先週に引き続いて、11月19日(土)に開催致しました「第13回小幡建設日本酒クラブ定例会」の後半です。後半戦では皆様の酔いも回って来て、何を呑んでも美味しいと大盛り上がりとなってきました。今回の参加者18名に、6種9升+1升のお酒でスタートしております。酔いも回り始め会長はチャーハンの皿を引っ繰り返す始末。はたしてこの先何が起こるのか!。
G酵母は3年目 会長が皿をひっくり返して
さて、4本目のお酒は埼玉県加須市の明治七年創業清水酒造(株)が醸す『亀甲花菱 埼玉G酵母 無濾過中取り純米生原酒美山錦』です。日本酒度は+2、酸度は1.8と大人しめに仕上がっていますが、使われているG酵母は香り高く甘みのあるお酒を造る酵母で今年3年目となります。扱いにも慣れ美味しいお酒に仕上げています。お酒の色合いは少し黄色みがかり、香りはフルーティ。味わいもフルーティで美山錦の旨味たっぷり、キレも良く後味に辛さが少し。美味しいのですが、酒蔵の規模が小さいため『亀甲花菱』はすぐに売り切れているようです。
Kさんありがとう 差しれの今代司
ここで会場内にどよめきが。なんと、今回所用で参加を見送られたKさんが、わざわざ差し入れを持って届けに来て下さいました。本当に本当にありがとうございます。差し入れのお酒は新潟県新潟市で創業1767年の今代司酒造株式会社が醸す淡麗辛口の『今代司純米大吟醸ひやおろし』です。新酒をひと夏寝かせて熟成を促し、秋に出荷するこのひやおろしは、酒造好適米五百万石と阿賀野川の伏流水との融合で旨味たっぷりに搾られています。
全員のグラスに注いでまわり「Kさん!ありがとうございま~す」と頂きました。立ち香は仄かに優しい酸の香り。口に含むとフレッシュな酸が舌の上から咽喉へ、そしてスッキリとキレが良く雑味の無い味わいでした。
私のイチオシ百春 カネタマルと読みます
続くお酒で酔いが回っているはずの参加者の間でまたもザワメキが起こっております。それは私のオススメで5本目に準備した、岐阜県美濃市の小坂酒造店が醸す『百春特別純米無濾過生原酒』を味わったからでした。富山県産雄町で醸し日本酒度+2.5、酸度1.5の『百春特別純米無濾過生原酒』は華やかな洋ナシのような果実系の香りで、味わいは完熟フルーツの様な甘酸っぱいような酸味と、柔らかな辛さ、それが纏まってバランスの良い旨味となっています。味わいを噛み締めている方々はよろしいのですが、話に夢中の方は機を逃しますよ~。
さて、いよいよ最後に取り出したお酒が栃木県小山市の『Γ太〇桶仕込雫搾り斗瓶取り無濾過生原酒』。以前にも当ブログでご紹介したお酒で、高価なのですが皆様方に呑んでほしい一心で手に入れました。記号配列の『Γ太○』で「かねたまる」と読み、酒蔵の屋号となっています。また「金貯まる」の言葉遊びにもなっており、縁起のいいお酒でもあります。
万延元年(1860)創業の若駒酒造が、毎年一槽だけ木桶を使い手作業により搾り袋に醪(もろみ)を詰め、丁寧に槽に並べて圧力をあまり掛けないようにして、雑味が混ざらない搾り方で上槽している蔵最高峰の純米大吟醸が、この『Γ太〇桶仕込雫搾り斗瓶取り無濾過生原酒』というお酒です。グラスに注ぐと微発泡で滓が混じっており香りはフルーティで華やか。味わいはとっても重厚なジューシーパイナップル?、程良い酸味がアクセントとなり、無濾過の旨味が際立ちます。どれだけ呑んだものか、『百春』の時点で眠りについた方も居り、夢の中でお酒を楽しんでいるのでしょう。
美味い酒はこれだ! 美女と野獣の皆さん
みんな美味しいお酒で~す こちらも出来上がり
Iさんは酔っているのか? 会長はニヤリと
老眼鏡の私です さあ全員集合で!
食べ放題のラストオーダーでは定番の煮干し味のラーメンを美味しく頂戴し、中締めとなりました。今回も持ち込んだ40個のコップを片付け、皆さんの帰りを見送って事務局の役目が終了。明日は休日なのでゆっくりと朝寝ができるためホッとした気持ちで運転代行を手配しましたが、これから家に帰りコップを洗って乾燥させ仕舞い込む作業が残っていて・・。今回も4千円会費でしたが全てのお酒に満足して頂いたと感じており、次回3月に予定している第14回定例会に弾みがつきました。期待して下さいね!頑張るぞ!!オー!!。♪
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