6月第3日曜日は「父の日」でした。「母の日」はメジャーなのですが「父の日」は割と忘れ去られがちのところ、子供たちから感謝の品を頂戴しました。長男夫婦より感謝の言葉が綴られた父の日カードと名入りペン、長女からはスリッパです。私も子供たちに感謝の気持ちを持って、どちらも有難く使わせてもらっています。
名入れペン スリッパ
さて、手持ちの日本酒が底を尽き、旭ヶ丘の「くるみや」さんで美味しいお酒を仕入れてきました。大型冷蔵庫がずらーっと並んでいるのを2往復して悩んだのですが、決勝は『陸奥八仙【赤】直汲み』と『富久長 純米吟醸山田錦 直汲淡くおりからみ本生』となり、結局、後者のお酒を購入しました。
淡くおりがらみ 裏書きに山田錦と
お酒ちょっと濁って 以前お会いした杜氏
このお酒は、瀬戸内海に面した広島県東広島市安芸津町の、明治元年創業の今田酒造本店が醸しており、杜氏は女性杜氏の今田美穂さんで、年間500石を仕込んでいます。
酒米は麹米・掛け米とも絶対王者の山田錦を使い、瀬戸内海沿岸の花崗岩層より湧出する軟水の地下水を、蔵の井戸より汲み上げ仕込んでいます。日本酒度+3、酸度1.5と丁度良いバランスのお酒です。
注いだコップからは、直汲み特有の生酒の香りが柔らかに立ち上がります。色合いは微かに濁っており、直汲みを証明する醪の粒々がぐい呑みに層になって漂います。口に含むと穏やかでジューシーさを感じましたが、呑み込むと咽喉の上がヒリヒリしました。山田錦の旨味が舌に纏わりついて、直汲みの威力を思い知りました。本当に美味しく、日本酒はチョット・・という方々に是非に味わって頂きたい日本酒です。
10年程前に、このお酒の旨さを理解した方が、自身の結婚披露宴のお酒にと『富久長』を「くるみや」さんから購入してテーブルに並べました。参加させて頂いた私たちはあまりの美味しさに、至福の時を過ごしたのを憶えています。失敗したなぁ、長男の結婚式に『陸奥八仙【赤】特別純米無濾過生』でも持ち込めば良かったかなぁ~、残念。♪
\(。・_・。)ノ