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昨年の今頃でしょうか、日本酒通のF君から『花陽浴美山錦48純米大吟醸無濾過生原酒』を譲って頂いたのですが、実は一年前の「R4BY」のお酒なので、それで良ければとの事。私的には全く問題無し(熟成されて得も言われぬ味わいかなぁ)と思い、譲って頂きました。これだけの立派なお酒なので、家で呑むタイミングを計っておりましたが、昨年の大晦日に遂に開栓の運びとなりました。(誕生日にと思ったけど、誘惑には勝てませんでした)
希少な花陽浴 酒米は備前雄町
2022年物です 仄かに琥珀色
このお酒は、埼玉県羽生市にある創業が明治三年の南陽醸造が醸しており、『十四代』『而今』と並ぶ入手困難酒の三本指に入る一つです。創業当時から『南陽』というお酒を主力酒としていましたが、2003年に五代目蔵元と、姉夫婦の三人で立ち上げた銘柄が『花陽浴』でした。酒名の由来は、「太陽の陽射しをたくさん浴びて、大輪の花を咲かせよう」という想いから名付けられました。
南陽醸造の生産量は250石と少なく、その内『花陽浴』は120石程度と少ないため、当然入手困難のお酒となっています。酒蔵では定価での直売も行っているのですが、販売当日は当然行列となるそうです。
『花陽浴美山錦48純米大吟醸無濾過生原酒』は酒造好適米「美山錦」を48%まで磨いて使い、酵母は自社培養酵母で、荒川水系と利根川水系の入り混じった伏流水(軟水)を自社井戸から汲み上げ醸しています。日本酒度・酸度は非公表ですが、ALC16度の無濾過生原酒です。
開栓し蛇の目にトクトク注ぐと、トロミがあるように感じます。酒色は透明よりは仄かに琥珀色で、香りは穏やかにフルーティ。口に含むと濃厚で甘酸っぱい味わい。重厚な甘さが果実のようにジューシーで、後ろに隠れる酸はとてもきれいに感じます。呑み込むと舌や咽喉にジワジワと存在感を感じます。美山錦でこの味わいは初めてです。間違いなく来年のランキングに入るなぁ。「これが日本酒?」というレベルのお酒でした。
F君からは昨年末にお歳暮にと日本酒を頂いております。まぁ、なかなかの銘柄に驚く私ですが、それをお誕生日に頂こうと思っておりますので、ご期待ください。それにしても花陽浴は超美味しかったなぁ~。♪
\(。・_・。)ノ