今年で7回目となる高善酒店主催の「心温まる銘酒の会」が8月31日に八戸まちなか広場「マチニワ」で開催されました。「酒門の会」を代表する酒蔵が多数参加され、八戸市内の日本酒通を虜にします。地元青森県からも『豊盃』や『陸奥八仙』『鳩正宗』等の酒蔵が出品しました。今回も当然、小幡建設日本酒クラブ会員を数名誘っての参加でしたが、知人でN電機0さんや、以前当会で御一緒させて頂いたMさんともお会いでき、私のテンションも上がりました。
福岡県 美田 秋田 ゆきの美人
静岡県 正雪 宮城 墨廼江
チケットと交換に小さなカップを頂戴した私は、早速、各ブースへ出発です。今の時期は「ひやおろし」や「秋上がり」系のお酒が多く、それに純米酒や大吟醸を加えたラインナップとなっているため、今回は「にごり酒」に狙いを絞って探索します。
駒井杜氏と 「ぼたん」の女将さんと
先ずは福岡県三井郡の株式会社みいの寿が醸す『美田山廃純米にごり山田錦』を頂きました。このお酒は打栓後、ガスが中に入ったまま火入れを行うためピリ感が残っていて、クリーミーで円やか、それでいて酸味が爽やかという優れものです。酒米は糸島産山田錦を使い、酵母は現代日本酒の礎を築いた協会7号酵母。別名は真澄酵母で、バランスの取れた味わいを醸す酵母として日本国中で一番多く使われています。日本酒度は-5、酸度2.7に醸しています。
香りは酸味よりも甘酒のような懐かしい香りがして、口に含むと甘くて旨味の強いスッキリとした吞み口のお酒でした。
石川 益荒男 岩手 あずまみね
福岡県 庭のうぐいす 正雪の担当者と
続く濁り酒の『鶯印のどぶろく』は山口酒造場が醸しており、以前にも紹介させて頂きましたが、創業が天保元年(1703年)の老舗酒蔵で、五代目の当主が庭を見ているときに、どこからともなく鶯が飛んできて、庭の湧水で喉を潤している姿から命名したとのこと。九州一の大河である筑後川の恵みによる井戸水を酒造りに使っています。酒米は福岡のブランド米「夢一献」で、草丈が90㎝と強風に強いお米です。酵母は幕末改築時から酒蔵に住み付いている自家酵母を使用し、日本酒度は驚きの-74!ギャー‼。酸度は4.0となっています。香りは仄かにフルーティで、口に含むと米の甘さが大挙して訪れ、酸味は甘さに隠れてしまい爽やかさを演出するアイテムに変わっています。にごり系は人気のお酒になっており、アッという間に瓶は空になったようです。
Oさんに会えました 着物美人と一緒に!
さて、にごり酒は醗酵中の醪を漉さずにそのまま瓶詰めしており、乳酸がたっぷりの甘酸っぱくも爽やかな飲み物で、体に入るとコラーゲンの生産量を上げる働きがあり美肌にも繋がります。美味しく呑んで美肌になるなんて、やっぱり日本酒サイコー!。♪
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