いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。
今年のお盆は長男夫婦が帰省し、賑やかな毎日でした。せっかくの機会なのでJR八戸線の東北エモーション(レストラン列車)に申し込み、長男夫婦は久慈駅まで車窓からの景色と食事を楽しんだようです。
東北エモーション 車窓からの風景
さて、会社の上司が気に掛けて下さり、時々居酒屋に誘って下さるので、いつも本当に有難いという想いでご相伴させて頂きます。「今回はおいしいお蕎麦と美味しいお酒でも」という事で「番丁庵」さんで待ち合わせでした。
八戸市民なら「お蕎麦=番丁庵」くらいのイメージだと思いますが、蕎麦前の肴もなかなかの味わいです。最初に頂いたお酒は『緑川 雪洞貯蔵「緑」生 』で、新潟県魚沼市で1884年に創業の緑川酒造が醸しています。この地は豪雪地ですが、その豪雪を逆手に取る「利雪」とし、年間を通して0℃を保つ雪の貯蔵庫で造った日本酒を保管しています。
酒米は「越淡麗」を使い、軟水である魚野川の伏流水を50mの井戸から汲み上げて使用し、低温発酵でまろやかさのある日本酒度+3.5、酸度1.5のお酒に仕上げました。利き猪口に注ぐと無色透明で、香りはうっすらと。口に含むと生酒特有の口当たりで、フルーティさもあります。酸はあくまで優しく、辛さもそれ程でもない淡麗な生酒という印象でした。
朝日山純米酒 益荒男は火入れ
福島の奥の松 福井の黒龍
続いて『久保田』で有名な朝日酒造の『朝日山純米酒』を頂いた後で、鹿野酒造の『益荒男純米吟醸生貯蔵酒』を頂戴しました。石川県加賀市で創業が幕末の1819年の鹿野酒造の主力銘柄は『常きげん』ですが、この『益荒男』も割と有名な銘柄です。酒米は最強酒造好適米の山田錦を使い、酵母は生成する酸が少なくきれいな味の仕上がりになる金沢酵母で、白山山系の伏流水を井戸から汲み上げ、能登杜氏の技で仕上げています。生貯なので出荷前に1回火入れしています。香りは仄かにフルーティ。口に含むと甘さと微かな酸味が混在しますが、やはりフルーティさが強い『常きげん』とは一線を画すお酒でした。
その後も『奥の松特別純米辛口』や『黒龍純米吟醸三十八号』を頂戴してお開きとなりました。
肴は新鮮なお刺身や焼き鳥等々で、最後は手打ち蕎麦で締めて頂き、お腹も心持ちも一杯になりました。今夜も楽しい時間を過ごさせて頂き、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。♪
\(。・_・。)ノ