「第18回小幡建設日本酒クラブ定例会」が平成31年3月1日に、定番「熊八珍」で開催されました。中華料理が食べ放題でシメでは数種類のラーメンまで頂けるとあって、「熊八珍」最高です!。今回も18名の参加者に、9升のお酒を準備し四千円会費で開催しました。
乾杯酒は花陽浴 乾杯の音頭はT氏
乾杯のお酒は『花陽浴純米吟醸八反錦無濾過生原酒』で、埼玉県羽生市にある創業明治三年の南陽醸造株式会社が醸しており、250石の小さくても人気の酒蔵です。お米は幻の酒米と言われる「八反錦」を使用し、仕込み水は利根川水系の伏流水を井戸から汲み上げて醸して、炭素ろ過せずに手間の掛かる瓶燗急冷により、日本酒度+3、酸度1.4と美味しく仕上げました。美味しさ故にプレミアが付き、ネット販売では軽く1万円超えの値段となっています。
立ち香は華やかで上品、香量は多く旨さを予感させるには十分なフルーティさです。口に含むと日本酒度が+3とは思えない重厚でエレガントなジューシーさが口中に広がります。華やかで酸味も辛さも控えめな味わいに、皆さん驚愕の乾杯酒でした。さすがにこれは本日一番では・・。
乾杯酒で気持ちが高揚した皆さんに、K氏からの差し入れのお酒が入りました。それは愛知県北設楽郡で創業は幕末元治元年(1864)、関谷醸造の『蓬莱泉純米吟醸新春初しぼり生原酒 己亥』で、奥三河の山に囲まれた地で醸しています。山中に湧き上がる清水で仕込み、元日の早朝に搾ったお酒はその日の午後には店頭に並び、予約販売される限定酒となります。重厚な味の『花陽浴』の後だったため、軽めには感じましたがフルーティ&ジューシーで、当会にピッタリの味わいでした。H氏は絶賛していましたよ。
大信州槽場詰め イチオシはこれ
次第の2番目のお酒は長野県松本市の大信州酒造が醸す『大信州槽場詰め純米吟醸無濾過生原酒』です。北アルプスの伏流水と信州松本産契約栽培米「ひとごこち」を49%まで削った大吟クラスの米で仕込み、日本酒度+3、酸度1.5となっています。上槽時に槽場で瓶詰めした限定3百本のお酒となっており、入手は割と困難でした。念願かなっての登場です。
グラスからはフルーティな香りがして、口に含むとジューシーさは『花陽浴』に負けないほどの味わい。酸味や辛さは少ないのですが、キレもよく皆さんの評判も上々・・ていうか、実は本日人気№1のお酒でした。
たかちよ黒ラベル 同期の二人
3番手は、前の3種類に負けず劣らず旨さたっぷり、新潟県南魚沼市で創業明治元年の高千代酒造が醸す冬季限定酒の『たかちよ豊醇無盡純米大吟醸【黒】中取り本生』です。高千代酒造の酒造りは、先ず酒質(味わい)の目標を定め、それに向けて酒を設計し米や酵母、造りを調整する逆転の発想という優れもので、各スペックは非公開としています。仕込み水は日本百名山、巻機山の伏流水を使用しますがカリウムやマグネシウムなどの成分含有量が低い軟水で珠玉の仕込み水となっています。
グラスから香りを利くと華やかな果実のよう。口に含むとジュースのようで甘酸っぱく濃厚な旨味が口中に広がります。これを米で造る技術とは‥。『花陽浴』『大信州』に負けず劣らずの完成度に、これを推す方々も多かったようです。
いつも仲良し 厳選美女4名参加
さて、小幡建設日本酒クラブの前半戦でしたが、後半は『手取川しぼりたて純米生原酒』や『作 雅乃智中取り純米大吟醸』『亀甲花菱純米吟醸生原酒無濾過中取り山田錦』などまだまだ美味しいお酒が待ち構えており、後半戦も皆様方の期待を裏切る事はありません。来週も是非ご覧下さ~い。♪
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