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先日、鉄道会社の現場研修会があり、かれこれ4回目の参加となりましたが新沼謙治の故郷の大船渡まで行ってきました。彼の地では震災復興の工事が今も盛んに行われているのですが、震災の規模も大きかったため、復興にも多大な時間と費用を伴っています。
震災を忘れない様にと献身的な「語り部」の方々より貴重なお話を聞いたり、巨大な防潮堤建設現場も見学しました。また利便性を高めるための新道建設に付随する鉄道を跨ぐ橋の近接工事も説明を受けながら見学しました。岩手県沿岸部は壊滅的だったため、なかなか進まない復旧復興の大変さを痛感しました。
防潮堤は14mで 跨線橋橋台現場見学
現場の研修を終えて向かった先は岩手県大船渡市の「大船渡温泉ホテル」でした。2年前に新築された建物は、海沿いでしたが高台にあり津波を警戒した場所に建てられています。大船渡湾を望む露天風呂で疲れを癒し、懇親会では約30人全員にお酌させて頂き、同業者の皆様方とも大いに懇親を深めました。
大船渡の語り部の方 ホテル一の前で
研修会は盛岡駅前に戻り解散したのですが、私はその足で駅前の坂本酒店さんに寄り、八戸では購入できないお酒を探しました。そこで出会ったお酒は、店の若奥様イチオシ、『百春特別純米無濾過生原酒』です。このお酒は岐阜県美濃市の安永元年(1722年)創業の株式会社小坂酒造店が醸しており、酒蔵曰く「うだつの上がる酒」との事ですが、うだつはもともと防火壁として建物の両端に掲げたもので、このお酒を呑んでいればうだつが上がるのでしょうか。また、数年前には茨城の酒蔵の超ベテラン杜氏を招き、従来のお酒の味を一新しており、その味わいを後継者の杜氏が受け継いでいるようです。
坂本酒店さんの冷蔵庫 いろんなお酒が
さて、富山県産雄町で醸し日本酒度+2.5、酸度1.5の『百春特別純米無濾過生原酒』をぐい呑みに注ぐと香量が多く、華やかな洋ナシのような果実系の香りがドーンとやってきて、細かな滓も見え旨味をそそります。味わいは完熟フルーツの様な甘酸っぱさを感じ、その後で酸味と辛味と旨味をバランスよく感じる事ができます。キラメク酸味とでも言うのでしょうか。呑み込んだ後で仄かな渋みがやって来てジワジワ感に繋がります。あまり呑んだことの無い味わいのお酒でした。うーんこいつは旨い!!ランキング入りは確実ですねぇ。
これが百春だ !! これで百春と読みます
裏書を読んで下さい 透明でも滓が見えます
次回の研修会はどこへ行こうかと幹事さんが悩んでいましたが、できる会社のできる担当者は仕事が早いと思った次第です。暮から正月に入り、すぐにまた暮の準備とは、桂歌丸の落語のマクラのようですが、並みの人にはマネできません。また来年も是非参加したいと思います。♪
\(。・_・。)ノ