2016年10月3日月曜日

『天の戸 美稲・クラシックラベル《吟の精》仕込み・生』


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さて、今回ご紹介するお酒は、「秋田こまち」で有名な日本屈指の米どころ秋田県横手市にある大正六年創業、浅舞酒造株式会社の『天の戸 美稲・クラシックラベル《吟の精》仕込み・生』無濾過生酒です。この蔵の主力酒『天の戸』は、古歌にある【天の戸は静かに明けて神路山 杉の青葉に日影さすみゆ】の冒頭より頂戴した立派な名前です。また『天の戸』は日本書紀の「天の岩戸」のことで、お酒のラベルには薄っすらと勾玉があしらわれています。

美稲は誕生20周年   クラシックラベルです

このお酒は旭ヶ丘の「日本酒ショップくるみや」さんより購入したもので、酒米は「吟の精」を使い日本酒度-2、酸度1.7の甘口に仕上がったお酒ですが、そんなに簡単な味わいではありません。

利き猪口に注ぐと仄かな琥珀色で、香りはあまり感じません。口に含むとスッキリとした甘さが舌の上に広がる刹那、すぐに酸味が甘さを押しのけて一面に広がり、僅かの辛さもやってきます。呑み進むと酸味のせいか舌がヒリヒリ、唇がヒリヒリしますが、甘さと酸味の重複が快感になり、何度も繰り返し米の旨味を味わう事ができました。

裏書には情報満載   仄かに琥珀色で

秋田は『新政』が群を抜いて入手困難酒となっていますが、『雪の茅舎』や『白瀑』、『高清水』に『刈穂』『飛良泉』などなど美味しい日本酒がキラ星のようにある地で、東北でも指折りだと思っています。♪

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