2021年3月1日月曜日

五所川原市のM氏より頂戴した『純米吟醸三笑』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

214日のバレンタインデーは還暦過ぎの私には縁のないものと思っておりましたが、義兄の奥様より驚愕のチョコを頂戴しました。その名も『桃川 大吟醸雫酒生ショコラ ほおそめる』で、中味は桃川酒造の『桃川大吟醸雫酒』と『桃川にごり酒』入りの生チョコは、「お菓子処丸美屋」さんとのコラボ商品です。早速一口頂戴しましたが、くちどけも良く甘さの中にほろ苦いお酒の味わいが相まって、子供さんでも美味しいと言いそうです。毎日1枚ずつ頂くことにしています。


右下に表記  
WBのチョコ

さて先日、鶴田町のN氏が遠路の雪道を弊社へお出でになり、お酒を頂戴したブログを掲載させて頂きましたが、その時一緒に持ってきて下さったお酒がありました。それは当ブログの「遊びに来たホロ酔いさん」7万人目をゲットした五所川原市のM氏より、秘密裏に預かってきてくださったお酒で‥‥ん!ゲットした人がお祝いをくれるか?。という事で、頂戴したお酒は日本酒発祥の地といわれる兵庫県宍粟市において、創業が江戸中期の明和5(1768)、老松酒造が醸す『純米吟醸三笑』でした。日本酒発祥の詳細は諸説ありますが「播磨風土記」には宍粟市一ノ宮町の庭田神社が日本酒発祥の地と記載されているようです。

このお酒には物語があり、元々、幕末の天保元年(1830)に酒造りを始めた本家門前屋の主力酒が『三笑』でしたが、残念ながら1977年で造りを止めてしまいました。しかし、酒蔵が連なる街並みを活かすために、住民グループにより本家門前屋の蔵の外観復活が検討され、造られていた『純米吟醸三笑』は老松酒造が、『生酛純米三笑』は山陽盃酒造で2018年に約40年ぶりの復活となりました。その『三笑』とは、話が佳境に入ると時間や立場を忘れて意気投合するという中国の故事「虎渓三笑」から名付けられたそうです。




純米吟醸三笑  銀色ラベル


裏書をどうぞ  酒色は琥珀色

酒米は1987年に種苗登録した、大粒で心白の発生が良い宍粟産「夢錦」を使い、仕込み水は揖保川と千種川からの伏流水を井戸から汲み上げて使用して醸しています。

開栓して蛇の目に注ぐと酒色は琥珀色。香りを利くと酸の香りが。これは酸っぱそうと口に含むと、案の定、酸味がドーンとやってきて、口腔にジワジワと沁み込んで、呑み込むと咽喉が熱くなりました。キレは良くスッキリ系で久々の辛口酒です。辛口好きには堪らない、御料理の旨味を引出し肴が進むお酒でした。

五所川原のM氏は、八戸で一緒に仕事をさせて頂いた際、言葉にできないほど面倒を見て頂いた方で、温かみがあって且つフランクな性格と決断力の速さは常人の域を超えていました。すぐに福島県に転勤(できる男は違う‼)となりましたが、また津軽に戻りその後も旧交を温めている方です。コロナが終息したらまた一緒に海ぼうずさんに行きたいと願っております。♪

(。・_・。)ノ