2020年4月27日月曜日

家呑み『秀鳳 純米大吟醸山田穂原酒 』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

コロナウイルス感染防止でマスクを毎日着用しているため、息苦しさにも慣れてきたように感じます。著名な方々もお亡くなりになっており、誰彼選ばないウイルスの出現に驚愕し、治療薬や予防薬が早くできるのを待ち望んでいる毎日です。

さて、1月に私の誕生日があり、毎年義兄よりお酒を頂戴しているのですが、今年頂戴したお酒が素晴らしいチョイスの『秀鳳 純米大吟醸山田穂45原酒 』でした。このお酒は、美味しい純米酒を選ぶ「純米酒大賞2016」で、グランプリを獲得しています。部門は「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸」「純米大吟醸」の4つがあり、その中から更にグランプリを選ぶもので、最高栄誉といっても過言ではありません。因みにそれぞれの金賞受賞酒は、純米酒は『秀鳳純米酒つや姫』、特純が『出羽桜特別純米一耕』、吟醸は『東一純米吟醸山田錦』、そして大吟醸が『秀鳳 純米大吟醸山田穂45原酒 』となっています。ねっ、有名なお酒が入選している鑑評会でしょ。

肩ラベルに山田穂  裏書をどうぞ

酒色は仄かに琥珀

このお酒は山形県山形市にある創業明治二十三年の秀鳳酒造場で醸しており、酒米の「山田穂」は、「短稈渡船」との交配で、あの最強酒造好適米「山田錦」を作り出した際の母方の酒米です。それを45%になるまで削って心白の部分を使用し、酵母は香り高く酸の生成が少ない山形酵母で、蔵王連峰の伏流水を水源とする水道水を仕込み水に醸しています。日本酒度は何と-5、酸度は1.4のかなり甘口のお酒です。

開栓して利き猪口に注ぐと少しとろみを感じます。酒色はやや琥珀がかっており、香りは華やか。口に含むと甘味の濃い原酒で、舌にピリ感は無くジューシーですが、後味で微かに苦みを感じます。酸が食道を下方に伝わってゆくのが解るようでした。グランプリに選ばれたのも、且つ、直ぐに無くなってしまうのも解る美味しいお酒でしたよ。

私が日本酒を憶えたての頃には、日本酒度がマイナスだと甘いので美味しいお酒と思っていましたが、今は甘さと辛さ、酸味のそれぞれが調和したお酒が美味しいと思うようになりました。成長か後退かは不明ですが、嗜好なので人それぞれ、年齢と共に変化していくものだと思うようになっています。♪
(。・_・。)ノ