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青森蕎友会は会員同士の親交を深めるために、「新年会」「総会」「暑気払い」「新蕎麦会」「忘年会」と、年5回の会合があります。師匠達が当日に打った蕎麦を頂きながら、美味しい日本酒で、皆さんのお顔も必然的に笑顔になります。不肖の弟子は、蕎麦打ちは上達しないのですが、お酒の口は達者なので、今回もしっかりと参加させて頂きました。
さて、今回の会場は石堂一丁目の「うお徳」というお寿司屋さんで、美味しいお料理を頂きながらの楽しい会となりました。今回、私が持ち込ませて頂いたお酒は、享保四年(1719)創業で、日本酒発祥の地、奈良県は御所市の油屋酒造株式会社が醸す『風の森 雄町純米吟醸無濾過生原酒華』です。酒蔵なのに油屋酒造とは不思議な社名ですが、実は慶長年間に製油業を興して油屋長兵衛と名乗っていたのが、享保四年に酒造業となり現在に至っているからです。すべてのお酒を純米無濾過生原酒にこだわって醸し、「あらばしり」や「責め」の部分を外し華やかな「中取り」部分のみを出荷するという気合が入った酒蔵です。
酒米は岡山県産「雄町」を使い、仕込み水は大阪と奈良の県境の金剛葛城山系より岩盤の下を流れてきた深層地下湧水の超硬水を汲み上げて使っています。
森の風は人気のお酒 中でも雄町は群を抜く
いつものようにY会長さんの乾杯の掛け声とともにグラスの音が響き渡り、『風の森 雄町純米吟醸無濾過生原酒華』を頂きました。開栓時にはボンッと音がして一同「お~」。細かな泡が瓶の底から湧きあがりました。香りは仄かですが、優しく華やかです。グラスに注ぐと色味は少し黄色みがかり、口に含むとシュワシュワのシャープな微発泡感を感じます。「発泡系の果物ジュースみたいだね」と仰る方もいて、フルーティでジューシーな味わいです。呑み込むと咽喉越しにシュワシュワが下がっていくのが分かります。また、品の良い甘さが酸とのバランスも良く、呑んだ方々も美味しいを連呼して頂きました(押しつけたかも)。
裏書をしっかり読んで 少し黄色みを帯びて
お料理がたくさん出て 師匠達の打った蕎麦
お料理の途中で会長さんたち師匠連が打ってくれたお蕎麦が出てきましたが、さすがにひと味もふた味も違います。「やっぱり日本酒にはお蕎麦だよね~」で盛り上がりました。次は9月の「新蕎麦会」への参加をお願いするのですが、今からとても楽しみにしています。♪
\(。・_・。)ノ