2019年8月5日月曜日

熊本の至宝!『花の香桜花純米大吟醸』

 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

時々「ご迷惑でしょうが・・」と言いながら居酒屋に誘って下さる方がおり、大変有難く心より深く感謝しております。しかも、今回は君の推奨する居酒屋さんで‥との事から、当然ながら六日町の居酒屋「酒と肴と男と女 海ぼうず」をセッティングさせて頂きました。

今回の呑み放題はコレ  量り売りはコレ

(ほしいずみ)  星泉を注ぎ

乾杯に選んだお酒は、愛知県知多郡阿久比町で年間200石の小さな丸一酒造が醸す『星泉純米吟醸Prototype9』です。酒米は愛知県が平成27年に吟醸酒用に開発使用開始した夢吟香(ゆめぎんが)。酵母は香りが高く酸の少ない吟醸酒用の9号系自社酵母を使用し、日本酒度-1.5、酸度1.7のお酒です。開栓すると香りは上品な吟醸香で香量も多く立ち上ります。口に含むと先ずジューシーな甘さを感じ、喉の奥で仄かな酸味を感じますが、甘さ、酸味、仄かな辛さがお互いを高め合い旨味に変えています。プロトタイプとは試作モデルの意味ですが、美味しいこのお酒は本格的に発売となるのは明らかでしょう。

KID  KIDを注ぎ

和気藹々とした会話が続く中、選んだのが『紀土KID純米吟醸にごり酒生』で、和歌山県海南市にある創業が昭和3年の平和酒蔵株式会社が醸しています。元々は関西の大手酒造メーカーへの桶売り蔵でしたが、現在の社長になり自社ブランドにこだわった酒造りを試行錯誤し『紀土KID』を平成19年に立ち上げました。「紀州の風土」と「子供(KID)のように成長する」にというところから酒名は命名されています。

紀土KID純米吟醸にごり酒生』の酒米は五百万石、酵母は協会9号酵母(香りが良く吟醸酒向き)と協会1081酵母をブレンド、また高野山に降り注いだ雨が、地下に浸透した伏流水を仕込み水としており、日本酒度-1.0、酸度1.7のお酒に醸しました。

瓶を振ってからグラスに注いで頂きましたが、白濁のお酒で香りは想いとは違って華やか。口に含むと滑らかな口当たりとスッキリとした後味で、濁りの旨味がジューシーさを纏って口中に溢れました。

酔夏(すいか)  花の香桜花

その後、スイカラベルが日本酒と真逆のイメージ『東力士酔夏トロピカル純米おりがらみ生原酒』を頂き、シメに頂いたのは熊本県玉名郡和水町で明治三十五年創業の、花の香酒造が醸す『花の香桜花純米大吟醸』でした。この蔵は全量を山田錦の大吟醸として、昔ながらの撥ね木搾りで時間をかけて搾っており、2017年のKura Masterでは純米大吟醸部門でプラチナ賞を取っています。

グラスに注ぐと華やかでフルーティな香り。味わいは爽やかさ満点のフレッシュ&ジューシーで本当に米から造った?というレベルのお酒。同伴の方も「これは今まで呑んだ中で一番おいしい」との感想でした。これは【日本酒気に入りましたランキング】に顔を出しそうな味わいです。

美味しいお酒と肴を頂戴し只々感謝の私です。今夜も楽しい時間を過ごさせて頂き、本当にありがとうございました。是非またお誘いください。お待ち申し上げます。♪

(。・_・。)ノ