2022年1月23日日曜日

八反米の旨さ『酔心初汲み無濾過純米生原酒』

いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

年末年始は体育館のトレーニング室もお休みで、お節やお餅で体脂肪が少し増えてしまいました。そこへきてオミクロンの影響で24日より2月末まで臨時休館となり、マシンを使った筋トレが全くできなくなってしまいました。仕方が無いので、腕立て伏せや起き上がり腹筋、スクワットで急場を凌いでいます。

さて、1月も後半となってお正月の雰囲気は微塵も感じなくなってきました。年末に家の日本酒も底を尽き、これはヤバイとお正月に八食センターで購入させて頂いたのが『酔心初汲み無濾過純米生原酒』でした。話は逸れますが、昨年の秋に八食でお酒を探していたら「あー、柳町さん!」と、店員さんに声を掛けて頂きました。以前パークホテルの「陸奥八仙受賞酒とお料理を楽しむ夕べ」でお会いした方で、羨ましい事に今では八食の店員さんとなってお酒売り場で働いていたのでした。お酒が好きな方なので知識もあり、相談に乗って頂けるので頼もしいと感じております。


 豪快な文字 無濾過




初汲み 酒色は透明

このお酒は「タコの街」で有名な広島県三原市で、幕末は万延元年(1860)創業の酔心山根本店が醸しており、酒蔵には「横山大観愛飲の酒」と染め抜かれた暖簾が掛かっています。それは三代目蔵主の時代に大観と親交があり、お酒を提供する酒蔵に、大観は絵画の作品を毎年1枚ずつ寄贈しました。今では「大観記念館」として多くの作品が収蔵されています。大観繋がりは茨城の森嶋酒造に似てますね。

主力酒は、明治中頃に二十銘柄もあったものを一つに纏め『酔心』としました。今回の『酔心初汲み無濾過純米生原酒は、毎年最初に搾った純米酒を、無濾過で生原酒のまま手詰めで瓶詰めした数量限定のお酒です。

酒米は広島県産八反35号で、昭和37年より育成され大粒で心白も大きく、とても優れた美味しい酒造好適米です。仕込み水は、里山の奥深くに井戸を掘り、湧き出した超軟水(甘口になるんだよなぁ)を使っており、日本酒度-1.5、酸度1.6のやや甘口のお酒です。

蛇の目に注ぐと、お酒の色はほぼ透明で、香りは控えめですがフルーティで果実の香り。口に含むと爽やかですが重厚な甘さが口中に広がり、直後に辛さが追いかけるように口腔を塗り替えます。総じて美味しくフルーティなお酒でした。八反米、恐るべし。

八食のお酒コーナーの店員さんは、当然でしょうが殆どの方が日本酒に詳しく、相談して購入できるのでハズレが無く、有難いなぁと思っております。まぁ元々ハズレは置いていませんが、買って帰って吞んでみるのでしょうか。♪

(。・_・。)ノ