2021年3月22日月曜日

希少酒『花陽浴 備前雄町純米吟醸無濾過生原酒』日本酒の会の後半

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

先週に引き続いて、36日に開催致しました「第22回小幡建設日本酒クラブ定例会」の後半です。今回がファイナルという事で、思いもかけないサプライズも‥。



たかちよ   グレープ味

驚愕の超入手困難酒『十四代七垂二十貫純米大吟醸』でスタートした前半でしたが、後半の4本目はミラクルフルーティ酒『たかちよGRAPE2020無調整活性生原酒うすにごり生』です。このお酒は、豪雪地、新潟県南魚沼市で創業明治元年の高千代酒造で造られておりますが、造り方が他の蔵とはまるで違っています。因みに『たかちよGRAPE』という事は、ブドウをイメージして造られており、その風味に近付くように米や酵母、造りを調整する逆転の発想で醸しています。仕込み水は巻機山から湧き出る超軟水なので、酒質も甘くなるようですが、詳しいデータは酒米、酵母を含め非公表になっています。気になるなぁ。

グラスに注ぐと微発泡で濁っています。香りは華やかなで甘さを予感させる葡萄系の香り。口に含むと表示の通りブドウを思わせるジューシーさで、呑み込むと渋味を伴いしっかりと切れていきました。これは女性の方々お薦めだったかも。



花陽浴  裏書をどうぞ

5本目のお酒の紹介でザワめきが。それは皆様方の眼前にほぼ入手困難の『花陽浴 備前雄町純米吟醸無濾過生原酒が現れたからで、このお酒は埼玉県羽生市にある創業明治三年の南陽醸造株式会社が醸しており、250石の小さい酒蔵故に造る量が少なく、旨さも天下一のため入手困難のお酒です。『十四代』と同じで殆ど店舗には置かれずに、ネット販売では高額になっているにもかかわらず入手が困難です。酒屋さんも別の銘柄と抱き合わせ販売を行っており、10本購入でそのうちの1本が『花陽浴』というシステムもあるようです。

花陽浴 備前雄町純米吟醸無濾過生原酒』は酒造好適米「備前雄町」を使い利根川水系の井戸水により醸しています。酒色は濁っていて香りは華やかな果実香。口に含むとジューシーな味わいに、甘酸っぱさもあり旨味たっぷりのお酒でした。さすが『花陽浴』、私的には本日一番のお酒だと思いました。




喜多の華   いい感じの人々

さて今回のシメのお酒は、福島県喜多方市で創業大正8年の喜多の華酒造場が醸す喜多の華セブンスター無濾過生でした。創業当時のお酒は『星正宗』でしたが、戦後『喜多の華』で復活した復活蔵です。酒名は「喜び多く素晴らしい華があるように」と願って名付けられました。しかし、約10年位前には蔵を引き継ぐ後継者が無く廃業も考えたそうですが、三人ある娘のうち長女がお婿さんを貰い、蔵を継ぐことになりました。長女が杜氏で手造りにこだわり少量仕込みで勝負し、旦那さんが経営を頑張っています。

酒米は五百万石を使い、酵母はブレンドして使用。仕込み水の飯豊山系の伏流水は軟水で、今年は日本酒度-4、酸度1.8のお酒に仕上げました。

グラスに注ぐと優しい麹の香りが立ち上がります。口に含むと辛さもありますが甘さもあったと思います。スミマセン、結構酔ってしまい感想を述べる事ができません。


 こりゃ旨い!  華のある美女たち


皆様より花束  こんなにきれいな


 O様より写真額  還暦祝いの写真


K様より記念品  立派な酒器を






最後の全員集合

今回がファイナルという事で、事務局の私を皆様が労って下さり、①皆様より「花束贈呈」、②O様より「還暦祝いの写真贈呈」、③K様より「記念品(酒器)の贈呈」をして頂き、大変ありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。(開会直後に頂戴したため、当日の段取りでアップアップな事と、更に時間も大分押しており、そんなこんなが気になって大泣きの気分にはなりませんでした。涙を期待した方々には心より謝罪します。スミマセン)

店員さんからラストオーダーの声が掛かり、皆さん定番のシメのラーメンを頂きました。私も味噌ラーメン。そして中締めとなり、今回も皆様方から「すっごくいいお酒の会でした。いつかまた開催して下さい」とお声を掛けて頂き、頑張って準備した甲斐がありました。機会があればいつかまた日本酒クラブを開催できる日が来るかもしれません。その時まで皆さん肝臓を大切にして下さい。♪

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