2018年6月4日月曜日

『一ノ蔵純米吟醸生酒ふゆみずたんぼ』はハイグレード


 
 いつも当ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

ウチの奥様の従姉妹が仙台市にお住まいなのですが、先日所用で八戸に御出でになった際、お土産にと頂戴したお酒が『一ノ蔵純米吟醸生酒ふゆみずたんぼ』でした。当ブログをご覧頂いているとの事で、私好みの素晴らしいチョイスに脱帽です。

このお酒を醸す一ノ蔵酒造は、宮城県大崎市で創業が昭和48年の酒蔵なのですが、実は、その年に松本酒造が桜井酒蔵、浅見商店、勝来酒造に合併を呼び掛け実現したもので、それぞれの蔵や銘柄を捨てて一つになる事から一ノ蔵と命名したようです。
 
日本名門酒会が開催する夏生酒選手権のプロ・一般消費者が選ぶ部門で、2016、2017年と連続総合優勝した「夏の一ノ蔵」の実績は目を見張るものがあります。

  夏の一の蔵   ふゆみずたんぼ?

  仄かに琥珀色

一ノ蔵純米吟醸生酒ふゆみずたんぼ』の「ふゆみずたんぼ」とは、収穫後の冬の田圃に水を張ってマガモの越冬場所として提供し、イトミミズや野鳥のフンなどにより稲作を有機栽培するという事を現しています。酒米は食用米の王者ササニシキを使い、酵母は華やかな香りの宮城酵母。仕込み水は奥羽山系の伏流水を水源とする地下湧水を使って醸しており、日本酒度±0酸度1.6に仕上げた夏用の生酒です。

利き猪口に注ぐと酒色は仄かに琥珀色で、香りはほんのりフルーティ。口に含むと真っ先に甘さを感じますが、咽喉の奥で辛さがカーっとやってきます。酸度1.6の酸味はそれほど感じません。食中酒とばかり思っていたのですが、お酒の旨味を味わえるハイグレードな呑口でした。

お土産のお酒は、普通酒を差し上げたり頂戴する事が多いのですが、このような『一ノ蔵純米吟醸生酒ふゆみずたんぼ』などを持ってきて頂けるとは、本当に只者ではありません。気が動転したため心よりお礼を申し上げたかどうか定かではなく、再会の機会を狙っています。♪

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