川門」を60%まで磨き、白山山系の引く流水で醸し、日本酒度+5、酸度1.8の生詰め(最初に火入れして貯蔵)した原酒のお酒です。

グラスに注ぐととろみがかっており、酒色は少し琥珀色。香りは微かな酸が爽やかに鼻腔に届きます。口に含むと先ず仄かな甘さが舌にやってきます。呑み込むと咽喉にヒリヒリと辛さを感じ、心地よい米の旨味を残してキレてゆきました。結構パンチ力があったので、裏書を見たらアルコール度数が20度と、こりゃ腰を取られると思った次第です

因みにラベルのデザインは、左下のサインのとおり加賀友禅作家の石田巳代治氏に依頼しており、「銀の月」とはお寺の池の白石を月の光が照らしている風景で、そうして見るとラベルの絵が何を表しているのかが分かります。♪

(。・_・。)ノ

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2022年6月27日月曜日

乾杯は『あべ楽風舞純米吟醸おりがらみ生酒』たねいち会

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お陰様で当ブログの来場者数が八万人を越えました。ご来場頂いた方々に心より感謝申し上げるとともに、これからも気軽にお越し頂ければと願っております。また八万人目は誰が取ったか未だ不明なので、心当たりのある方はご連絡をお願い致します。

さて、毎年「たねいち会」を開催しておりますが、私が二十歳頃に勤めていた会社の名前をとったもので、その時お世話になった人たちと、年に一回集まって旧交を温めております。昨年はコロナ禍で開催できず、私の退職後初の「たねいち会」となり、いろんな意味でワクワク感がいっぱいでした。

厳選酒の揃う棚  吞み放題のお酒

毎年居酒屋「海ぼうず」さんでの開催が定番で、暫くぶりの日本酒呑み放題に、早くも気持ちが高揚します。予め冷蔵庫内を見て、既に乾杯の一杯を心に決めており、定刻に全員が揃って早速、乾杯!。私が選んだのは新潟県柏崎市で文化元年(1804)創業の、阿部酒造が醸す『あべ楽風舞純米吟醸おりがらみ生酒(通称あべグリーン)です。創業当時からの代表銘柄は『越乃男山』でしたが、2015年に「他社より10倍も100倍も努力して、圧倒的に旨い酒を目指す」と立ち上げた新ブランド「あべシリーズ」が大ヒット酒に。今では新潟県の日本酒ランキングで、三本の指に入るお酒となっています。



あべグリーン 乾杯!!

あべ楽風舞純米吟醸おりがらみ生酒』の酒米は、軽快な味わいのお米の新潟県産「楽風舞」で、「五百万石」と「どんとこい」を掛け合わせています。酵母は香りのバランスが良く、酸の生成が少ない新潟県酵母G9を使い、軟水の黒姫山系伏流水で醸した、アルコール度数13%の夏酒です。

香は上品でフルーティ。口に含むと果物のようにジューシー。清涼感のある味わいと軽やかな酸味がジューシーさを際立たせています。こんな夏酒は『陸奥八仙夏囲い純米吟醸生原酒』以来でしょうか。

群馬の水芭蕉 AKABU純米夏霞

感動の乾杯酒に続いて、吞み放題のエリアからこれだと取り出したのが水芭蕉夏酒純米吟醸おりがらみ生貯蔵です。利根川の源流域である群馬県利根郡川場村で創業明治19年の永井酒造が醸しており、この『水芭蕉』と『谷川岳』を主力銘柄としています。

酒米は麹米掛米とも最強酒造好適米「山田錦」を使い、酵母には群馬県で開発した群馬KAZE酵母、仕込み水には谷川岳の雪解け水が尾瀬の大地で濾過された天然水を使って醸し、醪を特殊な編み袋に入れて自然落下させ、滴り落ちる雫を集めており、大変な手間暇を掛け丁寧に造られています。スペックは日本酒度±0、酸度1.5の甘口となっています。

グラスに注ぐと酒色はほぼ透明ですが、薄っすらと滓が舞っているようにも見えます。香りは滓がらみなのに爽やかでフルーティな吟醸香。口に含むとジューシーな甘さと酸味のバランスが良く、辛さはそれ程感じません。サッパリとした味わいに山田錦の旨味が感じ取れました。火入れの酒なのに全くそれを感じさせない、さすが群馬を代表する『水芭蕉』だと敬服した次第です。

水鳥記夏酒  仙禽無垢

一白水成良心 ウラ鍋島

その後も、岩手の『AKABU純米夏霞』、宮城県の『水鳥記特別純米夏酒』、福島県の『純米生酒奈良萬おりがらみ』、新潟県の『たかちよ59純米吟醸美山錦生原酒』、栃木県の『クラッシック仙禽無垢』、秋田県の『一白水成良心特別純米生酒』、長野県の『川中島幻舞純米吟醸無濾過生原酒』、佐賀県の『鍋島隠し酒特別純米(ウラ鍋島)』を次々と味わい、質の高い呑み放題に心も体も満たされました。

最後の締めには石川県を代表する『手取川』で有名な、吉田酒造店が2021年から醸している新シリーズ『吉田蔵U-石川門生酒』です。創業は明治3年で、手取川扇状地の石川県白山市に酒蔵はあり、能登杜氏が最も得意とする山廃造りを行っています。今回のお酒は、吉田酒造店が独自に研究した「モダン山廃」の技で醸した山廃の原酒です。そしてこのお酒の『』は「優しい」の優、「あなたへ」のYOUからとっているそうです。



吉田蔵U   大満足で店を後に

酒米は、石川県が旨い酒を造るために特別に育成されたオリジナル酒造好適米で、心白が大きいのが特徴の「石川門」です。酵母は協会9号酵母に近い金沢酵母で、香りのバランスが良く、淡麗な酒質となる特徴があります。仕込み水には「白山の名水」の伏流水を使った、アルコール度数13%の軽やかな夏酒です。

グラスに注がれたお酒は滓で濁っており、香りは華やかで甘さと酸味が予想される香り。口に含むとフルーティで、白ワインのような爽やかな酸味と穏やかな甘さ、後味の辛さもアクセントになり、総じて旨味となっていました。

実はもう一人定年を迎えた方がおり、当日は二人の定年退職祝いとなりました。会社員時代の楽しかったこと、辛かった思い出などが昨日の事のように話題に出ます。昨年春に退職している私からも、趣味を持ち希望を持って日々を暮らすことをアドバイスさせて頂きました。残念ながらコロナ禍も考慮し、二次会は無しで帰路に着きました。♪

(。・_・。)ノ