2020年4月20日月曜日

海ぼうずで『御慶事純米吟醸しぼりたて生酒』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

春らしい日和が続いております。庭や玄関先に早くきれいな花を咲かせたいと思っており、ホームセンターへ情報収集に訪れています。

さて先日‥といっても3月の頭に、お客様と懇親の機会を頂戴し、旨い日本酒が数多く揃い、且つお料理のおいしい「海ぼうず」さんへ自信満々でお誘いしました。

提灯がお出迎え  雨後の月で乾杯

待ち合わせ時間前に店に入り、緊張しながらお待ちしましたが、お客様はキッチリと約束の時間にお出でになりそのまま乾杯に傾れ込みです。お客様はビール、空気の読めない私は広島県の『雨後の月純米無濾過生原酒』で乾杯しました。

乾杯の後は「日本酒二千円呑み放題」でお願いし、早速、冷蔵庫から以前より気になっていた『御慶事純米吟醸しぼりたて生酒』をチョイス。茨城県古河市にある唯一の酒蔵の青木酒造は、幕末の天保二年(1831)の創業で主力銘柄は『御慶事』。大正天皇の御成婚に際し喜びを表す酒名として名付けられました。オートメーション化を避け、昔ながらの手作業による造りを続けており、IWC2016において純米吟醸の部でトロフィーを獲った実力のある酒蔵です。現在は八代目の女性杜氏が蔵と美味しさを引き継ぎ醸しています。


酒米は茨木県が長い時間をかけ開発した「ひたち錦」を使い、酵母も茨城県で開発したSYS酵母(協会10号系)。地下より汲み上げた水を仕込み水に日本酒度-3、酸度1.5のお酒に仕上げました。

香りは爽やかで吟醸香とフルーティさが入り混じります。口に含むとやはり甘味とフルーティ&ジューシーで、トロピカルな味わい。あとから追って酸味が少々で、喉に辛さが少し引っ掛かりましたが、バランスも良く旨さがハンパ無い今年の日本酒ランキングに顔を出しそうな味わいでした。


佐久の花   あさば一万石

美丈夫荒走り 播州一献七宝

貴 新酒   醸し人九平次

その後は岩手県の『タクシードライバー』で有名な喜久盛酒造の『純米酒北上夜曲』、神奈川県『残草蓬莱特別純米しぼり立て』、長野県の『佐久の花純米吟醸無濾過手詰め直汲み』、静岡県の『純米吟醸生あさば一万石』、高知県の『美丈夫純米吟醸純麗たまラベル荒ばしり生酒』、兵庫県の『播州一献七宝純米大吟醸北錦生』、山口県の『貴 新酒直汲み生特別純米』等々頂戴し、シメには愛知県で萬乗醸造が醸す『醸し人九平次うすにごり生酒黒田庄産山田錦』を二人で頂戴ました。因みに『醸し人九平次』は日本酒評価サイトのランキングでは常に上位にランク付けされ、フランスのミシュランガイド認定三ツ星レストランのワインリストにも載っている、日本が全世界に誇る日本酒です。

ネーミングにあるとおり兵庫県黒田庄産の「山田錦」を使い、仕込み水に至っては300年かけて湧いてくるという水を、長野からトラックに汲んできて醸しているこだわりの造りです。グラスに注いでもらうと薄く濁っており、目で見ても美味しさが伝わります。香りは華やかで口に含むと舌に微発泡感が即座に伝わり、フレッシュで上品な甘さと旨味を感じます。また、煌く酸味、甘さ、辛さがバランス良く、旨さは『御慶事』を振り切ったかも。

お客様との楽しい語らいは、『九平次』が無くなるとともにお開きとなり、再度の約束に足取りも軽く家路に着きました。♪

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