長谷川酒店より『
結 純米吟醸山田錦生原酒亀口直汲み』
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帯状疱疹から回復してすっかり元気になり、今はまた色んなお酒が頂ける喜びでいっぱいです。帯状疱疹は左太ももから臀部、腰の左側に発症し、患部付近は四六時中痛みがありました。医者からは運動が禁止、お風呂も禁止、お酒も禁止でしたが、仕事は大丈夫という理不尽な病でした。(本当は休んだら?と言われますが)
さて、ウチの奥様は徐々に日本酒の目が利くようになり、先日も東京出張の際には『
結(ゆい) 純米吟醸山田錦生原酒亀口直汲み』を東京駅地下グランスタの長谷川酒店より購入してきてくれました。こういうお酒が買えるとは、もはや只者ではありません。
『結 純米吟醸山田錦生原酒亀口直汲み』は茨城県結城市で結城酒造が醸しており、桃山時代に徳川家康の次男の秀康が結城家へ養子となって、当地で摂津より酒職人を招いて酒造りを始め、それが現在の結城酒蔵となっているようですが、四百年の伝統とはスゴイですねえ。
このお酒は酒米の王者、兵庫県産山田錦を使用し、敷地内より湧き上がる井戸水を使い若き女性杜氏が醸しており、槽口よりタラタラと垂れ落ちるお酒を瓶に直に詰めた、日本酒度-2.0、酸度1.5の甘口生酒です。美味しそうでしょ。
結と読めますか 糸に吉が絡まり結
杜氏は美智子さん 酒色は琥珀色で
ぐい呑みに注ぐと色味は少し琥珀色ですが、香りはパッと華やかな果実系の甘さを含んだ吟醸香でテンションも上がります。期待を込めて口に含むと、久しぶりに驚きの衝撃が・・。美味しさのあまり口の中から光りが射すような錯覚に陥ります。旨いと思った瞬間舌の上でジューシーな甘さを感じていると、咽喉の上方にジワジワがやって来て、呑み込むと喉の奥に結構な辛さを感じました。生酒の濃い味わいがジューシーさも醸しており、舌にベタつかないさっぱり感も演出しています。日本酒の奥深さを知るにはピッタリのお酒でした。今年のランキングに絶対入るなぁ、これは・・。
結城酒蔵の代表銘柄は『富久福』、『つむぎ娘』ですが、伝統に胡坐をかくことなく常にチャレンジ精神で『結』シリーズを若い杜氏に任せています。そんなところが400年続く蔵の秘密でしょうか。
さてさて、ウチの奥様は次に何のお酒を買ってきてくれるか、本当に楽しみにしている今日この頃です。♪
\(。・_・。)ノ