2023年7月30日日曜日

「父の日」の第三弾は奥様が購入『一本義夏之純米酒アラバシリ』

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暑い夏の日差しを浴びて、毎年楽しみにしているユリや百日草が花をつけました。本当はお盆に合わせて咲いてほしいのですが、なかなか上手くいきません。切り花にして玄関にも飾っています。

スカシユリ  百日草

さて、6月第3日曜の「父の日」に、娘が購入してくれた『誠鏡しぼりたて純米無濾過生原酒』と、『桂月CEL24純米大吟醸50夏の生酒』をご紹介しましたが、今回は奥様がついでに買ってくれた『一本義夏之純米酒アラバシリ』です。ついででも嬉しいねぇ。

このお酒は、恐竜の化石の発掘で有名な福井県勝山市で、明治35年創業の一本義久保本店が醸す『一本義夏之純米酒アラバシリ』です。蔵名・酒名にある「一本義」は、禅語の「第一義諦」に由来し、最高の真理、優れた悟りの知恵を極めた境地の事を意味するそうです。創業以来、キレの良い辛口酒を造っていましたが、ブランドコンセプトとしてドライなのに「みずみずしい辛口」、「ふわりと消える極酒」を目指しており、代表銘柄は『一本義』と『伝心』です。

一本義アラバシリ  ラベルをアップ




裏書をどうぞ   酒色は琥珀色に

一本義夏之純米酒アラバシリ』の麹米は、潤うような瑞々しい口中感を醸しだせる酒米「越の雫」70%まで精米して使っています。仕込み水は白山山系の法恩寺山からの伏流水で醸し、搾った時に一番初めに流れ出る、希少価値の高い「荒ばしり」です。なお、酵母、日本酒度、酸度のスペックは非公表となっていますが、呑んだ感じでは日本酒度+5、酸度1.8くらいでしょうか。アルコール度数が18%と結構強く、油断すると腰を取られるお酒です。

蛇の目に注ぐと琥珀色が少し強く感じます。香りは酸が強いかなと思ったらスッキリと爽やかな香り。口に含むと舌にピリ感も無く、辛さはそれ程ではありません。酸味があるのですが、ほんのりと甘さもあり濃厚で、呑み込んだ後に辛さがやってきました。気付くと歯にジワジワくるようでしたが、キレも良く呑み飽きしない、そしてお料理も美味しく頂けるお酒なので、肴はガンガン戴き全て食べきった程です。一言で云うとスッキリと淡麗辛口でしょうか。代名詞でもある『越乃寒梅』より瑞々しく、「越の雫」の米の旨味が凝縮された味わいでした。

そう云えば一昨年の1月の誕生日に、鶴田町のN氏が雪道や凍結路をものともせず、私の勤め先までわざわざお出でになり、「柳町さん!誕生日おめでとう」と手渡して下さったお酒が『一本義生酛造り純米酒』でした。思い出すなぁ。懐かしいなぁ。♪

(。・_・。)ノ