2021年5月31日月曜日

お世話になったA氏と『播州一献純米吟醸播州愛山生』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

4月末で会社を退職した私は、4月中にはいろいろお世話になった方々とお酒を御一緒させて頂きました。今回は協力会社の職長として働いたA氏で、私が二十代後半の頃からコンビを組ませて頂き、県や市の工事で大変お世話になりました。既に現役を引退しているA氏にお願いし、六日町の「家庭料理ぼたん」へ伺いました。



播州一献愛山  裏書をどうぞ

A氏との乾杯は、兵庫県宍粟市で創業が天保八年(1837)の山陽盃酒造が醸す『播州一献純米吟醸播州愛山生』です。『播州一献』の銘柄は「播州の米、水を使い地酒本来の持つ良さを大切に、手間、暇を惜しまず醸したお酒をどうず」と云うコンセプトから生まれました。

酒米は栽培が難しいため収量の少ない「愛山」を使い、酵母は酸が少なく香気の高い、それでいて醪で高泡を出さない901酵母、そして仕込み水に氷ノ山の伏流水である揖保川水系の地下水を、自社の井戸で汲み上げて使い、低温長期醪で丁寧に発酵させて醸し、日本酒度+1.0、酸度1.7のお酒に仕上げています。

酒色は透明で、香りは甘酸っぱく香量も多く感じます。口に含むと愛山の濃醇な甘さが先ず感じられ、ジューシーな旨味としっかりとした酸味も続きます。そして締めの辛さで後味がスッキリと切れました。「亀の尾」も美味しいけど、「愛山」はまたその一段上をゆく酒米だと感じさせられました。




澤の花火入れ  エビチリも旨い!

思い出話に花を咲かせつつ、続いてのお酒を発見。「信州佐久の清流に咲く美しい花」を酒の名前に取った『澤の花純米吟醸花あかり』という一回火入れの春限定酒をチョイス。長野県佐久市に酒蔵がある伴野酒造が醸しており、明治34年の創業です。

酒米は美山錦で酵母は協会10号酵母、八ヶ岳系千曲川伏流水の中軟水の水を使って醸し、日本酒度±0,酸度1.5の甘口のお酒のハズですが・・・。グラスに注ぐと香りは微かにフルーティ。日本酒度の通りと思いましたが、口に含むと甘さは仄かで、あれっ、やや辛さがある。呑み込むと、渋味、苦み、酸味が「花あかり」にふさわしく優しく感じられ、私の好物「エビチリ」にも相性バッチリでした。

その後も何本か頂戴し、締めには『59takachiyo華吹雪純米吟醸無調整生原酒』を頂きお開きになるハズが、話が盛り上がり三時間も居座ったと思います。




高千代無調整  A氏と乾杯

A氏は私より一回り年長ですが、とても気さくな職長兼重機オペレーターで、重機運転の腕前はもちろんの事、秀逸なのは手戻りの無い素晴らしい段取りで、常に私の先、先と手を打ちます。しかし、お昼休みには一転してトランプでコミュニケーションを図るなど、本当に楽しい工事現場でした。彼を含め素晴らしい人たちに囲まれた監督人生だったと思っております。♪

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