2023年5月22日月曜日

旨い!やっぱり灘のお酒『泉 純米大吟醸無濾過生原酒』

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好天の521日日曜日、「第42回八戸うみねこマラソン全国大会」が開催され、ハーフの部に参加させて頂きました。一週間前からの風邪の症状は、病院の薬で何とか回復しそうな状況だったため強行出場となりました。穏やかな太平洋が一望できるコースを順調に走りましたが、折り返して13㎞付近で右ひざ痛が発生。予期していたので驚きはしませんでしたが、あと5㎞位持ってくれたらなぁと思いながらも、途中でひざを屈伸しながらも、沿道の皆様からの声援をエネルギーに変えてなんとか完走できました。自身の中ではこれでハーフは卒業できたと思っています。

参加しました  キン肉マンも参加

アンパンマンも  恐竜に食われる~

さて今回のお酒は、日本酒の宝庫「八食センター」で購入させて頂いた『泉 純米大吟醸無濾過生原酒』です。このお酒は灘の生一本でお馴染みの酒どころ、兵庫県神戸市東灘区で創業が江戸中期の宝暦6(1756)の泉酒造が醸しているお酒です。1844年に三代目が製造所を有馬郡から灘五郷の一つの御影郷に移転させた際に、自らの姓「泉」をとった『泉正宗』を世に出しました。しかし、現在の主要銘柄は『仙介』と『琥泉』で、今回ご紹介する蔵元の姓を冠した『』は主力から外れているようです。

泉純大吟無濾過生  森繫久彌の筆の泉



裏書きをどうぞ  酒色は透明

泉 純米大吟醸無濾過生原酒』の酒米は、酒造好適米の雄「山田錦」を100%使用し、48%まで磨いた大吟醸です。六甲山系の伏流水は中軟水で、花崗岩地帯からの鉄分を含まない水が、甘めの柔らかな味わいのお酒に醸します。出来上がったお酒は、日本酒度が±0、酸度は1.4で、数字上では甘めのお酒となっています。

蛇の目に注ぐと少しトロんでいるように感じ、期待値が高まります。香りは華やかでフレッシュ&フルーティ。期待値がハネ上がります。口に含むと期待を裏切らないほどにフルーティで濃厚な甘さがハンパ無く、直ぐに煌めく酸味を感じ、辛さは殆ど感じません。口中に無濾過の旨味が満ち溢れ、その刹那、スーッと糸を引くように僅かな苦みでキレてゆきました。こんなに美味しいのなら、『仙介』と『琥泉』も呑んでみたいなぁ。

因みにこの泉酒造は、1995年の阪神淡路大震災で酒蔵が焼失し、酒造りができなくなってしまい、香川県の西野金陵に委託醸造していました。2007年には酒蔵を再建し、蔵主の娘さんが新たに雇用された杜氏と一緒に、現在大人気の『仙介』を造りました。こんなに美味しいお酒を造っていれば、売れ行きも右肩上がり間違いありません。

「灘の酒」は全国的にも特に有名で、『白鶴』『松竹梅』『大関』『剣菱』など大手酒造会社が日本酒の業界を引っ張っていますが、小さな酒蔵も小さいなりに頑張っています。立派な「灘の酒」として味わいを主張しています。応援したくなるなぁ。♪

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