2024年12月15日日曜日

仙台駅で購入『阿部勘純米吟醸吟のいろは氷温貯蔵原酒』3/3

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

先々週からの続きで最終回は3/3となります。五所川原のM氏を慰問のためにと単身福島へ。奮闘するM氏に双葉町近辺を案内してもらい、その夜には懇親を深めました。そのM氏とも翌朝には別れ、石巻へと向かいます。

ホテル近くの富岡駅で、朝751分の電車を待っていると、昨夜の熱気そのままにM氏が駅まで見送りに来て下さいました。超うれしいー!。「気を付けて帰って」という言葉を残し去ってゆくM氏の後ろ姿に、哀愁と熱気とが混在していたのを私は見逃しませんでした。この日は原ノ町駅で乗り換え仙台駅まで行き、仙石線に乗り換えてお昼には石巻駅に到着です。

漫画の国石巻  駅構内には像が

駅を出ると003  市役所前にV3

さて、石巻駅に無事到着すると、駅中はもとより駅前や、至る所に石ノ森章太郎ワールドが見て取れます。漫画館迄のマンガロードには、石ノ森章太郎が生み出したキャラクターの像が点在し、地図を頼りに捜し歩きます。私のイチオシは少年時代に熱中したキカイダーです(ハカイダーもね!)。石ノ森漫画館ではたくさんのキャラクターが所狭しと展示され、少年時代にタイムスリップしたように、夢見心地の時間を過ごしました。

仮面ライダー  MHにロボコン

キカイダー  ハカイダー

石ノ森漫画館  仮面ライダーと

さて、今回の旅で購入させて頂いたお酒は、仙台市に近い宮城県塩釜市にある阿部勘酒造店が醸す『阿部勘純米吟醸吟のいろは氷温貯蔵原酒』でした。創業は江戸中期の享保元年(1716)で、伊達藩より酒造株を譲り受けて塩竈神社のお神酒御用酒屋として酒造りを始め、店主は代々「阿部勘九郎」の名前を継ぎ、今は15代目が店主の歴史ある酒蔵です。石高は500石の小さな酒蔵で、主力酒は『於茂多加男山』、『四季の松島』ですが、蔵名を冠した『阿部勘』も人気酒になっています。

阿部勘純米吟醸  肩ラベル

紫のラベルで  裏書をどうぞ







お酒の色は無色

酒米は宮城県産の酒造好適米「吟のいろは」を55%まで磨いています。このお米は、宮城で「蔵の華」に続く、2品種目の県オリジナル米で、芳醇で柔らかな口当たりになる傾向の酒米です。酵母は非公表で、仕込み水は泉ヶ岳の伏流水を使って醸し、そのまま-5℃で氷温貯蔵した、日本酒度±0ALC16度の一回火入れの原酒です。

阿部勘純米吟醸吟のいろは氷温貯蔵原酒』を蛇の目に注ぐと、酒色はほぼ透明ですが、微かにバブルが見えているように感じます。香りは甘やかな吟醸香で、香量も多いように感じました。期待と共に口に含むと、重厚な甘さと仄かに苦みが混在します。咽喉に刺さるような酸味がきますが、不快ではありません。舌には辛さが残りましたが、結局バランスが良く呑み飽きのしないお酒でした。

1/33/3まで三部作でお伝えした福島行きでしたが、如何だったでしょうか。次回の再会、そして乾杯をM氏と固く約束した私でしたが、健康体でなくては叶わない願いです。お酒も程々にバランスの良い食事を心がけ、定期的な運動をして、検診や献血で身体のチェックも忘れずに、現状維持に努めたいと考えております。世のため人のために、一心不乱に頑張れるM氏に、益々の御健勝と御多幸を願わずにはいられない私でした。♪

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