今回も仕事で御世話になっている方と「酒と肴と男と女 海ぼうず」さんにお邪魔させて頂きました。コロナの第2波が関東関西で猛威を振るっていますが、本州の果て青森県は未だ安全な方なのか、居酒屋さんはたくさんの人で賑わっています。
夏限定の浴衣姿 裏書をどうぞ
乾杯はいつもの通りお客様がビールで、私が選んだのは日本酒『特別純米生酒 浴衣姿』でした。栃木県栃木市の田園地帯にある、創業が幕末文化8年(1811)の飯沼醸造が醸している夏限定酒です。地元での看板銘柄『杉並木』を全体の9割ほど醸造し、残りの1割が全国版で大人気の『姿』となります。
酒米は北海道産「吟風」を使い、酵母はまろやかな味わいと華やかな香りを生み出す協会1801号酵母で、男体山を水源とする大谷川の伏流水を蔵の井戸から汲み上げて仕込み、日本酒度+2、酸度1.8に仕上げました。
グラスに注ぐと香りは仄かに甘さを予感させ、乾杯の発声と共に口に含むと華やかにフルーティで、スッキリとした吞み口。キレも良く喉にジワっと酸味を残してキレました。大人気なのが分かる美味しさでした。
山間無濾過生 純米原酒龍蟠
七田夏純 天壽夏の隠し酒
その後は、新潟の『山間純米吟醸無濾過生原酒』、宮城の『特別純米綿屋〈黒〉』、秋田の『純米原酒龍蟠』、佐賀の『七田夏純』、秋田の『天壽特別純米夏の隠し酒』を頂戴し、活舌も滑らかに。
そして次のお酒を飲み放題エリアから探していたら、ラベルに大きく『月中天』とあるお酒を発見。このお酒は香川県琴平町で創業が寛政元年(1789)に酒造株を取得した西野家が醸すのですが、当時、頼山陽が琴平を訪ねた際に、当地が中国の古都金陵を思わせた事から蔵名を西野金陵としています。
月中天無濾過生 裏書をどうぞ
今回頂いた『 金陵「月中天」無濾過純米生原酒 』の酒米は香川県産「さぬきよいまい」ですが、香川の誇る「オオセト」と「山田錦」を交配させた酒米で、粒が大きく収量の多いお米です。酵母は協会701酵母で、華やかな香りが特徴の真澄酵母と同じですが醪で高泡を出さないように改良されています。金刀比羅の象頭山から湧き出る軟水の「昭和井戸」の仕込み水で、日本酒度-2、酸度2.2に仕上げました。
香りは仄かに酸の香り。口に含むと無濾過の旨味とジューシーな酸味が後を引きます。あまりの旨さにもう1杯お代わりをしてしまいました。
陸奥八仙 十四代荒走り
その後も『陸奥八仙V1116ワイン酵母仕込み』や『十四代本生荒走りおりがらみ』などいろんなお酒を頂戴し、ラストオーダーまでガンガン頂いたような気もしますが、家に帰ったら割と酔いが浅く、奥さんにも今日はあまり酔ってないねとお墨付きを頂きました。♪
\(。・_・。)ノ