2014年から青森蕎友会に参加させて頂き、蕎麦打ち歴は早や9年目となりました。なかなか参加しない不肖の弟子なので、蕎麦打ちの技は未熟ですが、指導者方々のお陰で何とか打てるようにはなりました。先日も幌加内産の蕎麦を打たせてもらい、平素よりお世話になっている義兄にお届けしました。
蕎麦打ち状況
さて、今回は6月に仕事で上北町へ通っていたので、帰りに三沢市の中居酒店に立ち寄り『豊醇無盡たかちよ扁平米無濾過生原酒氷点貯蔵SunRise』(通称みかん)を購入させて頂きました。『たかちよ』と云えば、フルーティ&ジューシーな日本酒として超有名なお酒で、県南では数年前から中居酒店で扱っています。いやー本当に有難い事です。
たかちよSunRise 別名みかんラベル
酒色はほぼ透明
このお酒は新潟県南魚沼市で、日本百名山の巻機山の麓にある創業明治元年の高千代酒造が醸しています。主力酒は『高千代』『巻機』『天地人』で、近年では希少な酒米「一本〆」にこだわった酒造りをしています。また『高千代』を更に『高千代』『たかちよ』『Takachiyo』の3パターンに味わいを分け、顧客の趣味嗜好やニーズにあったお酒を提供しています。
酒米は非公表ですが、酒名にある扁平精米とは通常精米の2倍の時間を掛けて扁平に精米し、米をその形のまま縮小させるように中心部の心白だけを使って醸しているため、雑味が無く旨味たっぷりに仕上がります。また、仕込み水は巻機山に降り積もった雪が100年以上の年月を掛け、2000mの山を浸透して濾過され、湧き出した極軟水で醸すため、味わいは柔らかで滑らかな酒質のお酒となっています。
開栓すると「ボンッ」と音がして、生酒の醗酵の威力を思い知ります。蛇の目に注ぐと少しトロミがありそう。酒色はほぼ透明でしょうか。そして香りはフルーティで香量が多く、もちろん期待は高まります。口に含むと甘酸っぱい柑橘系の酸とジューシーな甘み。爽やかな酸に感動して呑み込むと、後味に苦味がギュッと締めてキレを生み出しています。期待を裏切らない旨味に、『たかちよ』の技術の高さを感じました。
一升瓶で購入したため、5回に分けて頂きましたが、口明け時から5回目まで酸化して酸味が強くなる事無く、最後までジューシーで美味しく頂くことができました。さすが『たかちよ』と思った次第です。♪
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