2016年11月28日月曜日

『若竹おんな泣かせ 純米大吟醸』は幻のお酒


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1119()8ヶ月ぶりとなる「第13回小幡建設日本酒クラブ定例会」が、根城一丁目の「熊八珍」で開催されました。今回も参加者は女性3名を含む18名と多くの方に御参加頂き、69升のお酒で定刻にスタートしました。また初参加のT氏からは『陸奥八仙純米大吟醸華想い50』を頂戴し、テンション高く開会します。



堂々の乾杯挨拶はTさん   入手困難『おんな泣かせ』

先ず乾杯に選んだお酒は、酒屋さんでも入手困難といわれる静岡県島田市の『若竹 おんな泣かせ 純米大吟醸 』です。天保三年(1832)創業の()大村屋酒造場が醸すこのお酒は、発売から三十余年経っているのですが、当時は女性が日本酒をあまり呑まなかったので、その女性たちが楽しめる美味しいお酒を造ろうと、苦労を重ねて『若竹 おんな泣かせ 純米大吟醸 』を誕生させました。因みに「酒屋泣かせ」という別名がついていて出荷割当品となっているようで、人気があるため入手困難酒です。

仕込み水は大井川の伏流水で、五百万石を掛け米にそして山田錦を麹米に使用し、1回火を入れて寝かせた日本酒度+2、酸度1.2のお酒となっています。立ち香は華やかで甘くジューシーな吟醸香。口に含むと重厚で上品な味わいと口中に広がる米の旨味が心地よく、呑み込むと雑味の無い落ち着いた味わいを感じました。女性会員の方々は・・あれ、泣いてないなぁ。



手始めの有加藤   加藤清正公と縁が

2本目は『栄光富士』の銘柄で有名な安永七年(1778)創業の冨士酒造()が醸す『有加藤純米大吟醸中汲み直詰生』。蔵元の加藤家では、「有友」「有倫」「有慶」などの「有」という文字を尊重しており、自身の名字に「有」を冠したお酒を造りました。『ありかとう』は感謝の言葉でもあり、特別な意味合いのお酒でもあります。『有加藤純米大吟醸中汲み直詰生』は、山田錦と美山錦で醸すため美味しくないハズがありません。

香りは果実のようなフルーティさがあり香量も多く、口に含むと甘味と酸のバランスが抜群でやや辛のはずがジューシーで甘く感じます。日本酒度+1、酸度1.2は文句なしの旨さで、参加者は口々に「おいしい」を連呼していました。



龍力は特A地区山田錦  お酒は保存が命です

3本目は『龍力氷温貯蔵山田錦特別純米無濾過生原酒』です。兵庫県姫路市で創業大正十年の本田商店が、酒造好適米の王者兵庫県特A地区産の山田錦を使用し、揖保川の伏流水で醸したお酒を氷温で貯蔵熟成させています。

こちらもフルーティで果実のような上品な香り。口に含むと甘いと思っていると爽やかな酸味が。呑んでいるうちに辛さも見えてきますが、キレが良く咽喉越しに米の旨味を感じます。『有加藤』が美味しいと言っていた人たちも、こっちも美味しいとヒソヒソ。簡易アンケートの結果、本日の人気1番酒でした。



 会長とT氏、K氏    なぜ目をつぶる!I



美女トリオで癒しの空間  病み上がりは誰か?



未だ酔っていない3人  右の二人は大学の学友

小幡建設日本酒クラブの前半戦でしたが、後半も皆さんに喜んで頂こうと気合を入れたお酒を準備しています。皆さんの感想は如何に。そしてサプライズも有りの次週のブログを是非是非ご覧下さい。♪

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