2022年1月30日日曜日

八食センター購入酒3連チャン『岩波 純米吟醸生酒しぼりたて』

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寒かった1月も明日で終わり、2月には国の重要無形民俗文化財の「えんぶり」が始まって、八戸はここから一気に春へと加速します。が、しかし、コロナオミクロン株が蔓延しつつあり、今年も「えんぶり」は中止かと思っております。まぁそれはそれとして、やっと雪かきから解放だ~。

さて、お酒を探そうと冷蔵庫の中を見廻したら、四合瓶を発見!。それは八食センターで購入させて頂いた、信州・長野県は松本市に蔵を構える、創業明治5(1872)の岩波酒造が醸す『岩波純米吟醸生酒しぼりたて』でした。この酒蔵は、地元では「晩酌の定番は岩波」と云われ、日本酒を中心に焼酎やリキュール、甘酒を造っており、多様化する顧客の嗜好に応えるために、幅広くラインナップを揃えています。

信州松本市と云えば国宝の松本城を真っ先に思い浮かべますが、お酒の肩ラベルにも「信州・松本の美禄」の文字の下にしっかりと描かれています。また、このお酒は「冬」とあるとおり「四季」があり、冬に咲く縁起の良い椿をラベルにデザインしています。



岩波しぼりたて  松本城が描かれ

縁起の良い椿   裏書をどうぞ







酒色はほぼ透明

岩波純米吟醸生酒しぼりたて』の酒米は「ひとごこち」で、長野県が平成6年に美山錦より美味しい酒造好適米を造ろうと開発した、山田錦に次いで心白が大きな酒米を使用し、仕込み水は美ヶ原を源とする清冽な薄川の伏流水を使い醸しています。

利き猪口に注ぐと酒色はほぼ透明‥いや琥珀‥やっぱり透明で、香りは華やかな吟醸香。口に含むと舌にピリ感は無く、仄かな甘さと穏やかな酸味。呑み込む際に辛さが咽喉にドンときました。搾りたてのお酒はやっぱり美味しく、「春」「夏」「秋」バージョンのお酒も気になります。

松本城は国宝ですが、国宝の城は全部で5つあり、兵庫県姫路市の姫路城、愛知県犬山市の犬山城、滋賀県彦根市の彦根城、島根県松江市の松江城です。まだ姫路城しか行ったことが無く、死ぬまでには行ってみたいと思っております。まぁ、不可能に近いか・・・。♪

(。・_・。)ノ

2022年1月23日日曜日

八反米の旨さ『酔心初汲み無濾過純米生原酒』

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年末年始は体育館のトレーニング室もお休みで、お節やお餅で体脂肪が少し増えてしまいました。そこへきてオミクロンの影響で24日より2月末まで臨時休館となり、マシンを使った筋トレが全くできなくなってしまいました。仕方が無いので、腕立て伏せや起き上がり腹筋、スクワットで急場を凌いでいます。

さて、1月も後半となってお正月の雰囲気は微塵も感じなくなってきました。年末に家の日本酒も底を尽き、これはヤバイとお正月に八食センターで購入させて頂いたのが『酔心初汲み無濾過純米生原酒』でした。話は逸れますが、昨年の秋に八食でお酒を探していたら「あー、柳町さん!」と、店員さんに声を掛けて頂きました。以前パークホテルの「陸奥八仙受賞酒とお料理を楽しむ夕べ」でお会いした方で、羨ましい事に今では八食の店員さんとなってお酒売り場で働いていたのでした。お酒が好きな方なので知識もあり、相談に乗って頂けるので頼もしいと感じております。


 豪快な文字 無濾過




初汲み 酒色は透明

このお酒は「タコの街」で有名な広島県三原市で、幕末は万延元年(1860)創業の酔心山根本店が醸しており、酒蔵には「横山大観愛飲の酒」と染め抜かれた暖簾が掛かっています。それは三代目蔵主の時代に大観と親交があり、お酒を提供する酒蔵に、大観は絵画の作品を毎年1枚ずつ寄贈しました。今では「大観記念館」として多くの作品が収蔵されています。大観繋がりは茨城の森嶋酒造に似てますね。

主力酒は、明治中頃に二十銘柄もあったものを一つに纏め『酔心』としました。今回の『酔心初汲み無濾過純米生原酒は、毎年最初に搾った純米酒を、無濾過で生原酒のまま手詰めで瓶詰めした数量限定のお酒です。

酒米は広島県産八反35号で、昭和37年より育成され大粒で心白も大きく、とても優れた美味しい酒造好適米です。仕込み水は、里山の奥深くに井戸を掘り、湧き出した超軟水(甘口になるんだよなぁ)を使っており、日本酒度-1.5、酸度1.6のやや甘口のお酒です。

蛇の目に注ぐと、お酒の色はほぼ透明で、香りは控えめですがフルーティで果実の香り。口に含むと爽やかですが重厚な甘さが口中に広がり、直後に辛さが追いかけるように口腔を塗り替えます。総じて美味しくフルーティなお酒でした。八反米、恐るべし。

八食のお酒コーナーの店員さんは、当然でしょうが殆どの方が日本酒に詳しく、相談して購入できるのでハズレが無く、有難いなぁと思っております。まぁ元々ハズレは置いていませんが、買って帰って吞んでみるのでしょうか。♪

(。・_・。)ノ

2022年1月16日日曜日

知っているけど知らない『紀伊国屋文左衛門純米生原酒』

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昨年、三八城公民館で陶芸教室の案内があり、講師は売市の後村先生との事で是非にと参加させて頂きました。初心者で且つ、ど素人の私は先生の手元を見て、これは簡単そうとチャレンジしましたが、いざやってみると当然先生のように上手にはできず、百年早い事を痛感しました。しかし先生のご指導で何とか形になり、今回折角なので使ってみました。今年再チャレンジしたいと思っています。

皿が4枚に  蛇の目風ぐい呑み

さて、コロナが落ち着いているのをよいことに、新年の買い物客でごった返す八食センターへ行ってきました。酒屋のお姉さんたちはお客の対応で大変忙しく、私なんぞの相手にはなってくれません。が、しかし、超大型冷蔵庫を熱心に探索し紀伊国屋文左衛門純米生原酒を購入させて頂きました。

このお酒は『長久』が主力酒の、和歌山県海南市で創業が昭和33年の中野BC株式会社が醸しており、BCのアルファベットはバイオケミカル・クリエイション(生化学の創造)の頭文字をとっています。会社設立時は『長久』というお酒を造っていましたが、その『長久』を超えるお酒を造りたいとの事から、改良を重ね造ったお酒が『超久』、それを更に越えたいと改良を重ねたお酒が『超超久』です。次は何になるか気になります。

紀伊国屋文左衛門純米生原酒』の酒名は、紀州和歌山を代表する江戸時代のみかん船で有名な、豪商紀伊国屋文左衛門から名付けており、今では『長久』と並ぶの特定酒銘柄となっています。酒米は酒造好適米の定番「五百万石」を65%まで精米して使い、酵母は9号系酵母、そして軟水の水で醸しました。日本酒度は+4、酸度1.8の生原酒で出荷しています。



紀伊国屋文左衛門  ラベル



裏書きをどうぞ  酒色は無色透明

開栓し蛇の目に注ぐと、酒色は無色透明で香りは仄かに麹の香り。口に含むと舌の上では優しく華やかで甘さも感じるのですが、咽喉に届くと直ぐに酸味の洗礼に合い、辛さとともに切れてゆきました。米の旨味が伝わる食中酒と云う位置付けでした。中野BCのお酒はこれで三種類目ですが、和歌山を代表する「紀土」や「黒牛」、「雑賀」等に負けないほど美味しいお酒だと思います。







手造りの酒器で

ぐい呑みは、購入したものから戴いたものまでたくさん持っていますが、自分で作った(焼いてくれたのは先生ですが)物は初めてで、あまり上手ではないのは分かっていますが愛着はハンパありません。これで呑むとテンション上がる~。♪

(。・_・。)ノ

2022年1月10日月曜日

7年ぶりの『庭のうぐいす純米吟醸うすにごり』

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9日にラピアへ献血車がやって参りました。丁度元日から献血可能な私は午前中に受付を訪ねると、何と驚きの45分待ち。献血の意識が高い事にうれしくなりましたがいったん撤収で、昼食後に再度伺い今度は待ち時間無しで献血させて頂きました。誰かのために役に立つのは嬉しいものです。

献血車の前で  今回の記念品

さて7年前、青森蕎友会に参加させて頂いた当初、人を覚えるため懇親会にも参加させて頂きましたが、その際に皆様方と御相伴したいと持ち込ませて頂いたお酒が『庭のうぐいす純米吟醸うすにごり』でした。品揃えの豊富な白銀町の高善酒店さんに久々に立ち寄った際、ズラッと並んだ冷蔵庫内を見渡すと『庭のうぐいす』のラベルに懐かしい記憶が蘇り、同時に購買意欲が湧き上がり買い求めました。




 うすにごりの生  ピンクの鶯

 精米歩合50%  うすにごり

このお酒は、福岡県久留米市の山口酒造場が醸しており、創業が天保3(1832)と云う老舗の酒蔵です。酒造業を許可した有馬藩の御用銘柄として、創業以来、毎年、篠山神社に奉納しています。主力酒は庭のうぐいすで、創業当時に北野天満宮の方角から毎日鶯が飛んできて、庭の湧水を飲むため、これは神様の化身に違いないと、五代目の当主が命名したようです。

庭のうぐいす純米吟醸うすにごり』の酒米は、麹米に絶対王者の「山田錦」、掛米には福岡県が平成15年に開発した「夢一献」を50%まで磨いて使い、実質大吟醸のお酒です。酵母は酒蔵に住み付いている酵母を使用し、仕込み水は江戸時代より続く井戸から筑後川の伏流水を汲み上げて使い、日本酒度+1,酸度1.7に仕上げました。

開栓すると、生酒として現在進行形で醗酵する音が「ボンッ」と。蛇の目に注ぐと濁った酒色で、香りは麹の香りが爽やかでフルーティに。口に含むと先ず、華やかでジューシーな旨味を感じ、すぐに苦みと仄かな酸味が微発泡のピチピチ感とともに口腔を刺激します。後味はスッキリで咽喉がスースーするようでした。一口呑んだら一瞬で7年前の美味しさが「あっ、この味だ!」と脳裏に蘇ります。

今回も四合瓶で購入させて頂いておりますが、間違い無く一升瓶で購入しなければならない美味しいお酒でした。♪

(。・_・。)ノ

2022年1月3日月曜日

元旦の定番は『来福純米超しぼりたて生原酒』

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毎年、年末年始の31日と元日の1日はお酒を頂きます。わが家の独自ルールは「週2回連チャン無し」ですが、「盆と正月」と云う有難い言葉を引用し、連日美味しい日本酒を頂いております。

さて、今年も元旦は日本酒を頂くのですが、元日の朝10時頃に「宅急便で~す!」とクロネコ便で『来福純米超しぼりたて生原酒』がやって来ました。

栃木県の県境、茨城県筑西市の来福酒造は茨城県では一番古い酒蔵で、徳川吉宗が八代将軍に就き「享保の改革」を開始した開始した年に創業しています。来福酒造と云う福々しい酒蔵名前は「福や来む 笑う上戸の 門の松」の句から頂いたようです。また、創業当時から主力酒は『来福』でした。




箱も福々しく  添書を読むと

この蔵は全国的に珍しい、桜や椿、おしろい花、コスモス、ベゴニアなどの花酵母を使いお酒を造っています。花酵母を使う酒蔵は、東の来福酒造、西の天吹酒造(佐賀県)が両横綱でしょうか。今回のお酒は、酒米は茨城県産五百万石を使い、酵母は来福独自の花酵母で敷地内の井戸から湧き出る軟水で醸しています。日本酒度は-3~-4、酸度1.41.5の甘口です。




来福超しぼりたて 肩ラベル


福々しい文字  滓が見えます

来福純米吟醸超しぼりたて生原酒』を箱から取り出すと、瓶の中に滓が舞い踊っており、「旨さ期待度メーター」は上限をぶっちぎっています。開栓すると「ボン!!」と栓が飛ぶように抜けました。搾りたての生酒は違います。蛇の目に注ぐとお酒はとろみがかっており、たくさんの滓がゆっくりと舞い踊り、青い蛇の目はうっすらと見えています。香りは爽やかでフルーティな香りがとても強く立ち上がり、口に含むと唇にピリッと、舌の上にもおれしいピリ感が。麹の旨味がジューシー&フルーティで、少しすると優しい酸味が感じられ、呑み込むと仄かな辛さと優しい苦みを口腔に残してキレて行きました。今年も美味しいなぁ。

今年も元旦から美味しいお酒が頂ける事に感謝し、良い一年にしたいと決意も新たに、あと364日を頑張ろうと思った次第です!。♪

(。・_・。)ノ

2022年1月1日土曜日

元旦恒例、日本酒ランキング2021

新年、明けましておめでとうございます。

いつも当ブログをご覧頂きまして、本当にありがとうございます。心より厚く御礼申し上げます。当ブログはお陰様で10年目の節目を迎えることになりましたが、昨年の4月に会社を退社したため、日本酒を頂く機会も大分減っており、いつまで続くかはわかりませんが、週一回の更新を目指して今年一年何とか頑張りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

さてさて、当ブログへお出で頂いた方に感謝しつつ、恒例の元旦ブログは温故知新の精神を忘れる事無く、昨年一年間呑ませて頂いたお酒を、私個人の勝手な主観により総括した2020年 日本酒気に入りましたランキング9(年目)」として発表したいと思います。(注)歴代の第1位酒は「殿堂入りお気に入り酒」としてランキングには入っておりませんのであしからず。過去のランキングはこちら(2013年度ランキング】【2014年度ランキング】【2015年度ランキング】【2016年度ランキング】【2017年度ランキング】【2018年度ランキング】【2019年度ランキング】【2020年度ランキング

それでは恒例のドラムロール!スタート!!!ダラララㇻㇻ・・・ダダン‼

第1位:鳳凰美田 INE CELL SPARKLING純米吟醸生(栃木)21

2位:尾瀬の雪どけ純米大吟醸うすにごり生酒(群馬)21

3位:ka mo su mori(醸す森)純米吟醸生酒(新潟)510  

4位:彩来特別純米無濾過生原酒花澄みうすにごり(埼玉)53

5位:十四代七垂二十貫純米大吟醸(山形)322


1位 鳳凰美田  第2位 尾瀬の雪どけ


3kamosumori  第4位 彩来うすにごり


 第5位 十四代七垂二十貫  次点 菱湖おりがらみ

以上の結果となりましたが、次点には菱湖純米大吟醸酒おりがらみ生(新潟)125日をはじめ、純米生酒奈良萬おりがらみ(栃木)21日、花陽浴 備前雄町純米吟醸無濾過生原酒(埼玉)322日、67日、木戸泉特濃にごり別誂特別純米(千葉)517日、花陽浴おりがらみ純米大吟醸無濾過生原酒 越後五百万石(埼玉)524日、鍋島特別純米生原酒(佐賀)621にいだしぜんしゅ生酛はつゆき生(福島)816日、秀よし 寒しぼり純米生原酒 生一本無調整(秋田)920日、田酒純米大吟醸四割五分(青森)1115日、松の寿 純米吟醸HADEなMATSUKOTO※当社比(栃木)1220などが入りました。

一昨年から始まったコロナでしたが、昨年はワクチン接種が功を奏し第5波の後は罹患者が激減し、漸く通常の暮らしに近づいてきました。しかしオミクロン株の派生により今年もgotoやお酒のイベントがどうなる事か不明ですが、今年が良い一年になりますように、そして、当ブログを御覧の皆様方の御健康と御健勝、御多幸を願っております。♪

(。・_・。)ノ