2023年7月2日日曜日

文句無しの旨さ『あべ一本〆純米吟醸おりがらみ生原酒』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

625日にはおいらせ町で「第38回おいらせ町いちょうマラソン大会」が開催され、5月に開催された「ウミネコマラソン」で新聞紙面上ビリの私も参加させて頂きました。そう、参加することに意義があるのです。何とか完走できましたが、若い時分とは全然違うコンディションに、ジジイになったもんだと思いました。







マラソン仲間のS君と

さて、日本酒が冷蔵庫から姿を消して以来、都度購入に東奔西走しております。しかし、仕事で世話になっているF君は超が付くほどの日本酒ファンで、F君ちの冷蔵庫には通販で買い求めた、目が眩むほどのスゴイ日本酒が保管されているようで、時々分けて貰っています。今回も彼にお願いしてお酒を頂きましたが、入手困難酒なんですよねぇ。持ってるか~普通、こんなスゴイ酒。

あべ一本〆  裏書をどうぞ

おりがらみで  細かなバブルが

このお酒は、新潟県柏崎市で文化元年(1804)創業の小さな酒蔵、阿部酒造が醸す『あべ一本〆純米吟醸おりがらみ生原酒(通称イエローラベル)です。創業当時からの代表銘柄は『越乃男山』でしたが、2013年には五代目の蔵主が廃業を考えるほどお酒が売れず、経営が行き詰まっていました。そこで現在の酒造責任者である、当時全くの素人だった息子さんが蔵に入り、一から酒造りを勉強して見直し、「手間暇を惜しまずに、他社より10倍も100倍も努力して“圧倒的に”うまいを目指す」酒造りに舵を切りました。

その後、個性的で覚えやすい「あべシリーズ」、星座の名前が付いた「スターシリーズ」、地域の圃場の名前が付いた「圃場別シリーズ」などを世に出して、今では「あべシリーズ」が大ヒット酒となって入手困難酒に。今では新潟県の日本酒ランキングで三本の指に入る大人気のお酒となっています。

あべ一本〆純米吟醸おりがらみ生原酒の酒米は新潟県産「一本〆」で、「五百万石」と「豊盃」を掛け合わせた吟醸酒向きのお米です。酵母には新潟G74酵母を使い、柏崎の名山である米山からの伏流水で醸したお酒です。なお、スペックは非公表となっています。

開栓するとプシュッと音が。蛇の目に注ぐと滓がらみのお酒で、酒器の内側に細かなバブルが張付き、ピチピチと音が微かに聞こえます。香は華やかさとフルーティさが混じり、生酒特有の香りも。口に含むとソーダ水のような甘さと果物のようにジューシーさが味わえます。シュワシュワとしたガス感と舌にバブルが心地良くピリピリと。酸も果実の酸のように旨味のある酸で、呑み込むと甘さが口腔に残り、呑み込んだ後に少しの苦みが。『あべ楽風舞純米吟醸おりがらみ生酒(通称あべグリーン)も美味しかったけど、今回の『あべ一本〆純米吟醸おりがらみ生原酒』も抜群に旨いなぁ。こういうお酒を呑むと、次のお酒のチョイスが大変で、余程のことが無いと凌ぐことができません。困惑しながらもF君に感謝しながら頂いた『あべ』でした。

前述の「おいらせ町いちょうマラソン大会」ですが、膝も痛くならなかったので、10kmの結果は57分と1時間を切る好タイムでした。今年5月の「ウミネコマラソン」を最後にハーフは卒業したので、次回以降も10kmに出場していきたいと思っています。♪

(。・_・。)ノ