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6月の末に東京へ遊びに行ってきました(日本酒パラダイス7月29日分)。帰りには決まって東京駅地下の長谷川酒店に立ち寄り、目新しいお酒を購入してくるのですが、今回ご紹介する『出雲富士 夏雲Natsumo特別純米本生原酒』も、心を動かされ購入したお酒です。
ビニルに包まれ 限定酒とあります
裏書をどうぞ 酒色は透明
島根県出雲市で出雲平野の中心にある富士酒造(合)は創業が昭和14年と若い蔵ですが、和釜蒸し・手造り麹・木槽搾りなど伝統的な造りを行っています。『夏雲』は所謂「夏酒」のジャンルですが、スッキリと端麗辛口で低アルコールが多い夏酒の中では、生原酒という違うベクトルのお酒になっています。
酒米の「佐香錦」は、島根県が1995年に改良八反流と、山田錦の流れをくむ金紋錦を交配させて作っており、香りが良く酸味の少ない熊本酵母を使って、仕込み水には軟水でもある斐伊川の伏流水を使っています。これで美味しいパーツが全て揃ったので、美味しくない訳がありません。
利き猪口に注ぐと透明な色合いで、香りは生酒なのにあまり感じません口に含むと先ずジューシーな甘さを感じ、舌にピリ感はありません。呑み込むと喉の上にジワジワと辛さがやってきて、呑み込んだ後は口の中に辛さを残してゆきました。総じて生酒の旨味を十分に持ったジューシーなお酒でした。
当ブログでは、未だ香川県や鳥取県、宮崎県などのお酒を紹介しておりません。早く全国制覇したいものだと、仮面ライダーで見た秘密結社ショッカーのように思っております。♪
\(。・_・。)ノ