2016年1月25日月曜日

東京のお土産は『嘉美心桃花源しぼりたて』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

昨年の八戸地方は雪が積もらず過ごしやすい冬でしたが、今年もやはり雪が少なくやっぱり温暖化のせいなのでしょうか。

さて、正月明け東京へ出張に行った奥様が、私のために日本酒を購入してきてくれました。ありがたや~。今回、買って来てくれたお酒は、私が気に入っていた岡山県浅口市の創業100周年、嘉美心酒造株式会社が醸す『嘉美心桃花源しぼりたて』でした。こちらの蔵は珍しくも甘口オンリーの酒蔵で、このお酒も日本酒度-8の甘口の特別純米生原酒です。そういえば先日ご紹介させて頂いた『嘉美心純米吟醸ビン囲三季熟成』も、日本酒度-3.5と熟成酒においてもやっぱり甘口でしたね。
 
白桃酵母使用で  しぼりたてです
添書きを読むと  大浦神社祈願酒

嘉美心』は、岡山県の特産である白桃のように、果物のような香りと柔らかな口当たり、そして上品でジューシーな味わいと、海外でも人気があるようです。甘口なので女性が好むお酒だと思われますが、もちろん男性の私でも美味しく頂けました。

嘉美心桃花源しぼりたて』をぐい呑みに注ぐと、仄かに果実のような香りがして、口に含むとジューシーかつ原酒特有の味わい。ピリ感は無く、そのまんまの甘口で酸味もソフトです。舌の上は爽やかですが咽喉の上がジワーっと熱くなりました。しかし、お刺身と一緒に頂いたら、何故か少しずつ辛味を感じる様になってきます。

東京に行くと普段買えないお酒とこうして巡り合えるので、重いお酒を持ち帰ってくれる奥様には、大いに感謝しております。決して社交辞令ではありませんよ、エエ。♪

(。・_・。)ノ

2016年1月18日月曜日

海ぼうずで『而今(じこん)特別純米火入れ』


 海ぼうずで『而今(じこん)特別純米火入れ』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

お酒の場にお誘いして下さる方に、昨年末また声を掛けて頂きました。今回、河岸を変えて「海ぼうず」さんに行ってみませんかと伺ったところ、二つ返事でOKを頂き行く事になりました。ヤッター!!

今回の3階も立派なお酒    1階2階も侮れない
 早速、乾杯のお酒を探しに大型冷蔵庫を見ると、何と何と三重県の至宝『而今』を発見。最上段より速攻で入手困難酒の『而今特別純米火入れ』を注文しました。このお酒は名張市にある創業1818(文政元年)の木屋正酒造が名張川の湧水で醸しており、日本酒度+1、酸度1.6のどこにでもありそうなお酒なのですがとんでもない代物で、抽選販売は当たり前、ネット販売では+1万円以上のプレミアがついています。酒名の『而今』の由来は「ただ、今、この一瞬を、懸命に生き抜く」という意味が込められており、杜氏が命名したものだそうです。

夢にまで見た而今を  お姉さんに注いで頂き
 グラスに注いで頂き乾杯です。香りは少しフルーティなニュアンスもありますが、香量は多くはありません。口に含むと辛さと酸味とが調和し、大いなる旨味に変わっており、例えて言うと獺祭三割九分と似た様な味わいでしょうか。

飲み放題での1番手は而今を見たときに心に決めていた、富山県富山市の富美菊酒造が醸す『羽根屋純吟煌火(きらび)生原酒』です。裏書にあるように煌めくようなお酒で、日本酒度+3、酸度1.5、自家培養の酵母と山田錦・五百万石の酒米に、立山水系の伏流水で醸しています。20148月の全米日本酒歓評会で300点の日本酒の中から金賞を獲得したのが、富美菊酒造の主力酒この『羽根屋純吟煌火生原酒』でした。

佐野屋のHPでイチオシ  裏書をよく読んで
 グラスに注ぐとほんのりとフルーティな香りが。口に含むとフルーティさもありながら、生原酒なのにスッキリとした甘さの上品な味わいでした。

その後も、青森県弘前市の『豊盃「ん」おりがらみ』や、果実酒のような味わいの新潟県の『山間(やんま)純吟十号かめ口直詰め原酒』、山口県宇部市のジューシーさの中に辛さが上手に調和している旨味のあるお酒『貴特別純米直汲み』などなど。どれもこれも飲み放題に置いてはイケナイお酒ばかりです。

山間もおいしい  貴もおいしい

店主様より見送って頂き
 こんなパラダイスな居酒屋があるなんて、本当に信じられないのですが事実です。また今年も「海ぼうず」さんに通う事になる予感がするのは気のせいでしょうか。♪

2016年1月11日月曜日

お正月の乾杯『萩の露 特別純米福を呼ぶ新酒 』


 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

正月休みは櫛引八幡へ初詣に行ってきました。何と、そこで驚愕の出会いが!!。それは高校時代の同級生のK君で、以前に会ったのがもう10年以上も前。背後より声を掛けられ、高校生の頃の超イケメンのK君が立っているような錯覚に陥りました。

さて、お正月に吞ませて頂いたお酒は、長男が名古屋からの帰省の際に、お正月の「縁起酒」として持ち帰ってくれたもので、滋賀県高島市にある寛永年間に創業の株式会社福井弥平商店が、高島産の「夢みらい」を比良山系の伏流水で醸す、日本酒度+2、酸度1.7の『萩の露 特別純米福を呼ぶ新酒 』でした。以前も当ブログで『萩乃露純米吟醸生酒無濾過生原酒』をご紹介しましたが、酸味を上手く使って酸っぱくなく、「旨味」としての酸味を醸す酒蔵だと認識しています。

福を呼ぶとは縁起の良い  お正月にふさわしい

さっそく『萩の露 特別純米福を呼ぶ新酒 』で乾杯すると、初しぼりで生酒の華やかな香りにお正月気分は高揚します。口に含んで味わうと、舌の上では円やかで優しいのですが、口腔にはジワジワ感が強くやってきます。辛さと酸味のバランスを絶妙に「旨味」を醸し、お節料理がパワーアップするようなお酒でした。

今回はお正月という事で『萩の露』を2合ほど呑んだ後には、義兄より頂戴した『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』を頂きました。このお酒は、20138月の「全米日本酒歓評会」で見事【金賞】を獲得した、醸造元の旭酒造が獺祭の中でも主力と位置付けるお酒です。

一升瓶なのでお高い  超人気商品の三割九分

開栓しぐい呑みに注ぐと、華やかで上品な立ち香がして、『獺祭』のポテンシャルの高さを感じさせられます。口に含むと日本酒度が+6の割には辛さが口や舌に刺さらず、酸味も抑えられマイルドな味わいで、ややフルーティさもあり白ワインに例えても良いと思います。『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』を1合ほど吞んだところで酔いが回り、お開きとなりました。また早く来るといいなあお正月。♪

(。・_・。)ノ

2016年1月4日月曜日

陸奥八仙の後に『嘉美心純米吟醸ビン囲三季熟成』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

また、改めまして新年あけましておめでとうございます。「日本酒 気に入りましたランキング3」を元旦にアップさせて頂きましたが、ベスト5+次点に入った日本酒の地元の方々には是非とも御購入頂き、召し上がって頂きたいと願っております。

さて昨年末、陸奥八仙の駒井専務様より着信があり、割烹「金剛」で日本酒の会を開くとの御連絡を頂きました。弊社社長が出張のため、弊社土木部で日本酒クラブ会員のH君と二名で参加させて頂く事にしました。当日は「初しぐれの宴 ―新酒と会席料理を楽しむ会」と銘打って、約70名で開会し人生初の会席料理なるものを頂戴する運びになったのです。ヤッタゼー!!

陸奥八仙が所狭しと並び   駒井専務の開会挨拶


    お品書き     今宵のお酒の紹介
着座すると給仕の和服のお姉さまが、ウエルカムドリンクの『陸奥男山classicヌーボー』をグラスに注ぎます。お品書きの通り、仄かに果実の香り、酸味がバランスよく旨味を醸していました。あまりの美味しさにお代わりをしたら、H君に先が長いので無理しない方が・・と言われ、ハッと我に帰った私でした。


会席料理は初めて  美味しさに圧倒され


乾杯の華想い40   搾りたて槽酒
 乾杯は陸奥八仙の最上級クラス『陸奥八仙華想い40純米大吟醸』で声高らかに。お酒の色はやや黄色味を帯び、香りは華やか。控えめのジューシー&フルーティに酸味がバランスよくブレンドされ、最上級のお酒は口腔に辛さを残さずに消えていきます。これは当然お代わりを頂戴しています。当然です。御料理もおいしくて堪えられません。


蔵人は津軽の方  『豊香』の会でも隣席
今回驚いたのは、『陸奥八仙【緑】ひやおろし特別純米』が燗酒で出た事です。私は殆ど燗酒は呑みませんが、H君の「美味しいので一口呑んでみて」の言葉に従い頂いてみました。ウーン、燗酒がこんなに美味しいと思ったのは、『豊盃燗しておいしい酒』以来の感動です。それからも続いて出るわ出るわの陸奥八仙祭り、どれを頂いてもフルーティさの荒波が押し寄せ、隣席の方々との陸奥八仙トークは、寄せ来る波のように終わりを知りません。『陸奥八仙【黒】純米吟醸』『陸奥八仙【青】槽酒』『どぶろっく』など次々頂き、もう酔った。酔いました。


H君はくどき上手  私は有名な嘉美心を
中締めが入り店を出て、タクシーを拾いに出たその通りには、何とあの居酒屋「海ぼうず」が。晴れ着を着た二人の「海ぼうずマニア」は、当然のように店に乱入して行きました。私は岡山県浅口市、創業100周年の嘉美心酒造()が醸す『嘉美心純米吟醸ビン囲三季熟成』をチョイス。このお酒は『純米吟醸無濾過生原酒冬の月』を瓶のまま1回火入れし、そのまま冬・春・夏と熟成させており、日本酒度-3.5の甘口で香りも仄かに果実のような吟醸香がします。口に含むと少しピリッと酸味も感じますが、打ち消す甘さもあって、スッキリとした味わいのお酒でした。H君は『くどき上手出品大吟醸十年古酒』と古酒に挑戦。この辺りが素面でない怖さで、普段飲まない古酒の味わいにおっかなびっくりでした。それにしても二次会まで日本酒とは・・・何てこった。しかし、おいしい日本酒に今日は大感動・大満足でした~。♪
(。・_・。)ノ

2016年1月1日金曜日

元旦恒例、日本酒ランキング2015

 新年明けましておめでとうございます。

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。いつまで続くか心配していた当ブログも、お陰様をもちまして、とうとう4年目に突入しアカウントは2万Pを超えました。ご来訪頂いた皆様には、心より厚く厚く御礼申し上げます。今年もまたいろんなお酒の感想を、テキトー(適当:適宜当てはまる、程良い)に述べる形で発信させて頂きますので、末永いお付き合いを宜しくお願い申し上げます。

さて、恒例の新年一回目のブログは、やはり温故知新の精神を忘れる事無く、昨年一年間呑ませて頂いたお酒を、個人の主観により「2015年 日本酒気に入りましたランキング3(年目)」として発表したいと思います。(注)歴代の第1位酒(2013年陸奥八仙無濾過生【赤】2014年:陸奥八仙【赤】直汲み)は「殿堂入りお気に入り酒」としてランキングには入っておりませんのであしからず。(【2013年度ランキング】【2014年度ランキング】はこちら)

それでは恒例のドラムロール!スタート!!!ダラララㇻㇻ・・・・ダダン!!

第1位:屋守 純米無調整生 おりがらみ(東京)76

2位:鳳凰美田 出羽高畠亀の尾 生酒(栃木)76

3位:栄光富士美山錦純米大吟醸無濾過生(山形)1214

4位:陸奥八仙【黒】純米吟醸生原酒直汲み(青森)914

5位:川中島幻舞特別純米山田錦無濾過生(長野)1130

1位 屋守純米無調整  第2位 鳳凰美田亀の尾

3位 栄光富士美山錦  第4位 陸奥八仙【黒】直汲み

5位 川中島幻舞 次点 たかちよ豊潤無盡【赤】

以上の結果となりましたが、次点には『たかちよ豊醇無盡【赤】』(新潟)12/21、をはじめ『獺祭 純米大吟醸磨き三割二分遠心分離』(山口)6/29、『風の森雄町純米吟醸生しぼり華』(奈良)7/13、『醸し人九平次 Randez-Vousランデブー ~巡り合い~純米大吟醸山田錦』(愛知)7/20、『陸奥八仙華想い50純米吟醸無濾過生』(青森)9/14、他には『新政NoR-type生酒』(秋田)11/9、『松の司 純米大吟醸 陶酔生酒(滋賀)11/23、など非常に美味しいお酒が次点として入っており、私の主観で勝手につけた順位などとは片腹痛いのですが、本当にみんなみんな美味しいお酒でした。当ブログをご覧の皆様、今年のお正月も美味しい日本酒を頂きましょう。♪

(。・_・。)ノ